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日本の夏を代表するドリンクといえば、麦茶! 麦を使ったドリンクは、暑さや風邪対策の一環として、世界のさまざまな地域で飲まれているのをご存知でしょうか?
今回は、シンガポールやマレーシアなどで広く飲まれている「はと麦ジュース(バーリー・ウォーター)」の作り方をご紹介します。暑さ対策はもちろん、健康にもお肌にもよい、ほんのり甘くて優しい味わいのドリンクです。
熱中症予防に効果的な「はと麦」パワー
国内で広く飲まれている麦茶は「大麦」を炒ったものが主原料なのに対し、東南アジアの麦ジュースは殻を取った「はと麦」で作ります。どちらも麦を使ったドリンクではあるのですが、その成分は異なる模様。
モチモチした食感のはと麦には、鉄分、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル、ビタミンB1・B2、食物繊維、アミノ酸などが豊富に含まれています。このため、はと麦由来の麦ジュースを飲むことで、熱中症予防に必要な水分とミネラル分を補給できるのです。血流の改善をはかりながら体内にこもった熱を逃し、脱水症状を防ぐはたらきも。これに加え、利尿作用に便秘解消、貧血予防やコレステロール値の改善、免疫力の向上、そして美肌効果などもあります。
はと麦ジュースの作り方
はと麦・・・1カップ
水・・・2リットル
作り方
1. はと麦はよく洗い、たっぷりの水に3〜4時間浸けておきます。
2. 鍋にはと麦を水(2リットル)を入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にして、はと麦が柔らかくなるまで45分〜1時間ほど煮れば完成!
はと麦ジュースの飲み方
できあがったはと麦ジュースは、温かいままでも、冷やしてもおいしくいただけます。東南アジアでは、ほんのり温かいものに砂糖を少々加えて飲むことが多いのですが、砂糖の代わりにハチミツを入れても。また、レモンやショウガを入れてもgood! 煮込んだはと麦はプチプチしていて食べ応えがあるので、ダイエット中のデザートとしてもいいですね。
常夏のマレーシアに住みはじめて間もない頃のこと。現地の友人と食事に行った折に、このはと麦ジュースを「暑さ対策」として教えてもらいました。それ以来、東南アジアで暮らしていた2年間ずっと愛飲していたせいか、熱中症にも夏バテにも悩まされることはありませんでした。はと麦ジュース、夏の暑さ対策にはオススメのドリンクです。
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