Makeを使った表現で英会話術がぐっと上がる!
「作る」という意味で学校で習ったMakeという誰もが知っている英単語ですが、会話の中では、それ以外の意味で使われることが頻繁にあります。今回は、知っているととっても便利で、英語に自信がなくても簡単にマスターできるMakeを使った表現をご紹介します。
「○○させる」という意味のMake
Makeには「○○させる」という意味もあります。例えば、不意に友達から「わっ!!」と驚かされた場合には次のように言うと自然です。
例)You made me jump. (直訳:あなたは、私をジャンプさせた。意味:びっくりした!)
また、見るたびに泣いてしまう映画については、以下のように言えます。
例)This film makes me cry every time. (毎回、この映画で泣いちゃう。)
「○○になる」という意味のMake
Makeには「○○になる」という意味もあります。特に「将来○○になる」という意味でよく使われます。
例)She will make a good teacher.(彼女は、いい先生になるだろう。)
できるという意味のMake
また、Makeには「できる、成し遂げる」という意味もあります。例えば、ジグソーパズルを完成させたときや山頂に到着したときなど、何かを作り終えたり、達成したときに使います。
例)Finally I made it!(ついに、できた!)
また、同じ表現でも「間に合う」という意味でもよく使われます。乗り遅れそうと思った電車にぎりぎり間に合ったら、We made it!(間に合った!)と言い合って喜びます。
会話で一番使われるMakeを使ったフレーズ3選
ネイティブの話す英会話では、Makeを使った決まり文句がしょっちゅう登場します。中でも、重要なフレーズ3つをご紹介します。
Make sense(つじつまが合う)
Make sense(つじつまが合う、理解できる)は、understandよりも頻繁に使われ、ほぼ相槌にも近いニュアンスで使われることもあるフレーズです。
例)(It) make sense.(そっか。)
It doesn’t make sense.(なにそれ、意味わかんない。)
Make sure(確実に○○する)
Make sure○○で「確実に○○する」という意味になり、すでに言ってあることや誰もがわかっていることを再度確認しつつ「○○して」と伝えるときにとても便利な言い方です。
例)Make sure you wash your hands properly. (ちゃんと手を洗ってね。)
You made my day!(ハッピーな気分になれた!)
以前親しかった友達に、数年ぶりに街でばったり出くわしました。しばらく話したあと、別れ際、友達が嬉しそうに一言。
You made my day!
これは「あなたのおかげで、ハッピーな気分で今日一日が過ごせそう!」という意味。自分の感情を人に伝える文化があまりない日本語にはピッタリあてはまるフレーズがないのですが「ハッピーな気持ちが一日続きそうなぐらいうれしい」という気持ちを相手に伝える表現です。
そのため、「就職、結婚が決まった」などのうれしいニュースの報告や、久しぶりに会えたり電話で話したときなどのあとによく使われます。
Makeが使えると文章の組み立て方が一気にネイティブっぽく!
学校で習った英語から文章を作って話そうとすると、どうしてもI(私)からばかり始めがちです。ネイティブの話す英語をよく聞くと、Iから話を始めることが意外に少ない!Makeの使い方をマスターすることで、ItなどI以外の単語から文章をスタートできるようになり、英会話がぐっとレベルアップします!
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