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日本人が意外に知らない、ヨーロッパ主要8か国の国民性とは?

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スペイン

自己主張が強く、ズバズバと物を言うスペイン人は、あまり遠慮をすることがありません。尋ねたいことがあれば見知らぬ人にも気軽に話しかけますし、なかには相手がスペイン語を理解しない外国人であっても構わずにスペイン語で話し続ける人もいるほど。そんなスペイン人のマイペースで自由なところは、日本人からするとちょっと羨ましいような気もしますね。

よく「情熱の国」と呼ばれるスペインですが、スペインには「情熱と狂気」が同居しているといわれます。底抜けに明るいひたすら平和な情熱ではなく、スリルや冒険を伴う生の輝きが大好きなのです。それは、下手をすれば闘牛士が命を落としかねない闘牛や、鬼気迫る表情で激しくステップを踏むフラメンコに象徴されています。

古くからカトリックの厳しい道徳観の影響があるスペインでは、現在も年配の人を中心に、離婚や同性愛、人工妊娠中絶に反対する声が根強く残っています。離婚法が成立したのは、なんと1981年になってから。一方で、2005年に同性婚が認められるなど、従来の価値観を覆すような動きもみられ、一概に「保守的」だと言えないのがスペインの面白いところです。

特に、ファシズム政権下で保守的な教育を受けた60代以上と、それ以下の世代の考え方や価値観のギャップが大きい傾向にあります。スペインには、古い価値観を守ろうとする保守的な人と、伝統や権威にとらわれないリベラルな人が両極端に混在しているのです。

スウェーデン

世界屈指の高福祉国家として知られるスウェーデン。未成年者の医療費はほぼ無料、世界で初めて育児休業を導入するなど、福祉が手厚い分、当然税率も高くなっています。

スウェーデン人が「高福祉高負担」を受け入れているのは、貯蓄や倹約を説くプロテスタント・ルター派と、寒冷な気候が影響しているといわれています。北極圏に位置するスウェーデンでは、日頃から長く厳しい冬に備えて食料の備蓄や倹約をしておかないと生き延びることができないため、「後でラクをするために今は我慢する」という姿勢が身についたのです。

スウェーデンは個人主義的傾向が強く、「未婚でいるのも、結婚するのも離婚するのも個人の自由」という考え方が一般的です。女性の社会進出率が高く、バリバリ働く女性も多いため、近年では「家事や育児ができない男性は、女性から結婚してもらえない」とさえいわれるほど。

北欧の海賊ヴァイキングの末裔でありながら、激しい自己主張はせず、争いを避ける傾向にあるスウェーデン人。スウェーデンでハードロックの一種、へヴィメタルの人気が高いのも、日頃のストレスを音楽で発散しようとする人が多いからなのかもしれません。

遠く離れた日本から見るとあまり違いがわからなくても、国ごとに大きく異なるヨーロッパの国民性。

もちろん、日本人が一人ひとり異なるように、決して「イギリス人が皆こう」「フランス人が皆こう」というわけではありません。生身の人間と接すれば、必ず個人差があり、「○○人」とひとくくりにできない個性が見えてくるでしょう。

しかし、国によってその気質に一定の傾向があるのもまた事実。偏見を持ちすぎるのはよくありませんが、傾向を知ることは、その国やその国の人々をよりよく知るうえで役に立つはずです。

[日本人が知らないヨーロッパ46カ国の国民性|PHP文庫]
[All photos by Shutterstock.com]

春奈

Haruna ライター
和歌山出身。東京での会社員時代に、旅先でドイツ人夫と出会う。5か月間のアジア横断旅行の後ドイツに移住し、ライターに転身。約2年半のドイツ生活を経て、現在は日本在住。「歴史地区」や「旧市街」と名の付く場所に目がなく、古い町を歩き尽くすのが大好き。世界のリアルな「ワクワク」を多くの人に伝えたい。


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