
自然に恵まれた松江はおいしいものいろいろ
今回、産地直送の味を自宅に届けてもらえるWEBサイト「旅する久世福e商店」でお取り寄せしたグルメは、島根県の県庁所在地である松江市発の「THE!猛者海老 なまトロどんぶりセット(冷凍)」です。「猛者(もさ)」という文字からするとかなりいかついイメージですが、どんなふうに届くのか、そしてどんなふうに食べるのか。その前にまず、松江の見どころをちょっと見てみましょう。

上の写真は国宝「松江城」。古くからの城下町で歴史のある街並みです。伝統のおいしいものも多く、また日本海の海の幸にも恵まれています。
- 海水と淡水が交わる宍道湖(しんじこ)の「しじみ」
- そばの実をそのまま使った引きぐるみのそば粉の「出雲そば」
- 京都、金沢と並ぶ日本三大菓子・茶処として茶の湯の「お茶と和菓子」
- 小さなせいろにすし飯を入れて具をのせて蒸した「蒸し寿司」
- 具材が大きくセリや春菊などの葉物も入った「松江おでん」
- おいしい酒米、清水、古くから歴史ある酒づくりに裏付けられた「日本酒」
- 松葉ガニやいわがき、ノドグロなどの「海産物」
などなど、自然と歴史と文化がはぐくんだおいしいものが多いんですね。
「猛者海老」っていったいどんなえび?

©SOL JAPAN
「猛者」のイメージといえば、例えば武士のように勇敢で気力がある人ですが、「猛者海老」は体長13cm前後、重さ20gほどのおいしそうな海老です。足や頭にとげがあり、攻撃的にも見えるからだともいわれているようです。
この猛者海老、実は山陰地方特産の「幻の海老」なんです。何しろ鮮度をキープするのが難しく、ほかの地域までに出回ることがなかったそうです。でも特殊冷凍する「プロトン凍結」という技術が開発され、鮮度抜群のまま、お取り寄せできるようになりました。解凍してもぷりぷり、甘みは一層増えるそうなので、海老好きにはたまらない技術です。

こちらがプロトン凍結のまま届いた「THE!猛者海老 なまトロどんぶりセット(冷凍)」(5,800円 税・送料込)です。

「猛者海老むき身100gパック」と「ドンブリ用ゴマだれ」がそれぞれ4つずつに、猛者海老をじっくり焼き上げて粉末状にして、ヒマラヤ岩塩に合わせた「猛者海老塩」10gが1袋入っていました。

それを、こんなふうに食べます! かなりおいしそうなんですが、準備するのはとっても簡単でした。
冷水解凍して、たれをかけたご飯にトッピング!
まずは、流水で猛者海老のむき身のパックのまま解凍します。

表面が柔らかくなる程度ということなので、さほど時間はかかりませんでした。そして、どんぶりに盛ったご飯に、ドンブリ用ゴマダレの3分の1をかけます。

その上に解凍した猛者海老を並べます。この写真で100gですが、かなり贅沢な量ですよね。

ねぎ、ゴマ、のりなどを用意してトッピング。この上からたれをかけて、猛者海老塩を振ります。

さらにお好みで、もっとリッチに海老の旨味を感じられるのがユッケ風の卵黄です。

猛者海老塩をもうちょっと振って、旨味もプラスします。

濃厚な猛者海老の旨味をしじみの味噌汁といただきます!

濃厚な猛者海老の旨味と甘さ。それがごまだれの香ばしさで際立ちます。しじみの味噌汁も作って、筆者が好きならっきょう漬けも一緒です。

たまごの黄身を合わせれば、さらに濃厚な口当たりになって、これがまたご飯と一体になっておいしさの完成度が極まります。

こんなふうに、ざっくりと混ぜ合わせて、はしがどんどん進みますが、ここは3分の1くらい残してお茶漬けにしましょう。

お湯またはお茶をかければ、旨味が広がって、海老の風味たっぷりのお茶漬けになります。これは忘れずにいただきたいですね。
[All photos by Atsushi Ishiguro unless otherwise attributed.]

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。
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