あなたはイギリスにどんなイメージを持っていますか。実際海外に住むとイメージしていたのとは違ったり、その国の習慣や考え方に驚くことばかりです。今回イギリスはロンドンに在住の日本人の方に協力をしていただき、日本人がイギリスで驚いたことをレポートします。
クリスマスにかける意気込みが凄い
クリスマスは日本とは違い、家族と過ごす習慣のあるイギリス。クリスマスはイギリス人が最も張り切る季節なのです。10月31日のハロウィンが終わる頃には、街はクリスマスモード一色になります。早ければ、ロンドンにある人気デパートSelfridgesは8月1日にクリスマスショップをオープンするのだとか。
イギリス人はクリスマスショッピングにも、力を入れます。早い人だと4月頃からクリスマスプレゼントを用意するのだそう。近年では子供のクリスマスプレゼントを買うために、数百ポンドのローンを借り入れる親もいるのだとか。クリスマス当日は20、30個のプレゼントなんて当たり前。全部開けるのに2時間以上もかかるのだそうです。
たしかに、「外国人から見ると不思議?日本の奇妙なクリスマスの習慣5つ」でも、日本人がプレゼントを1つしかもらえないことを不思議に思う外国人が多いようでしたね。
またクリスマス当日はとにかく食べて、飲む、そして食べます。なんと翌日も、親戚や友人、同僚、ご近所さんが行ったり来たりするパーティがあり、ここでも一日中食べる、飲むを繰り返すのだそうです。このクリスマスの翌日はボクシング・デーと呼ばれているほど、ハードな日なのだそうです。
グリーティングカードを送りたがる
日本にはグリーティングカードを送る文化はありませんが、イギリスではあらゆる場面でカードを送るのだそうです。例えば、誕生日やクリスマスはもちろん、イースター、引越し祝い、結婚記念日、赤ちゃん誕生祝い、学校の学期末に先生への感謝、病気見舞い、同僚の退職、そしてペット用まで! このグリーティングカードは送り忘れや遅れはNGだそうで、人によっては人間関係に響くことがあるほど重要な習慣だそうです。
「あなたのことを考えているよ」「特に理由はないの」アメリカのカード習慣で紹介したように、アメリカでもカードを送る習慣は大切にされています。
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太陽が好き
とにかく曇りや小雨が多いイギリス。晴れの日が少ないイギリス人はとにかく太陽好き。夏の短いイギリスでは、音楽フェスやフードマーケットなどの野外イベントで夏を満喫するのだそう。
そしてちょっとでも晴れ間があると、ロンドンのど真ん中の公園で、上半身裸になって、日光浴を始めます。日焼けしている方が健康的、魅力的と捉えられていて、日焼けのプロダクトが薬局で大々的に売られています。美白が美の基準となっている日本とは全く逆の考え方ですね。
小雨では傘をささないイギリス人
頻繁に雨が降るイギリス。イギリス人は鞄に常に折りたたみの傘を入れています。しかし、小雨であれば傘をささない人も多く、多少雨が濡れようが気にしないのがイギリス人なのだそうです。
特有のナイト文化
イギリスはヨーロッパの中でも独特のナイト文化のある国。真冬0度であっても、ノーリーブ、ミニスカート、ピンヒールでディスコやクラブに出かけるイギリス人をよく見かけます。男性も鍛えた腕を見せるTシャツが当たり前。イギリスでは「北に行くほどスカート又が短くなる」なんて言われているのだそうです。
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異文化を知ることは世界を知ることのできる良い機会。それは時に滑稽でもあり、シビアでもあります。異文化を知ることは同時に私たち日本の常識や習慣について考える良い機会でもありますね。
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