老街に自動販売機とは?
台湾、台南の神農街は古い町並みが続く雰囲気の良い老街です。おしゃれ可愛い雑貨屋さんやカフェが並んでいます。夜はぼんぼりに明かりが灯り、浮かび上がるレトロな街並みは、 台湾の真髄のような雰囲気があり観光客にとても人気のエリアです。
そこにはなぜか自動販売機がいくつかあります。ノスタルジックな街並みに現代的な自動販売機があるということに、ちょっと違和感を感じました。
なぜここに自動販売機が設置してあるのでしょうか? また、実際にどんな人が利用し、売れているのでしょうか?
謎です。
自動販売機の中には箱が並んでいます。 20×20センチ位の大きさの箱です。何が入っているのかは外観からはわかりません。
100元入れると、箱が出てきます。中身は何かな? と期待するドキドキ感が良いですね。
いくつかの自動販売機には名前があります。「鶴百貨」や「鴨到寶押到寳」というのもありました。
自動販売機の使用方法にどことなく微妙な日本語が書いてありますが、意味はわかります。
自動販売機の中身はどんなモノ?
自動販売機の箱に入っているものは、 たまには携帯や高価なものも入っているそうです。自動販売機の機械の横にゲットしたものを嬉しそうに自撮りしている人達の写真が貼り付けてありました。
iPad mini、ドローン、レストランのお食事券、ヘアドライヤー、お財布、マグカップ、カシミヤショールなどが当たる場合も!
1カラットのダイヤモンドが当たる! という触れ込みの妖しさ満載の自動販売機もあります。女性専用のものも一台ありました。香水、ハンドバッグ、お財布、化粧品などが当たるそうです。
エコな自動販売機
自動販売機の横には大きな袋が吊るしてあり、 不要の箱を回収するようになっています。
ゴミを捨てないようにとエコに配慮しています。神農老街のレトロな建物の間にそのような自動販売機がポツポツとあり、それを見るのもまた楽しめると思います。
ドリンクの自動販売機もちょっと違う!
飲み物の自動販売機も独特の進化を遂げていてウーロン茶、 コーラなどのフレーバーも独特なものが置いてあり、 台北や他のエリアでは見られないようなドリンクが置いてあります 。
例えば、チョコレートコーラ!100元。烤烏龍茶 100元。どんなお味なのでしょうか?
プリンの自動販売機
またちょっとびっくりしたのがプリンの自動販売機があることです ! 一個50元です。オリジナル、イチゴ、チョコレートなど。
筆者が行ったのは朝でしたが自動販売機にプリンを入れている係の人がいました。そしてじっと見ていると、「今入れたばかりだから冷えた頃に買いに来てね。」と言われました。
なんて親切!
スプーンも壁に掛けてある状差しから取れるようになっています。そのような変わり種の自動販売機を眺めているのも楽しい所でした。
自動販売機の意義
例えば、朝のお店が開いていない時間帯に台南の神農街を訪れた人達がいても、自動販売機でしたら24時間対応してくれるわけです。
そして、台南ならではの珍しい自動販売機体験ができるということは、面白くてよいシステムですよね。実際に性別、年齢を問わずに売れ続けているようです。
台湾の変わり種のお土産として、自動販売機グッズはいかがですか? ダイヤの指輪が当たるかもしれませんよ!
電話 06-2267151(台南市中西区区公所)
[All Photos by taipeijin]