【ジブリパーク「地球屋」が地球屋すぎた】バロンに会える!青春の丘「耳をすませば」の世界観が一見の価値あり

Posted by: 山口彩

掲載日: Oct 19th, 2022

愛知県長久手市にある、話題の「ジブリパーク」。今回は、青春の丘にある『耳をすませば』の地球屋を現地ルポ。世界観の再現度がすごすぎるんです!

 


 

青春の丘にある『耳をすませば』の地球屋

青春の丘は、愛・地球博記念公園駅からは徒歩約4分。ジブリパークのメインエリアであるジブリの大倉庫からは、徒歩約3分です。外観はまさに地球屋! 特徴的な屋根はもちろん、窓や外壁のデザイン、テラスに至るまで忠実に再現されています。

地球屋で販売しているはがきや切手を買って、青春の丘のロータリー広場にある郵便ポストからお手紙を出すこともできるそうです。

お店の前の自転車には見覚えのあるジャンパーが……そう、天沢聖司(思わず呼び捨て)のものに違いない!

店先には豚さんの置物。地球屋の入り口といえばこの子ですね。

ドアを開けるとそこは別世界……

ドアを開けると、まず目に飛び込んでくるのは、作中でも金色のたてがみをなびかせていた青い木馬。宝石をあしらった鞍もそのものです。アンティーク家具やからくり時計、人形や小物など、所狭しと並んでいます。そう、地球屋は、『耳をすませば』の作中で主人公・月島雫が偶然たどりついたアンティークショップ

テーブルの上にバロン発見! 緑色の目が美しい……。

香水瓶やアンティークのフォトフレーム、ドールハウスにレコードプレイヤー、1つ1つが絵になります。「地球屋みたいなお店が本当にあったら毎日通いそう!」映画を観てそう思った人は多いはず。

古いものたちが持つ不思議な魅力、そこに秘められた物語、別世界のような静けさ……地球屋の世界観が見事に再現されています。

小物だけでなく、リビングやキッチン、ダイニングなど、空間全体が醸し出す空気感が素敵。テラスに面した部屋は、心地いい陽光がさしていました。

階下へ向かう階段をのぞくと、下は修理中の家具などがあり、作業場のようになっていました。そう、実は地球屋は3階建て。先ほど入ってきた入り口は2階にあたり、1階が工房になっているんです。地球屋では、時計の修理なども請け負っていたので、そうした作業にも使われていたんですね。

天沢聖司が見習いとして学んでいたバイオリン制作

工房でまず目をひくのは、ずらりと並ぶバイオリン。優美な曲線にうっとりしてしまいます。

さまざまな工具や塗料、制作中のバイオリンなどから、どれだけ複雑かつ緻密な工程を経て作られるかが伝わってきます。見習いとはいえ、中学生だった天沢聖司がこの作業をし、イタリア留学を目指していたとは……設定とわかっていても生き方が王子様すぎる。

楽器というより、もはや芸術品と言った方がいい品格を持つバイオリン。

この工房で、天沢聖司や西老人、その仲間と一緒に、カントリーロードを歌った雫。あのときの感動が蘇ってきそうです。

「猫の事務所」をのぞいてみると……

地球屋の隣には、『猫の恩返し』に登場する「猫の事務所」もあります。猫サイズで建てられているので、中に入ることはできません。

窓からそっとのぞいてみると……作中と同じように、バロンとムタが何やらお話中。暖炉や棚、ソファなども家具もミニチュアサイズで再現されています。

こちらは、建物の基礎から木材を組んで仕上げるところまで、本物と同じような工程で造られたそうですよ。

ジブリパーク攻略!記事一覧
 
ジブリパーク
愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1
平日10:00~17:00 土・日・休9:00~17:00
>>営業時間とカレンダー
休園日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌平日)
年末年始及びメンテナンスなどの指定日
>>ジブリパークへの行き方(アクセス)
>>チケットの種類と料金

※チケットは予約制です。「オキノ邸」「ハウルの城」「魔女の家」(以上、魔女の谷)、「地球屋」(青春の丘)、「サツキとメイの家」(どんどこ森)計5つの各建物内部観覧は「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」が対象となります。
※ジブリパークは通常の営業時、一部を除き、撮影できません。


>>最新園内マップ

※価格はすべて税込です。
※※ジブリパークには、一般の来園者は撮影できないエリアがございます。
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
© Studio Ghibli
[Photos by Aya Yamaguchi]





PROFILE

山口彩

Aya Yamaguchi 統括編集長

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

SHARE

  • Facebook