【世界ひとり飯(10)】ブリュッセルで朝ごはん① エッグベネディクト

Posted by: 石黒アツシ

掲載日: Mar 21st, 2020

世界50カ国以上を一人旅した筆者が、世界で出会い心に残った食べ物をご紹介しているこの企画。今回は記憶に残った朝ごはんをピックアップ。国際都市ブリュッセルのカフェなら、朝からしっかりおいしい朝ごはんを楽しめますよ。

EUの首都で美食の街と言われるブリュッセル

ブリュッセルが国際都市である理由は、EUのパーラメント(議会)などのEUの機関が多く集まっていて、EU中から働く人が集まっているから。それに美食の街とも呼ばれているので、朝ごはんにも期待できそうです。

朝からポジティブにイケるカフェ「Peck 47」

カラフルなテーブルと椅子が店先に並ぶこのカフェが「Peck 47」。ブリュッセルの中心、歴史的な広場グランプラスから100メートルちょっと北に、ブリュッセル証券取引所の裏のブロックにあります。

中に入ってみると、天井が高くて気持ちのいい空間。朝9時のオープンからそれほど時間は経っていませんでしたが、家族連れやカップルでが朝食を楽しんでいます。

壁には、かわいいアート作品が飾られていて、大きく「夢を追いかけろ!」というメッセージが。あさイチに目にするには絶好のポジティブメッセージです。

実は朝昼晩といつでもおいしいみたい

こちらがメニュー。一日中注文できる朝食メニューとブランチメニュー、それにランチメニューとディナーメニューに、飲み物とケーキも。

朝食メニューには比較的軽めで健康志向な、アボカドトースト、ヴィーガン仕様のアボカドトースト、アサイーボール、ヨーグルトのスムージー、ベリーのスムージー、グラノーラボールが並びます。

「Brazilian Blast」(ブラジルの風という意味だと思われます)というタイトルのアサイーボールをオーダーしてみました。€10.00なので約1200円ほど。ブラジルのアマゾン原産のアサイーはパワーフード。チアシードとホームメイドのグラノーラとバナナが乗って、かなり健康志向です。まぁまぁなボリュームもあって満足感もあり。一日を乗り切る元気が出てくる気がしてきます。

ブランチにはイングリッシュマフィンを使っている「English Style」とベルギーワッフルをベースにした「Peck’s Waffeles」があって、いずれも4種類の料理がありますが、どれにもポーチドエッグがついています。

もうちょっとしっかりしたものも食べておきたいということで、「English Style」のセクションから「Eggs Benedict」€13.00(1500円ほど)を。バターと卵黄とレモンジュースで作るオランディーヌソースはやっぱりこの料理には欠かせません。サラダも、炒めたほうれん草もワンプレートに乗っていて、バランスもいい一品でした。

しっかり食べてしっかり楽しいコミュニケーション

店内を見回すと、大きな窓から陽光が差し込んで、気分のいい空間です。窓際の席には男女が楽しそうに話していました。

反対側の窓際には女性の4人組が。こちはワイワイと盛り上がって、なんだかとても楽しそう。

気づいたら、このカフェではスマホに没頭したり、PCを広げている人がいないんです。みんな、しっかり食べて、しっかりコミュニケーションを楽しんでいます。

「夜寝るのが楽しみなのは。。。」

壁には「I love speep because it’s like a time machine to breakfast」というメッセージが。「夜寝るのが大好きなのは朝ごはんへのタイムマシーンみたいだから」って、なかなかかわいい。

素敵な朝の時間を、きちんと手をかけた朝ごはんと、大切な人との会話で過ごせたらかなり幸せになれそう。もちろん一人だとしても、楽しそうなお客さんたちを見るだけでも元気が沸き上がってきますよ。

Peck 47
住所:Rue du Marché aux Poulets 47, 1000 Bruxelles
電話:+32 2 5130287
営業時間:日~水 9:00 ~ 20:00、木~土 9:00 ~ 21:00
HP:https://www.facebook.com/peckbxl/

[All photos by Atsushi Ishiguro]

PROFILE

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

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