天空の城、すごくいい響きですよね。雲海の上に浮かんでいる山城はどこまでも美しく、ずっと眺めていたくなります。
そこで今回は日本にある天空の城を3つ紹介します。兵庫県の竹田城は全国的に有名ですが、他にも美しい天空の山城はあります。ぜひともチェックしてみてくださいね。
天空の城の代名詞! 竹田城
最初に紹介する天空の城は、冒頭でも触れた竹田城。兵庫県の朝来(あさご)市という山陰側にあります。日本の100名城にも選ばれる全国屈指の山城で、今では全国から観光客が訪れる名所になっています。
築城は1443年。現在でも野面積みの城郭が完全な形で残っています。秋から冬にかけての早朝が見ごろで、運が良ければ標高353.7mの竹田城から朝霧の雲海が見渡せます。
最寄り駅はJR播但線の竹田駅。ちょっと大変ですが、駅からも一般駐車場からも登山道や歩行者専用道が出ていますので、歩いて山頂を目指してください。
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雲海が一望の越前大野城
次は福井県の大野市にある越前大野城。もともとは1575年ごろに築城されたそうですが、天守閣は昭和43年に再建されたといいます。標高は249m。
春は桜の名所で、いつ行っても城下町の眺めや大野盆地の景観を楽しめるのですが、やはり秋から冬にかけての明け方がベストな時間。
すぐ近くにある犬山(324m)から雲海に浮かぶ城を眺めてもいいです。全国から集まった写真愛好家やプロのカメラマンのすき間に割って入って、天空の城を眺めてみてください。竹田城とはまた違った美しさがありますよ。
日本の山城の典型!郡上八幡城
最後は岐阜県郡上(ぐじょう)市にある郡上八幡城になります。あの司馬遼太郎が日本の山城の典型として、悲しくなるほどに美しいと称した場所。
現在の天守閣は1933年に再建された建物になりますが、最初の築城は1559年になります。郡上八幡城から眼下の郡上市を眺めると、吉田川と山の間に広がる細長い平野が、魚の形に見えるという景観の面白さもあります。
郡上おどりで有名な郡上市は町中に水路が引かれ、清流をコイが泳ぐ美しい古都。観光の一環で郡上八幡城に訪れてみてくださいね。
ちなみに城を遠くから眺めたい場合は、自動車で国道256号線のくねくねした道を10分ほど上がり、堀越峠まで上がってください。3kmほど離れた先に、天空の城が浮かんでいます。
以上、日本の美しい天空の城をまとめました。紹介した3つの城は近年、入場者数がどんどん伸びていると聞きます。やはり天空の城は人気の観光地なのですね。
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