「自由」以外にある“Free”を使ったお役立ちフレーズ
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ネイティブの使うほとんどの英語は、実は中学校で習う超基礎単語でカバーされています。誰もが知っている超基礎英語の押さえておきたい意外な意味や、お役立ちフレーズをご紹介するこちらのシリーズ。今回は“Free”を解説します!
「無料、ただ」という意味の“Free”
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日本語でも「フリーペーパー」というように“Free”には「無料、ただ」という意味があります。また、カフェや空港などでFree Wifi(無料のWifi)の表示があるところも現在はとても多いです。
例)It is for free. (ただです。無料です。)
また、ヨーロッパ(特にスペイン、イタリア、ギリシャなど)のレストランでサービスとしてパンやオリーブのようなおつまみ、食後のコーヒーやコーヒー受けの小さなお菓子などを提供されることがよくあります。用心深い筆者は慣れない土地でぼったくられないように、毎回“Is this free?”(これは無料ですか?)と、確認する癖がついてしまっているのですが、そのような場合の返事としてよく聞く表現がこちら。
例)This is on house.(お店のおごりです。)
この表現を覚えておくと、安心して笑顔でお店の好意を楽しめます。
「空いている」という意味の“Free”
“Free”には「空っぽ、空いている」という意味もあります。例えばカフェや空港、また列車での椅子や座席を確保したいときに、一応近くにいる人たちに“Is this free?” (これ、空いてますか?)と確認すると、感じよく旅が続けられるのでおすすめです。
「~がない」という意味の“Free”
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日本でも、最近はバリアフリー、ファットフリーなどという言葉もよく聞きますが「○○がない、ゼロの」という意味で“Free”を使うこともできます。最近のイギリスのスーパーマーケットでは、“Dairy Free”(乳製品抜き)、“Gluten Free”(グルテンフリー)などアレルギー対応の食品は、どのお店でもたいてい“Free From”と呼ばれるコーナーで購入できます。
禁止の意味での“Free”
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“Free”には「禁止」の意味もあります。
例)This park is alcohol free.(この公園ではアルコール禁止です。)
公園や海岸、ショッピングモールなど、海外では屋内外を問わず、公共の場でアルコールを禁止しているところがかなりあります。「アルコールを自由に飲んでください」とは真逆の意味なので、気をつけたいところです。他にも、“Mobile Free Zone”(携帯電話使用禁止ゾーン)、“Smoke Free Zone”(禁煙ゾーン)などをよく見かけます。
旅行中によく聞くFeel Free
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飛行機のキャビンクルー、ホテルやレストランのスタッフから“Please feel free to….”と言われたことはありませんか。
例)Please feel free to ask me if you need anything. (何かありましたら、遠慮なくお尋ねください。)
これは決まり文句で、「お気軽に○○してください」と言うときに使います。
海外旅行や滞在中によく聞く“Free”の使い方をご紹介しました。今後も誰もが知っている基本単語をマスターしていっしょに英会話の達人を目指しましょう!
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