美しく個性あふれる「boB」のカヌレ
1990年代後半に一度ブームを迎えたフランスの伝統菓子・カヌレ。ここ最近、街中のスイーツ店をはじめ、コンビニなどでも買えるようになり、人気スイーツとして、すっかりその地位を確立しています。この再ブームに、「新しい」と感じる人がいると同時に、「懐かしい」と感じる人もいることでしょう。
今回紹介する「boB(ボブ)」は、2021年4月、東京・原宿に本店を構えた新しいお店で、お邪魔した「グランスタ東京店」はその2号店です。草花に囲まれた店内は、まるで高原に来たかのような癒やしの空間。スイーツ店が並ぶ一角に、ひときわナチュラルな雰囲気が漂い、なんだか気になる存在感を醸しています。
ショーケースに並んだカヌレも、とても美しく個性的。プレーンのほかにも、桃とアールグレイ、ほうじ茶、抹茶など、旬のフルーツや食材を使用し、なんと常時8種類以上を用意しているのだとか。
半熟カヌレ 桃とアールグレイ:410円(税込)
半熟カヌレ ほうじ茶:390円(税込)
半熟カヌレ 抹茶:390円(税込)
1個ずつはもちろん、全種類が入ったセット商品もあるので、手土産にもぴったりです。眺めていると、「どんな味なのか全部確かめたい!」そんな衝動にもかられますよね。
ティーフレーバー4個セット:1,600円(税込)
8種のフレーバーセット:3,120円(税込)
その中で特に注目すべきは「半熟カヌレ」の文字。そうなんです。「boB」で味わえるのは、「半熟」という、従来のカヌレとはまた少し違った進化版。
銀座イタリアンレストラン「AURUM+truffle(オーラムプラストリュフ)」で生まれ、半熟感を出すために、時間と手間暇をかけながら、ひとつひとつ丁寧に手作りしているのだとか。
東京駅限定・数量限定の「焼きたて半熟カヌレ」
ラインナップの中には、「焼きたて半熟カヌレ」という東京駅でしか手に入れられない限定品も! ということで今回のお持ち帰り商品は、こちらに決定です。
お持ち帰りした「焼きたて半熟カヌレ」は、紙袋に入っています。余計な包装もなくシンプルかつコンパクト。形も崩れにくく、持ち運びも楽々なので、新幹線での旅のお供にもかなりおすすめです。
表面はカチカチで、かなりかため。袋から取り出すと、ふんわりラム酒の香りが漂います。ちょこんとした見た目でかわいらしさ全開ですが、測ってみると直径約4cm、高さ約3.5cmと、意外に大きめ。食べ応えがありながらも、飽きがこない理想的なサイズ感です。
まずは一口……と食べてみると、食感にびっくり! ガリッという表現がぴったりなほど表面の食感はカリカリ。その後、香ばしいほろ苦さが重なります。
中は、まさに半熟! プリンやカスタードのようなねっとりとした食感とともに、やさしい甘さやバターの風味が広がり、ラム酒の香りが全体を包み込みます。
さまざまな風味や食感が複雑に絡み合いますが、すべてのバランスが絶妙で、食べれば食べるほど、そのおいしさのとりこに。カリッ、ねっとりという食感の対比、甘さやほろ苦さといった風味の重なり、うっとりするような芳醇な香り……。一口ずつ、じっくりと味わいたくなる大人のためのスイーツでした。
こちらは販売数も限定なので、確実に購入するためには午前中にお店に行くことをおすすめします。
価格:350円(税込)
狙い目の時間帯:午前中
お店の場所は新しくなった「グランスタ東京 京葉ストリートエリア」
「boB」は、JR東京駅八重洲南口1階、京葉線につながる通路沿いの「グランスタ東京 京葉ストリートエリア」内にあります(上地図の青丸)。
実はこの京葉ストリートエリアは、2022年4月21日にオープンしたばかり。“WANDER TRACK”をコンセプトに、「ちょっといいもの、おいしいものを買って帰ろう」と、寄り道したくなるお店が集まっています。
プレーンはもちろん、「スパイスとオレンジ」や、「ラズベリーとカカオ」といった、ちょっぴり変わったフレーバーもあり、ラインナップも心をくすぐる「boB」のカヌレ。「おいしいものを食べたい、知っておきたい」という大人のわがままに、ぴったりと寄り添ってくれるようなお店でした。
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内1F 京葉ストリートエリア
電話:03-6259-1155
営業時間:8:00~22:00
※営業時間は変更になる場合があります。
公式サイト:https://anlg.jp/aurum/bob/
[All Photos by koume]