穏やかな雰囲気と、湖畔の美しい景色が魅力の台湾北部の港町「淡水」。淡水河に歴史的建築物など見所の多い場所ですが、おいしい食べ物も外せません! 港町ということもあり、新鮮な魚介類を使った料理はもちろん、地元の人だけしか知らないようなグルメも。
観光スポットから少し離れた、地元の人たちが集う商店街(学府路〜博愛街の間)を歩いている時に、カステラの屋台を見かけました。ひとりではとても食べきれそうにない大きさ! 巨大という表現がぴったりです。地元の人たちが列を作っている様子をみると、人気店なのかも。
というわけで、早速ひとつ購入してみることにしましょう。ちなみに巨大カステラは、その場で焼き上げるケーキという意味の「現烤蛋糕」と呼ばれていました。
立ち寄ったときには、店員さんが焼き上がったカステラをカットしているところでした。なるほど、並んでいる人たちは焼き上がりを待っていたわけですね。
大きなカステラを10等分に切り分けていきます。どうやら「プレーン」と「チーズ」の2つのフレーバーをひとつの天板で焼き上げていたようで、前に並んでいた人の前で「プレーン」が売り切れに。しかしながら、幸運にもチーズ味のカステラを購入することができました。
それでは、早速試食してみましょう! 焼き立ての熱々を切り分けてくれたので、ふわっふわ。スポンジケーキやホットケーキが焼き上がる時のような、卵のよい香りがします。カットしてみると、チーズが層になっていました。
フワフワの食感、そしてほんのりした生地の甘さにチーズの塩気が混ざり、朝食やおやつにぴったりの味。飾り気はないけれど、素材なおいしさがストレートに伝わってきました。並ぶだけのことはあります。
お値段はプレーン味が90台湾ドル(約350円)、チーズ味は130台湾ドル(約500円)、箱入りを頼むと追加で10台湾ドル(約40円)。このため、箱に入れないで持ち帰る人がほとんどでした。フレーバーは「バナナ」や「チョコ」などもあるようです。
後日、台湾人の友人に「淡水ですごくおいしい巨大カステラを食べた」と話したところ、「それ、地元の人たちに人気だよ。おいしいよね〜」とふたりでうっとり。訪れたのは淡水店でしたが、台北市内の士林市場にも店舗があるそうです。
食べ物だけでなくデザートの美味しさも評判の台湾。巨大カステラは現在、台湾中で人気を集めているそうです。見かけたら味見してみてくださいね! 2〜3日以内に渡すのであれば、家族や友人へのお土産にしても喜ばれそう。