【飛行機の迷信①】上空で誰かがドアを開けたら乗客は吸い出されてしまう!?

Posted by: 石黒アツシ

掲載日: Jan 21st, 2019

2018年4月、アメリカのサウスウェスト航空機のエンジンの一部が飛び、客室の窓にあたって割れてしまうと、乗客の一人が機外に吸い出されそうになるという事故が発生。もし飛行中に飛行機のドアを内側から開けたら、乗客は機外に吸い出されてしまうのでしょうか。

2018年4月、アメリカのサウスウェスト航空機のエンジンの一部が飛び、客室の窓にあたって割れてしまうと、乗客の一人が機外に吸い出されそうになるという事故が発生。

これは事故ですが、もし飛行中に飛行機のドアを内側から開けたら、乗客は機外に吸い出されてしまうのでしょうか。

ズバリ答えは、イエス&ノー!

はっきりしない答えですが実はこの迷信には2つの側面があるからなんです。
 

• 上空で人間がドアを開けることができるのか? 答えはNo!
• 機体の穴から乗客は吸い出されてしまうのか? 答えはYesです。

飛行中に旅客機のドアは内側から開けられるのか?

開けられないというのが答えです。旅客機のドアを開けるには、一度内側に少し引っ張ってから外開きするそうです。機内の気圧が、外部の気圧より高く設定されているので、「一度内側に引っ張る」には相当な力が必要になります。

英紙「The Telegraph」によれば、1平方フィート(約30センチの正方形)あたり、1100ポンド(約500キログラム)の力がかかっているそうなので、人間では引っ張るのは無理と言うことになります。

また、電子的・物理的なロックもかかっていますから、いずれにせよフラッと「ドアに近づいて開けちゃう」というわけにはいきません。

もし穴が開いたら機外に吸い出されてしまうのか?

もしもドアが開いたら、そして何かの原因で期待に穴が開いてしまったら、機内の気圧が高いこともあって、機外に吸い出されてしまいます。

その段階では、機内の気温は凍傷のレベルを下回っているので、これはもうかなり厳しい状況です。

サウスウェスト航空機事故の場合

アメリカのニュースメディアCNNによれば、エンジンが損傷してその部品が窓にあたり窓が割れ、機体に穴が開いたとのこと。被害者の女性の上半身と腕までが機外に吸われていたところを、他の乗客たちが引っ張り入れたそうです。その穴からは「物体」(詳細不明)が吸い出されていたそうで、他の乗客がその女性の体をしっかり押さえていたといいます。残念ながら女性は死亡しましたが、他には7人が怪我をする人的被害となりました。

飛行機のドアを開けることはできませんが、思わぬ事故によって機体に穴が開いてしまうと、そこから乗客でさえ吸い出されてしまいます。

[What happens if you open the plane door during a flight?|The Telegraph]
[NTSB: Engine in deadly Southwest jet incident missing a fan blade|CNN]
[All Photos by shutterstock.com]

飛行機の安全にまつわる豆知識は、『【世界の謎】跡形もなく消えた飛行機が、1948年から2014年の間に82機』『【飛行機トリビア】エコノミークラスが一番生存率が高いって本当?』なども合わせてどうぞ。

PROFILE

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

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