スーツケースの選び方
スーツケースを決める4つのステップ
上手にスーツケースを選ぶためには、大まかに下記の4ステップがあります。順を追って考えてみましょう
- ステップ1:宿泊日数とサイズを考える
- ステップ2:旅のスタイルと現地の治安を考える
- ステップ3:予算と相談し、ブランドをチョイスする
- ステップ4:縦×横×幅の寸法と重量を再確認する
メーカーに聞く失敗しない選び方
バッグとラゲージの総合メーカー「エース」の広報の方によると、最適なスーツケースのサイズの目安は、「1泊=10リットル」だそう。
旅行用のスーツケースなら、目立つ色がおすすめです。空港のターンテーブルで見つけやすいという利点もあり、盗難で狙われるリスクも減らせる可能性もあります。
フレーム式とファスナー式のどちらを選ぶかは、軽量なスーツケースがいい人はファスナー式、保護性重視ならフレーム式がおすすめです。
また、一番負荷や衝撃がかかりやすいキャスターは、壊れるリスクも高いものなので、選ぶ時にはチェックしましょう。小型のスーツケースには、キャスター部分が大きい2輪キャスターが搭載されることが多く、大きくて重いスーツケースには、小回りがきく4輪キャスターが付く傾向があるようです。
移動時の“音”が気になる人はサイレントキャスターが、取り回しのしやすさ重視なら双輪キャスターがおすすめ。そのほか、ストッパー機能やTSAロックの有無もチェックしましょう。
スーツケースの色は何色が正解?
重ねられたり、放り投げられたりするスーツケースは、濃い目で汚れが目立ちにくい色味を選びたくなります。実際に売れているスーツケースの色は、1位がネイビーを中心としたブルー系、2位がブラックだそうです。
しかし、スーツケースを選ぶ際は、目立つ派手な色を選ぶのがよいとする考え方もあります。
たとえば、預け荷物をターンテーブルでピックアップするときに判別がしやすく、ほかの人のものとも間違えにくいです。また、派手で目立つものは盗まれにくいという利点も。
ちなみに、風水的にはオレンジが旅行運をアップさせてくれるそうですよ。
パッキングのコツ
荷物を詰める最適な位置を知ろう
スーツケースの伝道師・佐藤宏樹さんによると、スーツケースには、各荷物によってそれを詰める最適な位置があるのだとか。
スーツケースを開いた状態で4分割。キャリーバー側(裏側)の下には1番重たい荷物、ふた側(表側)の下に2番目に重たい荷物、キャリーバー側の上には軽めの荷物、ふた側の上に1番軽い荷物を詰めていくのがコツだそうです。
スーツケースに100%詰め込むのはNG!
上手にパッキングするには、スーツケースの中は常に3割空けておくべきだとか。旅先で足りないものやお土産を買ったりすると物が増えますよね。そのためにも、スーツケースに100%詰め込むのはやめて、スペースを空けておきましょう。
スーツケースのメンテナンス
スーツケースの「よくあるトラブル」回避法
実はキャスター(タイヤ)は消耗品。どのキャスターもまんべんなく使うように心がけることが大切なのですが、壊れてしまった場合は、メーカーや修理専門店などに交換や修理の相談をするのがいいでしょう。
階段などではキャリーバー(持ち手)ではなく、スーツケースのボディー上面についたハンドルを持つようにすると、トラブルを防ぐことができます。
ダイヤル番号タイプの鍵(カギ)をロックしてしまうこともあるかもしれません。その場合は、冷静に前後の数字の組み合わせで試してみましょう。
スーツケースの汚れやシール跡をとる方法
汚れたスーツケースのクリーニング方法は、スーツケースのタイプによって異なります。
布製のソフトキャリーケースは、タオルに中性洗剤を薄めた水をしみ込ませ、固く絞って軽くふきましょう。
金属ボディタイプのハードスーツケースの場合、軽い汚れはガラスクリーナーやガラス磨きで磨いてから乾ぶきで仕上げます。プラスチックボディタイプのハードスーツケースの場合、軽い汚れはタオルに薄めた中性洗剤をしみ込ませ、汚れをふき取ります。
なお、シンナーや除光液を付ける行為は絶対にNGだそうです。
スーツケースの豆知識を紹介しました。旅行に出かける前に参考にしてみてくださいね。