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「固い」・「硬い」・「堅い」の違いって?【正しい日本語解説Vol.22】

Posted by: 熊本沙織
掲載日: Oct 27th, 2022.

社会人になると、新しい言葉を使う機会が増えますよね。使い慣れていない言葉を無理に使い、大事な場面で恥をかいてしまった……。なんていう人も少なくないのでは? そこでTABIZINEでは、知っているようで意外と知らない頻出ワードを徹底解説! 今回は、使い分けが難しい「固い」・「硬い」・「堅い」について、日本語に関する著書も多数手がけている、国語講師の吉田裕子さんに解説してもらいます。

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「固い」の意味


「固い」は「かたい」と読み、結びつきが強いとか、融通がきかない、揺るがないという意味。「固体」という熟語はありますが、「固い」と訓読みする場合、ほとんどが物体のかたさではなく、破れにくい強固な性質を指します。

【例】
お世話になったドライバーと固い握手を交わした。

「硬い」の意味


「硬い」は「かたい」と読み、外からの力に強いとか、こわばった様子という意味。金属や石のかたさ、手触りのかたい印象などに使います。

【例】
硬い鉛筆は色が薄い。

「堅い」の意味


「堅い」は「かたい」と読み、中身が詰まっていて強いとか、確実である、手がたいという意味

【例】
たくさん練習したので、勝率7割は堅いだろう。

「固い」・「硬い」・「堅い」の使い分け方


「固い」・「硬い」・「堅い」はそれぞれ少しずつ意味が異なるのですが、それでもどの漢字を使うか迷いがちです。迷ったときは、対義語で表現するとどうなるか考えてみましょう。「固い↔ゆるい」、「硬い↔やわらかい」、「堅い↔もろい」と対義語を覚えておけば、どの漢字を使えばよいか判断しやすくなります。

たとえば「かたいクッキー」の反対は「やわらかいクッキー」なので、この場合は「硬い」を使えばいいとわかります。

【クイズ】より適切なのはどれ?

【答え】
1→硬い
2→堅い
3→固い

1の正解は硬い。氷には、外からの力に強いことを表す「硬い」が適切です。

2の正解は堅い。義理には、手がたいことを表す「堅い」が適切です。

3の正解は固い。意思には、ゆるがないことを表す「固い」が適切です。

監修:吉田裕子先生
国語講師。都内大学受験塾・カルチャースクールで講師を務める他、書籍執筆、講演、企業研修、三鷹古典サロン裕泉堂の運営などの活動に取り組んでいる。NHK Eテレ『知恵泉』、NHK‐FM『トーキングウィズ松尾堂』など、テレビ・ラジオにも出演。著書に『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』(かんき出版)や、『大人に必要な読解力が正しく身につく本』(だいわ文庫)など多数。

吉田裕子先生の(株)裕泉堂 公式サイトはこちら

熊本沙織

saori-kumamoto
編集プロダクションと出版社での勤務を経てフリーの編集者・ライターに。ウェブメディア・書籍・雑誌・広報誌などで幅広く活動中。隙あらば航空券をウェブ検索し、旅のプランを練っている旅行好き。自宅に3台のたこ焼き機を所有する関西人。


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