基本編「○○の後で」と言う意味の“After”
“Afternoon”は“Noon”(正午)の“After”(後)ということで「午後」という意味になるように、“After”は「○○の後で」という意味で用いられます。
例)Let’s have the ice cream after dinner!(ディナーの後でアイスクリームを食べよう!)
紳士・淑女の国イギリスでの決まり文句“After you!”
紳士・淑女の国イギリスでは「相手に先を譲る」ことが礼儀とされ、建物の出入り口や、駅のエスカレーター、スーパーでのレジなどで順番がかち合ってしまった場合、すっと手のひらを返しながら“After you.”と順番を譲り合うことがあります。これは “I will be (am) after you.”の省略形では「私はあなたの後=お先にどうぞ」という意味です。もし、“After you”と言われて順番を譲ってもらったら、“Thank you.”(ありがとうございます)とお礼を言うことをお忘れなく。もし、あなたが急いでいない場合、もしくは明らかに相手の方が先だったのに譲ってくれた場合は、手の平を返しながら“Please”(いえいえ、あなたこそどうぞ)と言うとお互い気持ちよく過ごせます。
ショップでよく聞く“What are you after?”
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“After”には「追いかける、探す」という意味もあります。ショッピング中にお店のスタッフからよく聞かれるフレーズはこちら。
例)What are you after?(何をお探しですか?)
I am after a tent for 4 people.(4人用のテントを探しています。)
“Look for ”(探す)とほぼ同じ意味で使えます。
“After”を使った必須フレーズ
“After”は比較的イメージがしやすい使われ方が多く「全く想像ができない!」というような意外な使われ方はほとんどしまん。その中でも、知っておくと便利な“After”を使ったフレーズをご紹介します。
“Named after” ○○にちなんで名づけられた
例)My nephew was named after his parent’s favourite actor.
甥っ子は、彼の両親のお気に入りの俳優にちなんで名づけられた。
“Look after” お世話をする
例)I had to look after my little sister when I was young. (若いころは、妹のお世話をしなければならなかった。)
もうひとつ、ぜひ覚えておくと便利な言い回しとしては“Look after”は、人やペットなどの生き物だけでなく「もの」に関しても使うことができます。例えば、空港などでお手洗いに行く際にスーツケースをお友達に見ていてもらう際には、以下のように言えます。
例)Can you look after my suitcase while I am in the loo?(トイレに行っている間、スーツケース見ておいてくれる?)
間違えやすい!「○○分後に」と言うには“In”が正解
日本語の感覚で「30分後に」と言いたいときについ“After 30 mins”と言ってしまいがちです。この場合は、実は“After”ではなく“In”を使うのが正解!日本語のイメージで“in 30 mins”では「30分以内に」と思いがちですが、ネイティブが“in ○○ min”のように言った場合その時間以内であることはほぼなく、○○分後の意味で使われます。
例)The plane is going to take off in 2 hours. (飛行機は2時間後に離陸します。)
比較的イメージのしやすい“After”の英会話フレーズをご紹介しました。ショッピング中、電車やレジの順番待ち、また時間に関する表現など旅行中はもちろん、日常生活でも使えるシンプルなものもたくさん!すっと“After you!”が言えれば、気持ちよく旅行も楽しめますね!
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