【全国の秘湯ランキング】満足度の高い知られざる温泉地はどこ?

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Jan 15th, 2017

日本には有名無名の温泉地がたくさんありますが、どうせ行くなら知名度よりも満足度を優先するという人も少なくないと思います。

1位は和歌山の・・・【全国の秘湯ランキング】満足度94.4%の温泉地とは

そこで今回はじゃらんリサーチセンターが行った「じゃらん人気温泉地ランキング2017」から、全国の満足度の高い秘湯や温泉地を紹介したいと思います。

秘湯の満足度ランキング

1位は和歌山の・・・【全国の秘湯ランキング】満足度94.4%の温泉地とは
(C)大分県

最初は秘湯について。上述のアンケート調査は合計331カ所の温泉地を選択肢としてインターネット上でアンケートを行い、『じゃらんnet』会員11,713人分の満足度を集計しています。

その中で、1年間の訪問者が50人以上100人未満とそれほど認知度が高いとは言えない、“秘湯”とも言える温泉地の満足度調査を行っています。そのTOP3が以下の通りになりました。

第1位・・・龍神温泉(和歌山県)(94.9%)
第2位・・・九重“夢”温泉郷(大分県)(93.9%)
第3位・・・小田・田の原・満願寺温泉(熊本県)(91.8%)

さすがに秘湯と言われるだけあって、静岡の熱海温泉や群馬の草津温泉、大分の別府温泉のような圧倒的知名度は残念ながらありませんよね。

ただ、和歌山の龍神温泉は高野龍神国定公園を含む紀伊山地の一部という大自然の中に位置し、日本三大美人の湯の1つとしても知られています。TABIZINEでも「【温泉】美肌&開運を叶えてくれる「日本三大美人の湯」3選」で紹介しました。

温泉県である大分の九重“夢”温泉郷も、阿蘇くじゅう国立公園の九重(くじゅう)連山で有名な九重(ここのえ)町の秘湯。町内には幾つもの温泉地が密集し、例えば1000年以上の歴史を持つ筋湯温泉のうたせ湯や、炭酸泉の濁ったお湯が特徴で雰囲気たっぷりの筌の口(うけのくち)温泉共同浴場など、温泉ファンをうならせてきた名湯があります。筆者も個人的な大ファン。

九重から県境を越えて熊本に入ると、今度は南小国(みなみおぐに)に小田・田の原・満願寺温泉と3つの温泉が密集しています。特に満願寺温泉ではほぼ川の中のような場所で温泉を楽しめるとして、秘湯ファンには有名。近くにはあの露天風呂巡りで人気を博す黒川温泉もありますよね。

こうした秘湯の数々は、上述の調査で満足度が全て90%越え。せっかくなら上述のような“満足保証”のある秘湯に足を運びたいですね。

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満足度の高い温泉ランキングは?

1位は和歌山の・・・【全国の秘湯ランキング】満足度94.4%の温泉地とは

上述のTOP3はいずれも満足度90%超のすばらしい温泉地ですが、あくまでも“秘湯”部門。対象となった331カ所全体を見たときに、満足度の高い温泉地はどこになるのでしょうか?

第1位・・・高湯温泉(福島県)(96.8%)
第2位・・・乳頭温泉郷(秋田県)(95.8%)
第3位・・・白骨温泉(長野県)(95.7%)

いずれも雪深い温泉地が上位を占めましたね。

福島県の高湯温泉は福島市の西側、山形県の米沢方面に向かうとある、開湯400年以上の歴史を誇る温泉地ですね。今回満足度No.1の評価を獲得しました。

残念ながら筆者は訪れた経験がありませんが、前年の同調査では秘湯部門で評価されていたそうですから、このところ来場者が一気に増えていると分かります。

秋田の乳頭温泉郷、長野の白骨温泉は全国的にも高い知名度を誇りますよね。もちろん、筆者も訪れた経験があります。

いずれも十和田八幡平国立公園、中部山岳国立公園と国立公園内に位置する温泉地で、息をのむような大自然、雪景色の中での入浴が楽しめます。

豪雪地の雪に埋もれるような露店風呂に体を沈め、顔だけ出しながら雪景色を眺める時間は格別ですよね。

以上、全国の満足度が高い秘湯や温泉地を紹介しましたが、いかがでしたか? 東北から九州まで、さまざまな温泉地の名前が出てきました。そこそこ自宅から近くにあるのに、まだ行った覚えがない温泉地があれば、2017年は足を運んでみては?

1位は和歌山の・・・【全国の秘湯ランキング】満足度94.4%の温泉地とは

[じゃらん人気温泉地ランキング2017 – じゃらんリサーチセンター]
[Photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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