©Chika
シンガポールの真髄はローカルにある!?
近代都市のイメージが強いシンガポール。しかし、高層ビルが建ち並ぶ街のあちこちでは、今も熱気あふれるローカルなシンガポールが息づいています。
マックスウェル・フード・センター ©Atsushi Ishiguro
朝早くから地元の人々が集まるホーカーズ(屋台が集まった大衆食堂)。3食すべてを外食することも少なくない地元の人々にとって、なくてはならない存在です。昔から愛される屋台が、湯気の立つ麺料理やローカルフードを次々と供しています。
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©Keiko Morota
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©Keiko Morota
プラナカン建築の並ぶカトン地区、チャイナタウン、リトルインディア、カンポン・グラム(アラブストリート)……マレー系・中華系・インド系・ユーラシア系──異なる文化が何世代にもわたって積み重なったこの街では、ひとつ角を曲がるごとに、まるで別の国へと迷い込んだような感覚になるんです。
世界が注目する美食の街・シンガポール。その真髄は庶民の食卓と、多民族が織りなす日常の営みの中にこそあるのかもしれません。
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Chika
シンガポールの本当の魅力は、近未来的な建築や美しく整備された街並みといった華やかな都市としての姿だけではなく、多民族国家ならではの文化や価値観が自然に共存している心地よさにあると感じています。マレー系・中国系・インド系・ユーラシア系など、さまざまなルーツを持つ人々が暮らすこの国では、街を歩くだけで異なる文化との出会いがあるんです。
チャイナタウンやリトル・インディアに足を踏み入れると、景色や香り、流れる空気までもが変わり、まるで別の国を旅しているような感覚に。ローカルの人々でにぎわうホーカーセンターでは、さまざまな食文化を気軽に楽しめるだけでなく、この国の日常を垣間見ることができます。
おしゃれなカフェチェーンも数多くありますが、個人的に心惹かれるのは、カヤトーストやコピを楽しめる昔ながらのローカルカフェ。地元の人たちが朝食をとったり、会話を楽しんだりする姿を眺めていると、少しだけシンガポールの日常に溶け込めたような気持ちになります。
進化を続ける都市と、昔から変わらない人々の暮らし。その両方が自然に息づいているからこそ、訪れるたびに新しい発見があり、何度でも足を運びたくなるのだと思います。
多民族文化が凝縮!ホーカーズ(ホーカーセンター)の屋台料理
ラオパサホーカーセンター ©Chika
安くておいしい、シンガポールのホーカー。相席あたり前のホーカーは、単なる食事の場所ではなく、人々が日常的に集う社交の場でもあります。チキンライス、ラクサ、チリクラブなどのローカルフードはもちろん、多民族国家ならではの多彩な料理が楽しめるのも魅力。
初心者でも安心!「ラオパサホーカーセンター」
場所によって客層・雰囲気・得意料理がまったく異なるのですが、今回は、初心者でも安心な、「ラオパサホーカーセンター」を現地ルポ。立地がよく清潔で、国際色豊かな屋台料理が楽しめます。歴史的建造物の美しさが感じられる空気感もポイント。

夜に訪れるなら、屋外にサテー専門屋台が9〜12店ほど並ぶ「サテーストリート」も必見です!
>>熱気がスゴい!シンガポールのホーカーズ「ラオパサホーカーセンター」の楽しみ方
【ミシュランビブグルマン】マックスウェル・フードセンターの「天天海南鶏飯」
マックスウェル・フードセンターでは、ミシュランビブグルマンに選ばれたことがある、「天天海南鶏飯(ティエン・ ティエン・ハイナニーズ・チキンライス)」のチキンライスが有名。
【ミシュランビブグルマン】ホーランド・ドライブ・マーケット・アンド・フード・センターの「New Lucky Claypot Rice」
ホーランド・ドライブ・マーケット・アンド・フード・センターにも、ミシュランビブグルマンに選出された「New Lucky Claypot Rice」の土鍋ごはんがあります。一番人気は「Wu Wei Rice」。チリチリに焼けた絶品土鍋ごはんです。
経済飯(エコノミーライス)とは?
