似ているけれど微妙に違うGood on you, Good for you とGood of you
家族や友達とのカジュアルな会話や、ビジネスシーンや学校での世間話などでよく聞く、3つのGood ○○ You という表現。On, For そしてOfととても似ているフレーズですが、実は使い方や意味にははっきりとした違いがあります。
Good for you! よかったね!
まずGood for youは、「よかったね!おめでとう!」の意味で使います。
例えば、新型コロナの影響でキャンセルした旅行費用が全額返ってきたと友達に伝えたら、Good for you(よかったね!)と友達から言われるでしょう。これは、It is good for you. (あなたにとって、よかったね。)という意味で、自分の努力などで起きたことではなく、ラッキーなことやよかったことがあったときに主に使う表現です。
Good of you! えらいね!
Good of you!は、It is good of you!(それをするなんて、あなたはいい人だね。)という意味で「えらいね!親切だね!」というニュアンスに近いフレーズです。この場合は、話し相手の行動や決断がよいという意味で「それをしたあなたはいい人(えらい)ですね」という意味で使われています。
例)I decided to be a nurse. (看護師さんになることにした。)
Good of you!(それはえらいね!)
Good on you! よくやった!でかした!
Good of youにとても似ているのですが、もう少しカジュアルな場面でよく聞くのはGood on you!(でかした!)です。この表現も、行動や決断をほめるときに使います。ボランティアをしたり、富士山に登るなど挑戦をしたとき、ジムに通い始めたときなど、自らの意思でよい行動をした相手をほめるときに使う表現です。
「たくさんの」という量を表すGood
日常の話し言葉では、Goodは「たくさんの、かなりの量の」という意味で使われることがよくあります。
例)A good money 大金
A good size car 十分に大きめな車
ただし紛らわしいのは、ポジティブでない場合でもGoodが使われることもあります。
例)It has a good chance of raining today.(今日は雨が降る可能性が高い。)
雨が降る可能性自体はさほどいい意味とは限りませんが、雨が降る見込みが高いという意味で、a good chanceが使われています。
「この先ずっと」という意味のFor good
Goodには「よい、好ましい」という意味とはまったく関係のない使い方もあります。
例)I am going back to America for good.(アメリカに帰国してもう戻ってきません。)
アメリカ人の友達が上のように言った場合、休暇として地元アメリカに帰るのではなく、For good(半永久的に、この先ずっと)帰国するという意味になります。Forever (永久の)とほぼ同じ意味ですが、Foreverを使うと若干ドラマチックすぎるため、(いまのところ)これから先ずっとという意味でFor goodがよく使われます。
会話で使える便利なGoodフレーズをマスター
Good morning, Good night, Good bye などのあいさつはもちろん、Goodは毎日の会話でほんとうに頻繁に耳にします。知っていると便利なGoodを使ったフレーズをぜひ使ってみてください。
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