
あまりにも何を食べてもおいしく、お店は満員御礼。本当は内緒にしておきたかったお店が、宮古列島のひとつ、伊良部島にあります。名前は「琉宮」。今思い出してもあのときの感激が脳天を突き抜ける、島ごはんのお店をご紹介します。
夢の竜宮城への入り口を予感させる、趣ある看板

筆者が琉宮を予約したのは、宮古島旅行の約1か月前。「一人で料理を作っているからすぐにたくさん料理を出せないけれど、大丈夫ですか?」と確認されました。もちろん!おいしいものをいただくためなら、全く問題なしです。「大丈夫です!」と無事予約を入れ、その日を心待ちにしていました。
お店の前には立派な石造りの看板。そのどっしりとした門構えに、期待が高まります!

座敷でくつろぎながら料理を待つ

店内は、テーブル席と座敷席があり、訪れた19:00頃にはすでに多くのお客さんが。筆者らは座敷席へ。

座敷席の前の棚には、泡盛など、さまざまなお酒が並んでいました。お酒をいただきくつろぎながら、注文したお料理を待ちます。
琉宮では、島魚や宮古牛、アグー豚など、すべての食材の地産地消を目指しているそう。野菜は、庭の畑で採れた完全無農薬野菜やハーブ、生産者の顔が見える宮古島、伊良部島の野菜を使っています。
何もかもがおいしい。一皿ごとに感動する味わい

こちらは、「午前中まで泳いでいたカツオ刺」880円。この光り輝く姿、おいしくないわけがないじゃないですか!特に左側のコリコリとした歯ごたえのあるカツオの部位は初めて食べました。カツオの新たな魅力を発見したような気分。

「幻の野菜白ゴーヤとアグー豚のチャンプルー」880円は、季節の関係で緑のゴーヤに。ゴーヤチャンプルは家でもよく作っておいしく食べるのですが、やっぱり家とは全然違うおいしさ。あっという間にたいらげてしまいます。
宮古ぜんまいとアグー豚のパクプンチャンプルーも気になりましたが売り切れで残念・・・。


次に登場したのは「宮古牛100%のハンバーグ」1280円(チェダーチーズのせ+100円)。とってもやわらかくて、でもしっかりお肉の味がするんです。ソースも絶品で、スプーンですくっていただいてしまうほど。このあたりからもう、『どうやら何を食べてもすごくおいしいらしい』という期待感で、同行者たちの目もキラキラ輝いていきます。

「島らっきょとアサリのボンゴレ」980円。貝の鮮度が抜群で、いいだしが出ています。意外かもしれませんが、琉宮はパスタメニューが豊富で、メニューには10品ほどのパスタが並んでいました。島ダコとアーサのパスタ コリアンスタイルとか、地物白イカとバジル明太子クリームソースとか、伊良部海の恵みパスタとか、宮古牛の自家製ミートソースとか、通いつめて全部食べてしまいたい!と思うようなラインナップ。

「宮古島産天然もずく」280円。歯ごたえしっかり!シークァーサーポン酢が爽やか。

1匹ずつ網で獲っているという、ジューシーな「佐和田の浜で獲れた島海老の唐揚げ」980円。1匹1匹、かみしめていただきます。


「宮古牛にぎり(6カン)」980円。このあたりまでくると、すでにみな恍惚の表情。

「ガパオ」880円は、アグー豚のひき肉が肉々しくて食べ応えがありました。野性味あふれる味。島タコめしにも強く惹かれていたのですが、残念ながら売り切れ。
デザートがこれまた感動の嵐。どこまで満足させてくれるのでしょう

「ジーマミー豆腐とローゼルのコンフィチュールのパフェ」480円。ローゼルとは食用のハイビスカス。筆者は初めていただきました。サクサクとした独特の食感が楽しく、アイスとの相性もぴったり。ジーマミー豆腐はピーナッツの豆腐ですが、パフェと美しくひきたてあっていました。

「あたたかいゆし豆腐のチョコレートブラウニー バニラアイス添え」480円。こちらにもローゼルのコンフィチュールが添えられています。ブラウニーは、ゆし豆腐が使われているというだけあって、もっちりした食感。うっとりと完食いたしました。
他にも、ガサミ、琉球イセエビ、ヤシガニといった土地ならではのメニューもありますし、魚料理やサラダも豊富。新鮮な土地のものをいただくと、命をいただいている、という感覚になります。そしてそれは、そのまま明日の活力になる。
というわけで、店ごと食べ尽くしたい島ごはんのお店「琉宮」。食べログ評価は3.0でしたが、筆者は断然5.0です!

Aya Yamaguchi 統括編集長
インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「
イエモネ」を立ち上げる。現在は「イエモネ」「TABIZINE(タビジン)」「novice(ノーヴィス)」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。
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