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【連載】ベストシーズンを迎える海外の旅先 <5月編 マルタ>

Posted by: 春奈
掲載日: May 13th, 2019.

ベストシーズンの旅先連載、5月におすすめの旅先は、地中海に浮かぶ島国マルタ。世界遺産の首都ヴァレッタをはじめ、絶景の宝庫であり、治安も良いマルタは、現在注目度上昇中の旅先。気候が温暖なので、少し早めの夏休みにもぴったりです。

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この連載では、1ヵ月ごとに、その月にベストシーズンを迎えるおすすめの海外の旅先を紹介していきます。第5回目となる5月におすすめの旅先は、地中海に浮かぶ島国マルタ。世界遺産の首都ヴァレッタをはじめ、絶景の宝庫であり、治安も良いマルタは、現在注目度上昇中の旅先。気候が温暖なので、少し早めの夏休みにもぴったりです。


地中海の楽園マルタ

マルタ共和国は、イタリアの南、地中海に浮かぶ小さな島国。おもにマルタ島、ゴゾ島、コミノ島の3つの島から成り、最大のマルタ島は、ロドス島を追われた聖ヨハネ騎士団が拠点を置いたことでも知られています。

世界有数の透明度を誇る紺碧の海に囲まれた島々は、まさに地中海の楽園。いつまでも忘れられない魅惑の風景と悠久の歴史があなたを待っています。

世界遺産の首都ヴァレッタ

マルタ共和国の首都が、マルタ本島東部の沿岸に位置するヴァレッタ。オスマン帝国に勝利した聖ヨハネ騎士団が整備した都市で、旧市街全体が世界遺産に登録されています。

堅固な城壁と堡塁に囲まれたその姿は、要塞島さながら。海上からヴァレッタの街並みを眺めれば、「21世紀の現代に、こんな場所が残っているとは!」と感激することでしょう。

聖ヨハネ大聖堂や騎士団長の宮殿をはじめ、騎士団の栄華を物語る建造物が点在する街並みは、まさに天井のない博物館。細い坂道にハチミツ色の建物がぎっしりと並ぶ風景を目にすれば、どこか別世界に迷い込んでしまったかのような錯覚にとらわれます。

マルタ独特のカラフルな張り出し窓が並ぶ光景は、ヨーロッパ的でありながら、どこかアフリカ的。ヨーロッパとアフリカのはざまというロケーションを象徴する、エキゾチックな雰囲気が魅力です。

古都イムディーナ

マルタ島には、ヴァレッタ以外にも大小の美しい街が存在します。そのひとつが、ヴァレッタよりも先に首都が置かれていた古都イムディーナ。マルタ本島の中央部の小高い丘にたたずむ街で、アラビア語で「城壁の街」を意味します。

その名の通り、空堀と城壁に囲まれた要塞都市で、かつては24もの貴族の館が建ち並んでいました。そんなイムディーナも、今では別名「静寂の街」。マルタストーンの建物に囲まれた狭い路地を歩けば、時が止まったかのような静けさに包まれ、タイムスリップしたような気分にさせられます。

詳しくは『中世の街並みが残る、マルタの古都「イムディーナ」がすごかった』もあわせてどうぞ。

フォトジェニックな漁村マルサシュロック

マルタで最もフォトジェニックな漁村が、マルタ本島東南部の沿岸に位置する漁村マルサシュロック。マルタ本島最大の漁村でもあり、港には青を基調として、黄、赤、緑などに塗られた極彩色の漁船が停泊しています。これらの船は「ルッツ」と呼ばれ、悪天候や不漁から漁師を守る一対の目が描かれているのが特徴。

海上から眺める、マルサシュロックの街並みと無数のルッツが織り成す風景は、おとぎ話のワンシーンのよう。毎週日曜日には大きな魚市場が開かれ、不定期でハチミツやリネン類など、マルタ土産の露天も出現します。シーフード好きなら、港沿いのレストランで、新鮮な海鮮料理を楽しむのも忘れずに。

