橘果「すだち出汁」
「橘果 KIKKA」は、徳島県鳴門の老舗呉服店「いまぎ呉服店」と広島県の「株式会社ORIOLI」が作った徳島県神山町のすだちを使った食品ブランド。今回筆者が試してみる新作お土産「すだち出汁」は、その第一弾として2021年11月に発売されたものなのです。
大学卒業後にイタリアンレストランで修行した経験のある、いまぎ呉服店の運営会社「株式会社今儀」の取締役が、「徳島県外の方にも手軽にすだちの風味を味わっていただけるような商品ができないか」と企画したもの。
本来は商品にならず廃棄していた摘果すだちを原料に使用し、アゴやノドグロなど、国内で厳選した原材料5種類をブレンド。出汁の旨味の中にすだちの風味を感じられる、徳島への地元愛が込められた逸品なのです。
パッケージの裏には商品の説明のほかに、この出汁パックの使い方がプリントされています。料理別の出汁の取り方の説明があるのも、うれしいですね。公式Instagramには料理に使う際のレシピも紹介されていますよ。
パッケージを開けると、出汁の香りとともに11袋の出汁パックが出てきました。このまますぐに使えるので便利でうれしいところですよね!
鍋を火にかけたら、すぐに「すだち出汁」が出来上がり!
パッケージの裏面にある作り方を参考にしながら「すだち出汁」を作ってみましょう! まずは鍋に600mlの水を入れます。その中に出汁パック1袋を投入します。
火にかけて、沸騰したら2〜3分煮出します。透明だった水の色が薄い茶色になっていきますね。
すだち出汁が出来上がりました! すだちの香りは特別強くはなく、ほんのり感じる程度です。黄色に近い透明感のある出汁です。
一口飲んでみると、とても優しい味。そして、アゴやノドグロなど国内で厳選した5種類の原材料をブレンドしたという上品な味のなかに、すだちの香りがしてきます。かといって、すだちの風味が主張しすぎていないので、いろいろと幅広い料理に使えそうです。
刺身漬け茶漬けにしていただいてみます!
今回は、このすだち出汁を使って、刺身の漬け茶漬けを作ってみることに。刺身は醤油とみりんを使った漬け汁に一晩つけておき、それを刻んだ大場やワサビと一緒にごはんにのせて、ごまを振りかけてみました。
すだち出汁をそっとかけていきます。う〜ん、おいしそう!
透明感のあるすだち出汁がとても映えます!
出汁は優しい味で、しっかり漬け込んだハマチの漬けにぴったり。そして、すだちの柑橘系の風味が漬けに合わないわけがない! いつもの出汁茶漬けよりも、一味違う上品な風味を感じることができました。こんなお茶漬けなら簡単に作れるのでおすすめ!
パックから粉末を取り出して調味料として使うのもよさそうですよね。和風パスタにもあいそう! すだちの風味は出汁の邪魔をしないので、いろんなアレンジができそうです。
徳島産すだちを手軽においしく楽しめる「すだち出汁」
「徳島県外の人にも手軽にすだちの風味を味わっていただけるような商品を作りたい」という思いから生まれた「すだち出汁」。地元愛をしっかり感じられる優しい出汁に仕上がっていました。
「すだち出汁」は、徳島県内のお土産店や道の駅、直売所などで販売しているほか、いまぎ呉服店のオンラインストアでお取り寄せもできます。徳島土産の新定番として試してみてはいかがでしょうか。
内容量:8g×11包
価格:850円(税込)
販売店舗:徳島県内の土産物店や道の駅、直売所、オンラインストア
いまぎ呉服店:https://shop.imagi.jp/items/54676207
橘果Instagram:https://www.instagram.com/kikka__2021/
[All Photos By Kaori Simon]