いまや全国となっている長崎発祥の「皿うどん」
今回、産地直送の味を自宅に届けてもらえるWEBサイト「旅する久世福e商店」でお取り寄せしたグルメは、長崎「みろくや」の「レンジで皿うどん1人前 袋入」(830円・税込)です。
皿うどんは長崎ちゃんぽんと並んで長崎の県民食のひとつ。ぱりぱりっと揚がった麺に、とろっとろの中華の具がかけられて、食感も楽しくおいしい麺料理です。長崎発祥の料理とはいえ、いまや日本各地に食べられるお店があるほどメジャーになっている皿うどん。それを本場・長崎から取り寄せていただきます!
世界的な観光地の長崎!
長崎といえば、世界中にその名を知られた観光地。アジア諸国との海上交易の要衝であり、古くから本当に多くの出来事が歴史に刻まれてきた土地です。そんな「長崎の見どころ」をチェックしてみましょう。
鎖国中でもオランダからの文化が入ってきた「出島」
世界遺産に登録されている「軍艦島」
平和への願いを込めてつくられた「平和祈念像」
国の重要文化財に指定されている現存最古のアーチ型石橋「眼鏡橋」
長崎でおすすめの過ごし方のひとつが散策。歴史的な史跡や建物を訪ねながら、街のあちこちにあるかわいらしいカフェに立ち寄って、コーヒーと甘いものもで休憩するのもいいかもしれません。
とはいえ、おなかがすいたら、長崎では皿うどんもはずせません!
長崎なら皿うどん!中華なの?
皿うどんは、長崎ちゃんぽんを考案した中華料理店が、出前をするときにスープがこぼれてしまうを嫌って、代わりに作り始めたという説もあるそうです。
中華料理風の見た目ではありますが、「中華的な技法と長崎の食材から生まれた長崎中華」ということで、れっきとした長崎のご当地グルメなんです。そもそも中華料理には中華麺を揚げるという調理法はなく、あんにした具を麺にのせるということもないそうです。
そして、長崎の皆さんは皿うどんにウスターソースをかけるのが普通のことなのだとか。関東などほかの地域では酢とからしを使う人が多いともいわれていますが、今回は、せっかくなのでどちらも試してみようと思います。
鮮やかなパッケージで冷凍皿うどん到着!
今回、冷凍宅配便で届いた皿うどん。中華料理を思わせる真っ赤なパッケージにおいしそうな皿うどんの写真が。調理時間はレンジで5分。たった5分で長崎の本格的な皿うどんを楽しめるというわけです。
長崎の方言「おもやい」という言葉は、船と船をつなぎ合わせたり、船を岸壁につなぎ止めるという語源から来ているといわれ、これが転じて、「一緒に使う」「共有する」「シェアする」という意味で使われてきたのだとか。
もともと長崎の皿うどんは、お盆や正月など人が集まると大皿に盛られ、分け合い(おもやい)ながら食べるのが定番だそう。おいしいものを人と分かち合いたい、そんな長崎の「おもやい」の心で生まれた、「レンジで皿うどん」なのです。
作ってみます!といってもレンジで5分
パッケージの中には揚げ麺と具が入っていました。揚げ麺はあっという間に常温に。具のほうはパッケージの写真にいろいろ写っているので、期待が膨らみます。
具のほうを電子レンジで温めます。ただただレンジで加熱するだけなので、手軽で失敗の心配もいりません。
麺のほうは軽くほぐして皿の上に広げておきます。最初は四角い形ですが、少し割るようにして、丸くしました。
そして5分。温まった具を麺の上にかけます。熱いのでやけどに注意ですが、まったくもって簡単です。
ご覧ください、この具だくさんな姿を。キャベツや豚肉、タマネギ、エビ、イカ、シイタケ、キクラゲがあんに絡まって麺の上にのりました。パリパリとした麺ととろとろのあんのコントラストがいいんです。それぞれの具の旨味が一緒になって口の中に広がります。少し時間がたつと、パリパリだった麺はしっとりとしてきて、これがまた、あんが染みやすくなっておいしいのです。
ソースや酢で味変も!
皿うどんは具も食感も多彩で飽きることがありませんが、それでも味変をしてさらに違ったおいしさを探求してみます。長崎のご当地「ウスターソース」か、それとも関東で定番の「酢とからし」か。
ちなみに、長崎では皿うどん用のウスターソースが売られているようで、今回お取り寄せしたみろくやでも「皿うどんソース」を製造・販売しています。
今回は自宅にあった英国ウスターシャー地方の「リーペリン ウスターソース」でいただいてみます。かけて食べてみると、これがなかなか。スパイシーさと野菜の甘さが加わって、ちょっと洋風な雰囲気に。国際都市・長崎ということで、アジアの皿うどんがヨーロッパのソースに出会ったという感じ。それに、ちょっとB級感が加わっていい味変になりました。
酢のほうは一般的な米酢で、からしもつけていただきます。こちらは超定番の中華料理の取り合わせですから、おいしくないわけがありません。酢のおかげでさっぱりとした味になって、からしの刺激がツンとくる。こちらもいい味変でした。
結果的に、そのままでもとってもおいしいし、ソースでも酢でもよく合っておいしいということがわかりました。皆さんも両方試してみると楽しいはずですよ。
ほかにも「旅する久世福e商店」で扱っているみろくやの商品には、「レンジでちゃんぽん」はもちろん、パリパリ揚げ麺とライスパフをチョコレートでコーティングした「皿うどんチョコレート」、正統派スイーツの「N-TROIS(エヌ・トロワ)長崎フィナンシェ」などもあるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
[All photos by Atsushi Ishiguro]
Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。
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