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「代替」の正しい読み方と意味、知っていますか?【正しい日本語解説Vol.31】

Posted by: 熊本沙織
掲載日: Jan 5th, 2023.

社会人になると、新しい言葉を使う機会が増えますよね。使い慣れていない言葉を無理に使い、大事な場面で恥をかいてしまった……。なんていう人も少なくないのでは? そこでTABIZINEでは、知っているようで意外と知らない頻出ワードを徹底解説! 今回は、読み方に迷う人が多い「代替」ということばについて、日本語に関する著書も多数手がけている、国語講師の吉田裕子さんに解説してもらいます。

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「代替」の読み方と意味


「代替」の読み方は、「だいたい」と「だいがえ」の2通り。どちらの読み方も間違いではありません。

意味は、対象となるものに見合う他のもので代わりとすることです。代わりとなるもの自体をさすこともあります。

読み方については、辞書では多くの場合「だいたい」の読み方の項目に意味が掲載されていて、「だいがえ」は「だいたいの口頭語的表現」「だいたいの重箱読み」という解説にとどまっています。このことから、主な読み方は「だいたい」であると判断できそうです。

※重箱読みとは、「重箱」をジュウが音読み、ばこは訓読みで読むように、音読み+訓読みで構成される熟語の読み方です。ちなみに、訓読み+音読みで構成される熟語の読み方は湯桶読みといいます。これは「湯桶」をゆが訓読み、トウは音読みで読むことに由来します。

口頭では「大体」などとの混同を避けるため、あえて「だいがえ」と読むこともあります。したがって、日常生活では「だいたい」と「だいがえ」のどちらを使っても問題なさそうです。

しかし、「だいがえ」読みを誤読だと考える人もいるため、正確な言葉づかいを求められる公の場などでは「だいたい」読みを使うほうが、「間違いだ」と指摘されることがなく、無難でしょう。

【例】
飛行機が欠航したので、代替の移動手段として新幹線を選んだ。

「代替」を含む複合語


代替を含む複合語の場合、代替は「だいたい」と読むのが一般的です。どのような言葉があるのか、確認しておきましょう。

代替案
代替医学
代替医療
代替エネルギー
代替角膜
代替機
代替刑
代替現実
代替財
代替執行
代替資料
代替的紛争解決
代替投資
代替肉
代替不可能性
代替物
代替フロン

 

監修:吉田裕子先生
国語講師。都内大学受験塾・カルチャースクールで講師を務める他、書籍執筆、講演、企業研修、三鷹古典サロン裕泉堂の運営などの活動に取り組んでいる。NHK Eテレ『知恵泉』、NHK‐FM『トーキングウィズ松尾堂』など、テレビ・ラジオにも出演。著書に『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』(かんき出版)や、『大人に必要な読解力が正しく身につく本』(だいわ文庫)など多数。

吉田裕子先生の(株)裕泉堂 公式サイトはこちら

熊本沙織

saori-kumamoto
編集プロダクションと出版社での勤務を経てフリーの編集者・ライターに。ウェブメディア・書籍・雑誌・広報誌などで幅広く活動中。隙あらば航空券をウェブ検索し、旅のプランを練っている旅行好き。自宅に3台のたこ焼き機を所有する関西人。


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