経済飯はその名の通り、経済的なメニュー。ディスプレイされた野菜、肉、その他諸々から自分好みの組み合わせでおかずを選べる、ぶっかけ飯的なお値打ちフードです。提供もスピーディー。ホーカーセンターやコーヒーショップで必ず見つけることができます。
プラナカン(ニョニャ)料理とは?
中国・マレー・西洋が融合し生まれた独自の文化、プラナカン。多国籍の味が混じり合う奥深さがあるプラナカン料理(ニョニャ料理)は、「ラクサ」など、スパイスやココナッツミルクを使った煮込み料理が有名です。

プラナカン文化(中国とマレーの融合文化)を基調とした、カラフルで可愛いインテリアの「Bibik Violet(ビビック ヴァイオレット)」。盛り付けなどもセンスがいい ©Chika
オーチャードロードにあるプラナカン(ニョニャ)料理のカフェ&ベーカリー「Bibik Violet(ビビック ヴァイオレット)」は、日本人にも好まれる味わいでおすすめです。
>>2026年6月9日10:00掲載【シンガポールおすすめレストラン】おいしい&アクセスよし!プラナカン(ニョニャ)料理「Bibik Violet<ビビック ヴァイオレット>」
コピ(伝統コーヒー)にカヤトースト!ローカルな朝食文化
キリニー・コピティアムのカヤトースト ©Chika
外食中心のシンガポールでは、朝食をいただけるホーカー(屋台街)やコピティアム(伝統的な喫茶店)が朝早くから賑わいます。名物は「カヤトースト」と甘いコーヒーの「コピ」!
シンガポールのコピ(コーヒー)の種類
- コピ(kopi) コンデンスミルク (練乳)入りコーヒー
- コピ・オー(kopi-O) ミルク無し、 砂糖入りコーヒー
- コピ・シー(kopi-C) エバミルク(無糖練乳)入りコーヒー
- コピ・オー・コソン(Kopi-O-kosong) 砂糖無し、 ミルク無しコーヒー
カヤトーストは、焼いたトーストに、砂糖、卵、ココナッツミルク、パンダンリーフ(ハーブ)から作られたカヤジャムを塗り、薄くスライスされたバターを挟んだもの。温泉卵にトーストを絡ませながら食べるのが定番です。
>>2026年6月10日10:00掲載【Killiney Kopitiam(キリニー・コピティアム)のカヤトースト現地ルポ】シンガポールコーヒーショップの老舗でローカルな朝食を
カヤトーストおすすめ3店
シンガポールで食べてからハマってしまった! という人もよく聞くほどクセになるカヤトースト。お店によってパンの種類や形もさまざまです。食べ比べした筆者が、ふわふわのパンとカヤジャムが絶品「YY Kafei Dian」、お店の外観が可愛すぎる「Chin Mee Chin Confectionery」、ロケーションも最高の「PS.Cafe Harding Road」と、おすすめ3店を紹介します!
カヤトースト3店のポイント
- YY Kafei Dian
- Chin Mee Chin Confectionery
- PS.Cafe Harding Road
ふわふわパンがおいしい!リーズナブルでローカル感が味わえる
お店が可愛く映える!パンが丸くバターたっぷり
ロケーション抜群!バゲットのようなパンを使ったカヤトースト
【ちょっと寄り道】バシャコーヒーやチャジーなどティーブランドが今熱い!