世界遺産の巨石文明遺跡群

東京23区の半分程度という小さな国ながら、マルタには世界に誇る先史時代の遺跡があります。マルタ本島やゴゾ島には30以上の巨石神殿が残っており、タルシーン神殿、ハジャーイム神殿などは「巨石文化時代の神殿群」として世界遺産に登録されています。

最も古いとされるゴゾ島のジュガンティーヤ神殿にいたっては、紀元前3600年頃の建造といわれ、かのエジプトのピラミッドよりも古い世界最古の石造建造物なのです。

マルタ各地に散らばる巨石神殿のなかでも、ヴァレッタから近いタルシーン神殿は、アクセスしやすい遺跡。1910年代まで地中に埋もれていたため保存状態も良く、神秘的な光景が歴史ロマンを掻き立てます。

現地ルポ『世界最古の巨石神殿も!マルタの田舎を堪能できるゴゾ島』もぜひチェックしてくださいね。

船が浮いて見えると話題のブルーラグーン

近年SNSなどで話題になっているマルタの絶景スポットが、コミノ島のブルーラグーンです。マルタの主要3島のなかで最も小さいコミノ島は、3平方キロメートルにも満たない無人に近い島。手つかずの自然がそのまま残っているコミノ島周辺の海は、マルタでも特に透明度が高いのです。

乾燥した荒々しい大地と、どこまでも透き通ったエメラルドブルーの海が織り成す風景は、文句なしの絶景。

陸地からでも魚が泳いでいるのがはっきりと見えるほどで、あまりにも透明度が高いために、目の錯覚でボートが宙に浮いているように見えるといわれます。写真ではわかりにくいですが、実際に訪れてみると、本当にボートがふっと浮かんだように見えました。気になる方は、ぜひその目で確かめてみてください。

マルタ旅行のベストシーズン

夏はからっとしていて、たっぷりの日差しが降り注ぐ、地中海性気候のマルタのベストシーズンは、5月~10月上旬ごろ。冬も東京よりは温暖ですが、10~3月は雨季のため、観光に最適とはいえません。

日本ではさほどメジャーとはいえないマルタですが、ヨーロッパでは大人気のサマーリゾート。特に7~8月は最も混雑するので、5月~6月上旬あるいは9月下旬など、ピークシーズンを避けられれば理想的です。

マルタの周り方

マルタには、ほかにも青の洞窟やゴゾ島など、さまざまな見どころがあります。小さな国ではありますが、公共交通機関はローカルバスしかないため、点在する見どころを周るのは思いのほか時間がかかります。

マルタ各地を周遊するなら、レンタカーがベスト。それが難しければ、郊外では「Hop On Hop Off Bus」などの乗り降り自由の観光バスを利用すると、効率良く観光できます。

ゴゾ島やコミノ島を短時間で周るなら、ヴァレッタ対岸のスリーマから出る日帰りツアーの利用もおすすめ。5日以上滞在できるなら、マルタ本島だけでなく、ゴゾ島に宿泊するのもいいでしょう。

地中海の美しい自然に、悠久の歴史、騎士団の栄光の遺産に魅せられるマルタ。この国には、見ているだけでエネルギーが高まるような、色彩に富んだ風景がたっぷりと詰まっています。

マルタの以下の現地ルポも要チェックですよ!
『【地中海の絶景孤島】マルタ共和国ってどんなとこ?』
『人気急上昇中の旅行先!マルタに行く前に知っておきたいこと11選』
『意外な料理も登場!ぜひ味わいたい、マルタのおすすめ料理6選』
『マルタ留学、1週間の超短期留学で感じたメリットとデメリット』

[All Photos by shutterstock.com]

春奈

Haruna ライター
和歌山出身。東京での会社員時代に、旅先でドイツ人夫と出会う。5か月間のアジア横断旅行の後ドイツに移住し、ライターに転身。約2年半のドイツ生活を経て、現在は日本在住。「歴史地区」や「旧市街」と名の付く場所に目がなく、古い町を歩き尽くすのが大好き。世界のリアルな「ワクワク」を多くの人に伝えたい。


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