子連れ台湾旅行おすすめスポット6選【TABIZINE with Kids】

Posted by: 山口彩

掲載日: Aug 1st, 2017

日本食大好き、飛行機嫌いの子どもたちのせいで子連れ旅行はすっかり国内派だった筆者ですが、昨年子連れ台湾旅行へ。台湾ツウの達人ママから仕入れた情報をもとに、実際にまわってみてよかった! と思えた台湾のスポットをご紹介します。

気分はラプンツェル!?十分のランタンあげ

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

日本では台湾といえば九份が有名ですが、実はその先にある十分も子連れには特におすすめ。台北駅から電車で約1時間半くらいのところにあります。九份と合わせて観光するのもいいかも。線路の上を自由に歩けるのが、予想以上に子どもたちに大受けでした。

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

天燈(ランタン)上げは願いごとにより好きな色を選んで、筆で願いごとを書いて火をつけ、飛ばします。もちろん一年中体験できます。お店はどこもそれほどお値段に違いはありませんでした。だいたい150〜200元くらい。

電車がくると、駅員さんから注意があり、一斉にみなわきへ避難します。お店ギリギリのところをすり抜けていく電車は初めて見ると衝撃です。飛ばすのも、電車が来ないスキを狙って。そんなスリルがあるのも子どもには面白いようでした。

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

筆者が訪れたのは昼ですが、夜の燈(ランタン)上げはまたラプンツェルの世界のように幻想的な雰囲気になりそう。線路脇にはずらりとお土産屋さんが並んでにぎわっています。そんなコンパクトにぎゅっと詰まった感じも子連れにはうれしいポイント。駅舎続きのお土産屋さんはレトロおしゃれな文具もあっておすすめです!

十分駅から15分ほど歩くと、「台湾のナイアガラ」とも呼ばれる十分瀑布も。元気があまっているならこちらも立ち寄るとよいかもしれませんね。

次は大人気の九份です!

『千と千尋の神隠し』の世界観へ!「九份」

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

台湾のおすすめ観光スポットとしてすっかり有名になった九份。ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の世界観を感じられると大人気です。子連れでも楽しめるスポットですが、ただ連れていくのではなく、事前のすりこみが大事。「『千と千尋の神隠し』みたいな雰囲気のところに行けるらしいよ!」と子どもたちの期待を高めておきましょう。もちろん、映画で予習も忘れずに。

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

お土産屋さんも飲食店もいろいろありますが、個人的によかったのが、オーダーメイドでその場で作れるサンダル。好きな柄を選んで、その場で足の大きさに合わせてしつらえてくれます。

ローカル線「平渓線」の車窓

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

十分は平渓線というローカル線の駅なのですが、他にも台湾の猫村「猴硐(ホウトン)」駅なども。この電車の車窓は、のどかな台湾の風景が連なり、とても楽しいのです。乗るときは、運転手さんの後ろを陣取ると電車でGO! 気分が味わえます。1日券は80元。

筆者が乗り込んだときは、子どもたちを気にすることなく鉄さんが車窓風景を三脚で動画撮影していました。マニアの中では評判の車窓なのかもしれません。平渓線は混んでいて座れないことも多いのですが、この車窓風景のおかげで子どもがグズグズ言わず道中を楽しめていました。

次は台北市内のおすすめ観光スポットや夜市をご紹介!

走り回りたいスケール!「中正紀念堂」

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

子どもにとって街歩きや食べ歩きやショッピングは、案外苦痛なものです。間に思い切り走り回れるスポットを入れてあげると、気分もリフレッシュ。中正紀念堂は広々とした圧倒的なスケールで、子どもが走り回っても大丈夫。一糸乱れぬ本堂の「衛兵交代」も興味津々に眺めていました。

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

中正紀念堂のまわりには公園も多く、こんなアートがあったり、スタンプラリーがあったり。子どもはスタンプラリーが好きですよね。「台湾で一番楽しかったのはスタンプラリー!」と言われたときは、がっくりきましたが・・・(笑)。

子ども向けゲームコーナーが充実する「寧夏夜市」

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

寧夏夜市(ニンシャー・イエスー)は夜市らしい雰囲気がたっぷり味わえて、おいしい屋台が多いと台湾達人ママからおすすめされました。特に、親子丼やチャーハンといった馴染みのある食べ物の屋台もあったのが、台湾の食べ物になじめない子どもたちに大好評。小籠包も魯肉飯(ルーローハン)もNGだったときにはどうしようかと思いましたが、この夜市に救われました。旅行中毎晩のように通った夜市です。

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

スマートボールや金魚すくいといった子ども向けのゲームコーナーも充実しているので、子どもも飽きずに楽しめますよ。

次はインスタ映えするカラフルな虹の村をご紹介!

台中のカラフルスポット「虹の村」

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

さて最後は、台北から新幹線で台中へ行ったとき、大人はおしゃれな宮原眼科でお土産物色に夢中になっていたものの、子どもはこちらの方が喜んでいたというスポット、虹の村(彩虹眷村)です。台中駅からタクシーで20分程度。すぐ横に遊具のある小さな公園があるのがうれしい。

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

カラフルな落書きのようなアートは、90歳を超えるおじいちゃんが一人で描いたそう。インスタ映えするアートが話題を呼び、今では大人気観光スポットと化しています。お土産グッズもいろいろ。個人的には傘やマステに惹かれました。

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】
衝動買いしたマスキングテープ

宮原眼科について知りたい方は過去記事『「レトロ可愛い」に夢中!今知りたい台中のリノベーションスポット4選』を要チェックです。虹の村については「【台湾】カラフルな台中の「虹の村」、描いた理由は『退屈だから』」でも紹介していますよ!

おまけ・「新北投」の温泉

今回筆者は行けなかったのですが、台湾は実は温泉天国なのだそう。達人ママのおすすめは地下鉄ですぐの「新北投」の日帰り温泉。台湾には水着で入る温泉もありますが、ここは裸のおつきあい。

台湾にしてはセレブ価格ですが、すばらしいラグジュアリー感で、子どもは入れないけれど、ぜひママだけ時間をもらって行ってみてほしいとのこと。当日でも直前でもOKなので、事前に電話予約が必要だそうです(日本語可)。

子連れ台湾旅行おすすめスポット●選【TABIZINE with Kids】

そして今回、子どもたちに一人ひとつずつレンタルチェキをもたせて、自由研究に台湾日記をつけてもらいました。これがなかなかよかった。写真を貼ったりコメントを書いたりして、お店での待ち時間も有意義に過ごせますし、旅のモチベーションもアップ!

ただ、「普通ここ撮るでしょ!」という名物とか名所をほとんど撮らず、「それ日本にもあるじゃん!」みたいなものばっかり撮ったり、同じような場所で何枚も撮ったり。大人は「ならでは」を楽しもうとするけど、子どもにはそんなの関係ないんだなと勉強になりました。また、デジカメ世代は知らない“フィルムを大切に使う”ということを体験できました。

できあがった台湾日記をみると、逆に子どもの視点が垣間見えて面白かったです。

また、台湾の夏は想像以上に暑いです! 子どもがまだ小さい場合は昼は屋内に避難したりホテルでお昼寝したり工夫が必要。水分補給もお忘れなく。台湾のジューススタンドは安くておいしいので、フレッシュフルーツのジュースをいろいろ試してみるのも楽しいですよ。

[All Photos by KIMURAYAMA]

PROFILE

山口彩

Aya Yamaguchi 統括編集長

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

SHARE

  • Facebook