【世界の立入禁止スポットvol.4】米政府が存在すら認めていなかった軍事施設〜アメリカ・エリア51〜

Posted by: あやみ

掲載日: Oct 30th, 2022

UFOやオカルト好きなら一度は興味を持ったことがあるであろうアメリカ・ネバダ州にあるエリア51。実は2013年まで米政府はこの軍事施設の存在を認めていませんでした。今回は、そんな世界的に有名な立入禁止スポット「エリア51」の秘密に迫ります。なぜ米政府から「存在しないもの」とされてきたのでしょうか?

Area51


 

「エリア51」が有名になった理由は?

UFOのイメージ
※画像はイメージです。

ネバダ州の高地砂漠地帯に位置する「エリア51」は、米国の空軍が管轄する軍事施設です。この施設で一番有名なのは「ロズウェル事件」ではないでしょうか。

1974年にニューメキシコ州の牧場に飛行物体が墜落。気象観測気球が墜落したとされました。そのため、騒ぎはすぐに収束。

ところが、1978年にUFO研究家のスタントン・フリードマンが事件発生当時に、その飛行物体の残骸の回収に関わったジェシー・マーセル少佐にインタビューを行い、「軍は異星人の乗り物を極秘裏に回収した」と発表したことにより、アメリカ全土から注目を集めました。

UFOのイメージ2
※画像はイメージです。

この墜落したUFOがエリア51に運び込まれたのではないか? といわれています。真実は藪の中ですが、ジャーナリストのジョージ・ナップによるインタビューで、エリア51の内部告発者とされるボブ・ラザーはエリア51付属の研究所S4でUFOのリバース・エンジニアリングをしていたと証言。エリア51でUFOの複製をつくっていたといいます。

しかし、マサチューセッツ工科大学、カリフォルニア工科大学などには、彼が在学していた記録が残っておらず、この証言が本当かどうかはわかりません。

とはいえ、墜落したUFOを回収し、宇宙人と共同研究を行っているという陰謀論はあまりに有名ですよね。映画『インデペンデンス・デイ』、ドラマ『Xファイル』でもエイリアン研究施設などとして登場しています。

2013年にやっと米CIAによって存在を認められた

2013年8月15日、情報公開請求により米CIAは初めて「エリア51」の存在を公式に認めました。同時にネバダ州の所在地の地図も公開。ですが、宇宙人やUFOに関する記載はなかったそうです。

それによると、エリア51は米政府が実施していた航空監視活動の実験場だったとのこと。「U-2」と呼ばれる活動では、冷戦時代に旧ソ連を含む世界各地を監視していたといいます。このように、機密レベルの高い実験や監視などを行っていたため、この施設の存在を公に認めることができなかったのかもしれませんね。

エリア51には近づくことはできない

立ち入り禁止のイメージ
軍事施設なので当然ではありますが、エリア51には近づくことはできません。広大な敷地はほとんど有刺鉄線に囲まれていて、近づくと監視され、施設の敷地に接近する前に追い払われるそう。もちろん、撮影やドローンを飛ばすことも禁止です。

UFO・宇宙人好きなら、一度は訪れたい「Little A’Le’Inn」

Little A'Le'Inn
image by Cooper from Wikipedia

ネバダ州レイチェルには、世界中のUFO・宇宙人愛好家が集まる家族経営のレストランバー&モーテル「Little A’Le’Inn(リトル・エイリ・イン)」があります。レストランバーでは、ハンバーガーやサンドイッチを味わえるほか、よく冷えた「エイリアン・アンバー・エール」を飲むこともできます。

また、ユニークな宇宙人グッズやお菓子を購入可能。レストランバーの天井にたくさんの小額紙幣(1ドル札など)が吊るされているのがポイントで、このレストランバーを訪れた人々が、紙幣にサインをして、天井に吊るしているとか。なかなかロマンあふれるお店ですよね。

エリア51

Little A’Le’Inn
住所:9631 Old Mill Rd,Alamo,NV 89001 USA
電話:+17757292515
公式サイト:http://littlealeinn.com/

参考:NATIONAL GEOGRAPHIC
CNN
The Richest

[Photos by Shutterstock.com]

PROFILE

あやみ

Ayami ライター

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

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