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富山の“ソウルフード”が復活!?地元民に親しまれた「巨大ソフトクリーム」が複数の道の駅に突如出現!

Posted by: 坂本正敬
掲載日: Sep 9th, 2021.

富山の人に学生時代の思い出の味を聞くと、ソフトクリームを挙げる人が時折います。しかも、ただのソフトクリームではなく、お化けみたいに巨大なソフトクリームです。そのビッグなソフトクリームが、この夏あらためて富山で話題になりました。そんな富山のソフトクリームについて語ります。

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ソフトクリームのイメージ


欲張りな人でも到底食べきれない巨大ソフトクリーム

この夏、富山県にある複数の道の駅で、巨大なソフトクリームを売り出す動きが目立ちました。

道の駅・万葉の里 高岡(富山県)で2021年7月に販売開始された『観音10段ソフトクリーム』だとか、同じ7月に取り扱いが始まった道の駅・いなみ木彫りの里創遊館(富山県)の『風神10段ソフトクリーム』だとか。

いずれも共通点は「10段」と自称するその巨大さです。欲張りな人でもひとりでは到底食べきれない大きさなので、上下からコーンで挟み真ん中を割りばしなどでカットして、誰かとシェアして食べるスタイルが一般的です。

濃厚すぎる味では量があるため食べられません。そのせいかあっさりとした味わいで、しかも200円(税込)という異常な安さが特長です。

ソフトは高く、値は低く

コーンを2つもらえるので上下で挟んで2つにカットする

筆者は富山に暮らしています。しかし生まれが富山ではないため、この10段ソフトクリームのムーブメントを新しい流行だと勘違いしていました。高岡の道の駅が2021年に「発明」して、井波の道の駅が追従し、にわかに盛り上がりを見せたのかと思っていたのです。

しかし、富山生まれの人たちと井波の道の駅でソフトクリームを試食していると、世代の異なる2人(20代後半と60代前半)が同じ富山県第2の都市である高岡で、10段ソフトクリームを食べていた学生時代の思い出を語り始めました。

10段ソフトクリームは、ぽっと出の話題性を重視した食べ物ではなく、まちの商店で販売されていた昔ながらのスイーツみたいなのです。富山では。

調べてみると、朝日新聞の記事に記載がありました。JR氷見線・越中中川駅(高岡市)の近くにかつて「ショップまじま」というお店があり、同店の看板商品として10段ソフトクリームが販売されていたようです。しかも値段は150円。「ソフトは高く 値は低く」と書かれた有名人の色紙も、店内には飾られていたとSNSの投稿にもありました。

朝日新聞の記事によると、40年以上にわたって愛されてきたものの、店主の高齢化に伴い2018年12月に閉店した経緯があるとのことです。

その伝説スイーツの、いわばリバイバルとして道の駅から10段ソフトクリームがこの夏に出たのですね。

アイスクリーム・シャーベットを消費する県民性

『ショップまじま』の閉店時期にさかのぼると、TwitterなどのSNSには閉店を惜しむ投稿がかなり見つかります。10段ソフトクリームはその意味で、富山の「ソウルフード」のひとつと呼べるのではないでしょうか。

そもそも富山県は、お隣の石川県と並んで、全国でもアイスクリーム・シャーベットを多く消費する県民性があると知られています。TABIZINEの過去記事でも紹介しました。

最近放送されたテレビ番組『マツコの知らない世界』(TBS系)でも富山の『深層水塩ソフト』が流行しそうだと紹介されていました。富山県黒部市にある横山冷菓が製造するご当地アイスで、富山湾の水深の深い部分の海水を原料とした商品です。着色料にクチナシを使っているためか、少し青みがかかったソフトクリームで、「ソフト」というよりもさらっと崩れるドライな食感があります。

食べると、ミネラル豊富な塩味が確かに感じられます。しかし食べ続けると塩味に舌が慣れてくるため、砂糖と水あめ、脂質の甘みが次第に強く感じられる商品です。さすがにお店で食べるソフトクリームとは違って、袋に入った商品なので、コーンの部分はしなしなになっています。「絶対に全国で流行するおいしさ」とも筆者は断言できないものの、地方色が出たご当地ソフトクリームとしては特徴がわかりやすくユニークだと思います。

富山駅前の『とやマルシェ』やスーパーマーケットなどでも『深層水塩ソフト』は買えます。新型コロナウイルス感染症の影響が収まって再び自由に旅ができる時代に戻ったら、10段ソフトクリームやこの手のご当地ソフトクリームを食べ歩く旅の形も楽しそうですね。

ソフトクリーム好きはぜひ富山を訪れてみてください。

[参考]
「10段ソフト」が復活 観音像イメージ 富山 – 朝日新聞

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。


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