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JAL系LCC「ZIPAIR」の乗り心地は?座席・機内食・オリジナルグッズも紹介!

Posted by: kelly
掲載日: Jun 2nd, 2023. 更新日: Jun 2nd, 2023

ZIPAIR(ジップエア)ってご存じですか? 2020年に運航を開始した、日本航空(JAL)の子会社でもあるLCC(ローコストキャリア)の航空会社です。LCCは何度か利用したことがあるものの、「国内線はいいけど、国際線は体力的にちょっと厳しいなあ」と思っていた筆者ですが、何人かの知人から、「いいよ!」と聞いており、シンガポール旅行の際に利用してみました!

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ⓒkelly
 


 


JALが100%出資する中長距離LCC

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ⓒZIPAIR

年齢があがるにつれ、長時間のフライトが体力的にキツくなってきました。そして、学生の頃は、「大人になれば、ビジネスクラスに乗る人になるんだろうな」と、根拠のない妄想を抱いていましたが、残念ながらいまの筆者にそんな甲斐性はありません(笑)。しかも、最近はサーチャージも高い、高すぎる! コロナがひと段落しても、海外旅行のハードルは上がったまま。そんなとき、思い出したのが、JALが100%出資する中長距離LCCである、ZIPAIR(ジップエア)の存在です。

ZIPAIRは、成田国際空港を拠点に現在、ソウル(仁川国際空港)、バンコク、シンガポール、ホノルル、サンノゼ、ロサンゼルスに航空機を飛ばしています。2023年6月からはサンフランシスコに、7月からはマニラにも就航することも決まっています。そうなんです。かなり勢いがあります!

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ⓒkelly

チケットは公式サイト(ZIPAIR公式サイト)から予約するのですが、日本の航空会社ということで、基本、日本語(笑)。楽ちんです。座席タイプも2種類──エコノミークラスに相当するStandard(スタンダード)とビジネスクラスに相当するZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)とシンプル。席を選んだあとは、ほかの多くのLCCのエアライン同様、機内食や受託手荷物、アメニティなど、自分に必要なサービスを選んでいくかたちです。

ZIPAIRに限ったことではないですが、このシステム、いいですよね。深夜便とか、時間帯によっては機内食なんていらなかったりするじゃないですか。今回は、「お手並み拝見」となかりに機内食をいただくことにしたのですが、これがかなりバラエティに富んでおり、そこでかなり時間を費やしてしまいました(笑)。そのあたりのことは、追ってご紹介しますね。

シートピッチ&座席幅はJAL国内線と同じ!

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ⓒkelly

では、早速ですが搭乗するとしましょうか(笑)。成田空港では、第1ターミナル北ウイングを利用します。JALの子会社ということで第2ターミナルをイメージする方も多いかと思いますがお間違いなく(笑)。

「えーでも LCCって遅れること多いよね?」という方もいらっしゃるかと。今回の場合、往路は2時間遅れでしたが、帰路はオンタイムでした。

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ⓒkelly

同エアラインの機材は現在のところすべて787-8。座席数は290席で、Standardが272席、ZIP Full-Flatが18席です。筆者は(当然ながら)Standardを利用したのですが、ZIP Full-Flatだけでなく、Standardも黒い革張りで、高級感さえ感じます(ちなみにZIP Full-Flatが本革、Standardは人工皮革を採用しています)。座席配列は9席(3-3-3)で、シートピッチは31インチ(79㎝)、座席幅は17インチ(43cm)と、JAL国内線と同じ。快適です!

Wi-Fiが無料で利用できる!

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ⓒkelly

個人用モニターはありませんが、タブレットホルダーがあり、ここにスマホを立てかけて動画を観ることができます。充電用USBポートもあるし、座席下には電源もあります。そして、なんといってもWi-Fiが無料で利用できるってこと。ここ、筆者がいちばん感動したポイントです!

フルサービス(それでこそJALだって)のキャリアでさえ有料なのに、やるな、ZIPAIR! ほんと便利でした。あたかも東京にいる感じで、仕事相手とメールのやりとりをしていました(笑)。機内が清潔なのもいいです。さすが日本のキャリアです。

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ヴィーガン、食用コオロギ、国産うなぎなどバラエティ豊富な機内食

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ⓒkelly

で、お楽しみの機内食ですが、カレー、蕎麦、オムライス、ちらし寿司など、バラエティ豊かで目移り必至です。筆者は「大豆ミートのハンバーグ」(ヴィーガン、1,500円)、往路は「鶏そぼろ丼」(1,200円)をいただいたのですが、「絶品」とまでは言いませんが、ルックスとは裏腹にシンプルにおいしかったです。

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ⓒkelly

ヴィーガンではないのに、あえてヴィーガンにしたのは、ZIPAIRは食の多様性に対しても力を入れていると聞いたから。おいしかったですよ。知らずに食べたら、ヴィーガンだとはわからないレベルです。食用コオロギを使った機内食を用意しています(気になる!)。ややお高いですが、「国産うなぎのふっくら鰻丼」(2,800円)も気になるところ。

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そうそう、ほかの LCC同様、ブランケットは有料ですが、シックでとてもかわいかったので、すかさず購入(1,500円)。機内で暖を取ったあとは自宅で留守番をしている愛犬へのお土産にしました。なお、機内販売は座席にあるQRコードからオーダーできます。機内食も機内で注文できますが、当日、オーダーできる商品は限られているので、事前予約・購入がおすすめです。

というわけで、ぶっちゃけ想像していた以上に快適でした。
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CO2排出量実質ゼロのカーボンニュートラル便の運航を開始

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ⓒZIPAIR

と、こんな原稿を書いていたら、ZIPAIRが、航空会社として世界で初めてとなるCO2排出量実質ゼロのカーボンニュートラル便をスタートさせたというニュースが飛び込んできました。2023年4月から成田―ハワイ・ホノルル線で運航しているほか、5月8日(月)からは、さらにカリフォルニア発のスペシャリティストア・ロンハーマンとのコラボも開始しています(機体にロンハーマンのロゴが施されるほか、機内でオリジナルグッズも販売するとか)。

JALのマイルも使えるし、久しぶりにハワイ、行ってみようかな。でも、サンフランシスコも気になる~。快適なフライトを、現実味のある価格で提供してくれるZIPAIRのホームページを眺めていたら、しばらく鳴りを潜めていた「海外に行きたい」モードがむんむん再燃してきましたよ。どうせなら次は「ZIP Full-Flat」に乗ってみたいな~などと夢は広がります(笑)。

ZIPAIR
https://www.zipair.net/ja
 

kelly

kelly ライター
出版社勤務を経て、現在は都内でフリーライターとして活動中。辛いものとお酒全般が好き。趣味はミュージカル観劇。年に数回、「自費研修」と称し、ニューヨークや韓国に観劇にでかけるのが生きがい。

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