宮古列島のひとつ、下地島(しもじしま)。宮古島から伊良部大橋で伊良部島に渡り、さらに橋を渡った先にある小さな島です。海の美しさで知られる宮古列島の中でも、群を抜く絶景スポットが下地島にあります。
今回は、この下地島の北端、通称「下地島空港17エンド」のありえないほど美しい海と、幻の絶景ビーチについてご紹介します!
「下地島空港17エンド」って?
まずこの聞きなれない名前に戸惑いを感じる人も多いはず。下地島には、下地島空港というパイロット訓練用の空港があります。というか、島のほとんどの部分がこの空港といってもいいほど小さい島です。
2019年3月に国際線も受け入れる旅客ターミナルとして開業予定のため、現在工事中。この空港の滑走路の端が「17エンド」と呼ばれています。Googleマップでは「下地島空港RW17エンド横のビーチ」と表記されています。「RW」とは滑走路(ランウェイ)、「17」は滑走路の方角です。くわしくは過去記事「飛行機の滑走路の数字には、安全に離着陸するための秘密が隠されている!」をどうぞ。
宮古ブルーならぬ下地ブルーを求めて現地へ!
(C)Aya Yamaguchi
さて、上に出てきたような絶景を本当に見ることができるのか、期待と不安が入り混じった気持ちで現地へドライブ!Googleマップでは島を一周する道が下地島空港途中で切れているように見えますが、大丈夫。問題なく一周できます。
※編集部追記:これまでは一般開放されていたこの管理用通路ですが、2019年3月23日から全面車両通行止めとなりました。
宮古島からですと、伊良部大橋で伊良部島に入り、渡口の浜をへて橋を渡って下地島に入ります。中の島ビーチ、通り池を過ぎ、17エンドへ。その先はまた伊良部島入りして佐和田の浜へと抜けていけます。
(C)Aya Yamaguchi
で、ここが17エンド。・・・うーん。この日は曇りの午前8時半くらい。
(C)Aya Yamaguchi
晴れたら海がきっときれいなんだろうなあ、赤い進入灯に映えるんだろうなあ、とは想像できるのですが、正直そこまで感動できる風景ではありません。これは天気のいい日に出直してくるしかない、とこの日はあきらめました。
もしかしたら宮古一美しいかも!?蛍光色のように輝く17エンドの海
(C)Aya Yamaguchi
そして次の日は晴天!さんさんと光がふり注ぐ12時くらいにリベンジすると・・・これです!
(C)Aya Yamaguchi
(C)Aya Yamaguchi
(C)Aya Yamaguchi
まるで蛍光ペンを海に溶かしたような青。こんなに内側から光り輝く海を、筆者は生まれて初めて目にしました。まさに、言葉を失う美しさ。これが下地ブルーなのか、と。めまいがするほどの青。
そして後から知るのですが、実はここ17エンドは、干潮時のみ現れる幻のビーチがあるのだそうです。タイミングを合わせるのはなかなか難しいと思うのですが、いつか見てみたいなあと思っています。
住所 沖縄県宮古島市伊良部
[下地島空港|沖縄県庁]
[三菱地所]
[Photos by Aya Yamaguchi & shutterstock.com]