スープカレーは札幌3大グルメの一つ
今回、産地直送の味を自宅に届けてもらえるWEBサイト「旅する久世福e商店」でお取り寄せしたグルメは、北海道札幌市にあるスープカレーの人気店「奥芝商店」の「北海道の恵み!竜宮の賄い海鮮スープカレー」です。
札幌観光協会によると、札幌の3大グルメは札幌ラーメン、ジンギスカン、それにスープカレー。1970年代には、もうスープカレーのお店があったそうで、それが50年を過ぎた今、札幌を代表するグルメになりました。
札幌では2000年ごろからブームになったというスープカレー。その名の通りとろみのあるルータイプのものでなく、さらっとしたスープタイプ。どんな具材を合わせるかは、お店次第です。札幌から届く海老出汁の旨味たっぷりのスープカレーを北の街を思いながらいただきます!
その前にまず、そんなスープカレーが親しまれている「札幌の見どころ」をチェックしてみましょう。
- 札幌市を代表する名物スポットであり国の重要文化財でもある「札幌市時計台」
- 「日本新三大夜景都市」のひとつ、標高531mの「藻岩山」からの夜景
- 彫刻家イサム・ノグチによって、公園全体を一つの彫刻作品として設計された「モエレ沼公園」
- 天気の良い日には石狩平野や日本海まで見渡すことができる札幌のランドマーク「さっぽろテレビ塔展望台」
- 札幌を代表する銘菓「白い恋人」の製造工程の見学やお菓子作り体験が楽しめる「白い恋人パーク」
都市と自然が調和した魅力が楽しめる街ですね。
「海老出汁」のスープが特徴の奥芝商店のスープカレー
今回紹介する奥芝商店は、2006年に開業したスープカレーのお店ですが、今では全国的に名の知れた人気店に。その理由のひとつはほかにはない「海老出汁」のスープにあります。お取り寄せしたのは「北海道の恵み!竜宮の賄い海鮮スープカレー」2食入りで(3,980円 税・送料込)です。もちろん海老出汁スープです。
北海道の恵み!竜宮の賄い海鮮スープカレー
価格:3,980円(税・送料込)
>>>https://okushiba.kuzefuku-arcade.jp/?page_id=13&eci_product=1
冒頭の写真は、奥芝商店おすすめのトッピングを加えたもの。上の写真は送られてきた具材のみを器に入れたもの。「竜宮の賄い」っていうほど、海鮮の具だくさんです。
さて、奥芝商店の公式サイトを覗いてみると、なんと札幌中のスープカレーのリストがあって138もの店舗が記載されていました。そのいくつかはレポートもあったりして、奥芝商店がスープカレーの振興に力を入れていることがありありと伝わってきます。「スープカレー」の基本は守りつつも、いろんなお店がいろんな特徴を出していて、なるほど札幌を代表する食文化だということがわかりますよね。
奥芝家のあったかい雰囲気が伝わります!
届いたパッケージにはこんなメッセージが。奥芝フジ子さんは代表取締役の奥芝洋介さんのおばあちゃん。なんだかほっこりさせられます。
そして奥芝商店の公式サイトには、
「元祖とも言われる奥芝商店の代名詞〝海老スープ〟。 実は幼い頃、お金がなかった奥芝家でたまにお母さんが作ってくれる海老の頭で出汁をとったお吸物が大好物だった奥芝商店三代目でありスープカレー奥芝商店創業者奥芝洋介が、スープカリーと融合させたもの。 」
と、お母さんとのエピソードも紹介されています。
パッケージを開けば、パックに入ったカレーが2つ入っていました。
そして、作り方が書かれた紙も。お湯で温めてから鍋に移してコトコト煮込むだけ。簡単です。
また、おすすめのトッピングも書かれていました。
• チーズ、温泉卵
• 水菜、豆苗
• 納豆
• 素揚げ野菜
今回は素揚げ野菜をメインに追加したいと思います。
SDG’sも意識されている海老出汁
©奥芝商店
日本国内の海老の消費量は年間約26万トン。そのうちの10%が甘えび。そしてその40%が不可食部位として廃棄されているそう。奥芝商店ではその不可触部をなんと年間15.54トンも買い取って再利用。このおいしい海老出汁になっているそうなんです。
ちなみに海老出汁もお取り寄せできます。「海老だしパック 奥芝順子」(980円 税・送料込)。この順子さんは、前述の洋介さんのお母さんです。
パーっと広がる海鮮の香りと旨味!
湯煎にすること15分。解凍が進むと、具が見えてきました。あとは鍋に移して好みの味になるまで煮込むだけ。
盛り付けのために、一度具を出してみました。立派な海老にホタテ、あさり、小エビ、それにイカも。具からもいい味が出てるに違いありません。
いろんな野菜を素揚げにして、たまごとチーズものっけてみました。これは豪華!
一口スープを口にすると、濃厚な海老出汁が襲ってきます。でもやっぱりカレーなので、さまざまなスパイスが鼻をくすぐるといった感じで、しっかりとした辛さが後を追ってきました。
そして、ごはんを。食べ方は自由で、こんな風にスプーンに乗せてカレーのほうに入れても、ご飯のほうにかけても。さらさらっとご飯が進みます。それにしてもこの出汁感がしみ込んだご飯はこれまたおいしいのです。
おすすめの味変は何とレモン。カレーが染みたご飯にチュッと絞ればいきなりさわやか。すっきりとした印象に代わりました。
贅沢な出汁に、贅沢な海鮮の具。自分なりにトッピングもプラスして、すっかりスープカレーを堪能しつくしました。
全国に13店舗。八重洲にも新店舗!
北海道内を中心に13店舗を展開している奥芝商店は、2022年2月に東京駅八重洲地下街にオープンした「トーキョー カレー カルテット」にも出店しています。
[All photos by Atsushi Ishiguro unless otherwise attributed.]