タイの地獄めぐり① 出発準備
©︎ Ayaka kurahashi
タイ国民の9割以上は仏教徒で、街を歩くと、コンビニのような頻度で遭遇するほど寺院がたくさんあります。その中でも、立体像を用いて地獄を表現している「地獄寺」の魅力を紹介します。地獄寺は現在、わかっている限り70カ所以上存在しています。
タイの地獄めぐり② 地獄寺は何のためにつくられた?
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タイにいくつも存在する「地獄寺」。コンクリート像を用いて、立体的に地獄の世界が表現されています。地獄の釜があったり、棘の木があったり、グロテスクで、キッチュで、笑いを誘うような空間が存在しているのですが、そもそも地獄寺は何のためにつくられたのでしょうか?
タイの地獄めぐり③ オーソドックス地獄 ―基本となる5つの教え―
©︎ Ayaka kurahashi
タイの地獄寺で表現されている地獄の基本を紹介。タイの地獄思想は仏教の「五戒(ごかい)」という教えが基本となっています。五戒とは、犯してはいけない5つの教えで、それらを中心に地獄があらわされています。
タイの地獄めぐり④ 浮気の罪① ―個性豊かな無頭人―
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タイにおける「浮気の罪」について紹介します。タイの地獄寺でよく見られる「無頭人」というキャラクターは、頭がなく、胴体部分に顔がある人。この無頭人は、主に「浮気の罪」によってこのような姿になったとされています。
タイの地獄めぐり⑤ 浮気の罪② ―棘の木は地獄のシンボル―
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前回に引き続き、タイにおける「浮気の罪」について紹介。浮気の罪を犯すと死後「無頭人」になるほかに、もうひとつの罰があります。それは地獄の主要モチーフである「棘の木」に登らされるというもの。
タイの地獄めぐり⑥ ジャングル系地獄 ―地獄のような地獄―
©︎ Ayaka kurahashi
タイの地獄寺の中には、自然と同化しているタイプの地獄があります。木の生い茂った森や林の中にあり、泥だらけで足場が悪く、ジメジメしていて、謎の鳥の鳴き声が絶えず響き渡っている「ジャングル系地獄」を紹介します。
>>>アクセスが悪く、まるで本当に地獄を歩いているかのような感覚に
タイの地獄めぐり⑦ 地獄の住人 ―地獄の亡者と餓鬼の違い―
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タイの地獄寺には、地獄の住人である「地獄の亡者」と「餓鬼」がいます。罪と罰の在り方が異なる「地獄の亡者」と「餓鬼」の違いを解説。
>>>餓鬼たちの中からお気に入りを見つけるのも地獄寺の楽しみ
タイの地獄めぐり⑧ 巨大餓鬼 ―地獄寺のランドマーク―
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タイの地獄寺には、巨大な人たちがヌッと立っていることがあります。彼らは「巨大餓鬼」で、最も印象的なものであり、地獄寺のランドマークとして機能しているといえる存在。
タイの地獄めぐり⑨ 地獄のある場所 ―屋外/屋内それぞれの魅力―
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タイの地獄寺では、基本的に屋外に地獄空間がつくられています。田舎の広大な敷地に、地獄の光景が広がっているのですが、屋内型の地獄もあります。屋内型は、基本的には寺院の真下、お堂の地下につくられる場合が多いです。
タイの地獄めぐり⑩ 受け継がれる地獄絵 ―もうひとつの地獄表現―
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タイの地獄寺は、立体像で地獄をあらわしている寺院だけでなく、「絵」で地獄をあらわしている寺院も多く存在します。お堂の壁に描かれた「壁画」は古くから描かれていて、タイの伝統的な美術作品としても価値があります。
タイの地獄めぐり⑪ アップデートされる仏教
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タイの地獄表現では、現代の悪い状況を地獄に見立て、「政治批判」「社会風刺」をあらわしている場合があります。中には、凄惨なバイク事故や薬物中毒の人をあらわした像がつくられているお寺もあるのです。
タイの地獄めぐり⑫ 生きて帰るまでが地獄めぐり
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タイの「地獄めぐり」について「旅」の視点から紹介。タイの地獄寺のほとんどは観光地では決してない、いわゆるド田舎に位置しているため、観光客として有名観光地を訪れるだけでは絶対にできない体験をたくさんすることができるのです。
※記事公開時の情報です。