ローカルとは言えませんが、シンガポールのお茶ブランド最前線が熱すぎるのでちょっと寄り道情報を。まずは昨年2025年末に日本初上陸し話題になった、モロッコ・マラケシュ発祥のコーヒーブランド「バシャコーヒー」。コーヒー界のエルメスとも言われるラグジュアリーな世界観が魅力で、美しい缶のコーヒーやお手頃なエコバッグも要注目なのですが……

バシャコーヒーのカヤクロワッサンもマストバイのおいしさなんです! シグネチャーであるクロワッサンの中でも、カヤクロワッサンはカヤトーストの進化系とも言うべき逸品。テイクアウトしてホテルで味わうのもおすすめです。
>>2026年6月11日10:00掲載 バシャコーヒーのカヤクロワッサンがおいしすぎる!シンガポールで実食ルポ
そして日本上陸が待たれる、今アジアで大人気すぎるティーブランド・中国発の「CHAGEE(チャジー)」。グッズが豊富で、お土産探しにも◎。10セントの保冷エコバッグは特に狙い目です。
>>【シンガポールの「CHAGEE(チャジー)」最新現地ルポ】保冷用エコバッグが可愛すぎ!限定グッズも見逃せない
他にも、日本未上陸の中国発ティーブランド「MOLLY TEA(モリーティー)」や、おなじみのスターバックス、シンガポール発の高級紅茶専門店「TWG Tea」など、シンガポールを訪れたら立ち寄りたいブランドが目白押し。いずれも、現地でお茶やコーヒーを楽しむだけでなく、お土産に喜ばれるアイテムも展開しているところがポイントです。
ローカルで見つけるシンガポールのお土産!
24時間営業!リトルインディアの「ムスタファセンター」
シンガポールでお土産を買うなら、リトルインディアの「ムスタファセンター」をチェック! 地下2階~4階まであって、24時間営業なので、たっぷり観光してから夕食後にじっくりお土産探し、なんてこともできるのがうれしい。安いものやばらまき土産を探す楽しみも味わえます。
ローカルなお土産を空港で!「フェアプライス・ファイネスト」
©Chika
プライベートブランドの品揃えも豊富な国民的スーパー「FairPrice (フェアプライス)」の高級・グルメ志向版「FairPrice Finest (フェアプライス・ファイネスト)」が、チャンギ空港にもあります。
オーガニック・ビオ系など高級なアイテムも取り扱いつつ、ローカル土産に欠かせない、ご当地インスタント麺やスナック類などのお菓子、カヤジャムや調味料などもしっかりラインナップされていますよ。
>>2026年6月12日10:00掲載 【シンガポールのお土産探しに超便利】チャンギ空港ジュエルにあるスーパー「フェアプライス・ファイネスト」は品揃えよし!
「ホーカー皿」が欲しい人!どこで売ってる?
ホーカーセンターでローカル飯を食べて、そのカラフルなお皿にノックアウト。ホーカー皿は、リーズナブルで陶器と違って割れる心配がないので、お土産にもいいですね。
シンガポールのダイソーで見つけた!ローカル飯のマグネットが可愛い
カヤトースト、チリクラブ、ラクサ、ナシレマ、コピ。シンガポールのローカルフードがモチーフになったマグネットを発見! 見つけたのはダイソーです!
ユニークな「ホーカー文化」が象徴する、不思議な異国情緒
多民族が織りなす食と文化が、ひとつ屋根の下に凝縮されたホーカーセンター。その活気の中に飛び込めば、シンガポールという街の本質が、じわりと見えてくる気がします。
喧騒の中に、異国情緒と、どこか懐かしい縁日の記憶が重なる。それがこの街の、不思議な引力なのかもしれません。
シンガポール便最新情報!

2026年3月から、シンガポール航空グループのLCC「スクート」が東京・羽田空港=シンガポール線を新規就航! シンガポールへのアクセスがますます便利になりました。深夜2時20分出発なので仕事を終えてから飛び乗って、機内で睡眠をとり、朝8時15分に到着したあとフルに観光を楽しむ、なんていう欲張りなプランも叶います。
>>2026年6月13日12:00掲載【LCCスクート搭乗記】深夜便の機内食で何食べる?羽田発・毎日運航でシンガポール旅行がますます便利に





