国内移住するならどこがいい?助成金のある移住者に優しい自治体【北九州編】

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Oct 7th, 2017

長崎県平戸市は引っ越せば20万円!?移住者に優しい自治体【国内移住:北九州編】

九州の港町

次はいよいよ九州と沖縄。エリアが広く、県の数も多いため、北九州と南九州&沖縄の2回に分けて紹介します。

最初は北九州の福岡、佐賀、長崎。さらに大分も北九州という形で、移住者受け入れに積極的になっている自治体をピックアップしました。

移住するだけで、住宅を購入しなくても補助金が受けられる自治体

長崎県平戸市は引っ越せば20万円!?移住者に優しい自治体【国内移住:北九州編】

長崎県の平戸

移住をするだけで、住宅購入をしなくても補助金が得られる自治体が北九州にもあります。金額的にまとまった自治体をピックアップしてみましょう。

・大分県臼杵(うすき)市・・・5年間市外に暮らしていて、今後5年以上定住すると約束できる移住者に対して奨励金を10万円、引っ越し費用の補助(最大20万円)、仲介手数料の補助(5万円以内)

・長崎県平戸市・・・定住を目的とした市外からの移住者に対して引っ越し費用または交通費(最大20万円)

・長崎県小値賀町・・・18歳以上40歳までのUIターン転入者で町内に定住する場合、若者定住奨励金(5万円)

大分県の臼杵は、日豊海岸国定公園の一部で、佐賀関半島の根元にある港町ですね。豊予海峡を挟んで対岸には、愛媛の佐多岬半島が延びている場所。

長崎県の平戸市は平戸島の町、小値賀町は佐世保からなんと船で3時間もかかる離島で、西海国立公園に属する美しい島ですね。島暮らしをしたい人には最適な移住先かも。

長崎県平戸市は引っ越せば20万円!?移住者に優しい自治体【国内移住:北九州編】

長崎県島原市

他にも移住者に対して家賃補助など、サポートを行っている自治体はたくさん。2016年度の情報ですが以下にまとめてみました。移住先はかなり選択肢があると分かります。

福岡県:北九州市、筑後市、大川市、中間市、小郡市、みやま市、岡垣町、小竹町、添田町

長崎県:島原市、平戸市、波佐見町、小値賀町

佐賀県:佐賀県、鹿島市、神埼市

大分県:大分市、中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、豊後高田市、杵築市、日出町

住宅購入時に、まとまった金銭サポートがある自治体

長崎県平戸市は引っ越せば20万円!?移住者に優しい自治体【国内移住:北九州編】

長崎県の五島列島

一方で賃貸への移住ではなく、住宅を購入する移住者に対して、まとまった形で金銭的なサポートをしてくれる自治体と言えば、どこになるのでしょうか。目立った場所をピックアップしてみます。

・大分県佐伯市・・・定住を約束できる市外からの転入者が、住宅建設・購入した場合(最大100万円、加算あり)、同条件の転入者が、空き家バンク登録の物件に移住した場合の改修費(最大100万円、空き家は家財処分費最大10万円もあり)、さらに同条件の転入者に共通して引っ越し費用(最大20万円)

・大分県臼杵市・・・5年以上市外に暮らしていて、今後5年以上定住すると約束できる移住者が家を建てる、あるいは新築・中古物件を購入する場合(最大100万円)、空き家バンク登録の空き家を購入し、改修する場合(最大100万円)、空き家バンクを活用して購入した際の仲介手数料補助(最大5万円)、空き家バンク登録の空き家の家財処分費用(最大5万円)

・長崎県新上五島町・・・補助金交付時に40歳以下で、入居後10年間は定住を約束できる人に対して、家を新築する場合(最大150万円)、建売の購入の場合(最大100万円)、建て替えの場合(最大150万円)、さらに中学生以下の子育てをする場合(1人25万円加算)、町の分譲地を購入した場合(最大50万円加算)

大分県の佐伯市は日豊海岸国定公園の一部で、佐伯湾に面した美しい港町。先ほど述べた臼杵の南にあります。長崎県の新上五島町は五島列島の一部で、離島ですね。西海国立公園内にあります。

例えば新上五島町は町の分譲地を購入し、その土地に新築を建て、子ども数人を引き連れて移住すると各種の助成を重複して受けられます。限度額は250万円までと決まっていますが、かなりの額ですよね。

長崎県平戸市は引っ越せば20万円!?移住者に優しい自治体【国内移住:北九州編】

佐賀県唐津市

もちろん他にも住宅の取得をサポートしてくれる自治体はたくさん。以下には2016年度の情報ですが、一覧にしてみました。

福岡県:直方市、飯塚市、田川市、柳川市、八女市、筑後市、大川市、中間市、小郡市、朝倉市、那珂川町、芦屋町、岡垣町、鞍手町、広川町、香春町、添田町、みやこ町、吉富町

長崎県:島原市、平戸市、五島市、西海市、雲仙市、南島原市、波佐見町、新上五島町

佐賀県:唐津市、多久市、武雄市、鹿島市、小城市、嬉野市、神埼市

大分県:大分市、別府市、中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、豊後高田市、杵築市、由布市、日出町

 

以上、北九州で移住者の受け入れ体制を整える自治体を紹介しましたが、いかがでしたか? 移住先としても人気の北九州。気になる自治体があれば、さらに詳しく調べてみてくださいね。

注:助成金、補助金に関しては、各種条件や変更がある場合がございますので、くわしくは自治体のWebサイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。

長崎県平戸市は引っ越せば20万円!?移住者に優しい自治体【国内移住:北九州編】

大分県別府市

明日は「移住者に優しい自治体【南九州・沖縄編】」をお届けいたします!

[2016年度版 知らないと損する全国自治体支援制度 -一般社団法人移住・交流推進機構]
[移住支援トップページ – 臼杵市]
[移住定住環境整備事業補助金のご案内(住宅取得・改修、引越費用など) – 平戸市]
[島で暮らす – 小値賀町]
[佐伯市UJIターン支援サイト – 佐伯市]
[「住む」 – 杵築市]
[若者の住宅取得(新築・購入・建替え)を応援します!! – 新上五島町]
[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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