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「早急」の正しい読み方と意味、知っていますか?【正しい日本語解説Vol.33】

Posted by: 熊本沙織
掲載日: Jan 19th, 2023.

社会人になると、新しい言葉を使う機会が増えますよね。使い慣れていない言葉を無理に使い、大事な場面で恥をかいてしまった……。なんていう人も少なくないのでは? そこでTABIZINEでは、知っているようで意外と知らない頻出ワードを徹底解説! 今回は、読み方に迷う人が多い「早急」という言葉について、日本語に関する著書も多数手がけている、国語講師の吉田裕子さんに解説してもらいます。

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「早急」の読み方と意味


「早急」の読み方は、「さっきゅう」と「そうきゅう」の2通り。どちらの読み方も間違いではありません。

意味は、非常に急ぐこと、極めて差し迫っていること、またそのさまです。

読み方については、辞書では多くの場合「さっきゅう」の読み方の項目に意味が掲載されており、「そうきゅう」は「さっきゅう(早急)に同じ」という解説にとどまっています。このことから、主な読み方は「さっきゅう」であると判断できそうです。

しかし、昨今は「そうきゅう」と読む人が増えているため、日常生活では「さっきゅう」と「そうきゅう」のどちらを使っても問題ないでしょう。ただし正確な言葉づかいを求められる公の場などでは、「さっきゅう」読みを使うほうがより多くの人が違和感なく受け取ることができ、無難でしょう。

【例】
早急に今夜の宿を探さなければならない。

参考:コトバンク
Allabout

「早急」の類義語


「早急」の類義語には、以下のような言葉があります。完全に互換性があるわけではないので、ニュアンスを理解したうえで使い分けましょう。

至急
早急と同様、非常に急ぐことを表す言葉です。さらに強調する場合は、「大」をつけて「大至急」と表現します。
また、メールの件名に「【至急】次回の会議について」というようにつけて、急いでいることを強調する使い方もあります。

大急ぎ
早急と同様、非常に急ぐことを表す言葉です。少し柔らかい表現のため、ビジネスの場では「早急」や「至急」を使うほうがよいでしょう。

緊急
早急や至急と比較すると、より切迫したニュアンスがあります。このままでは命に関わるとか、大きな損害が予想されるといった場合に使われます。

取り急ぎ
急いでいることを表しますが、自分の行動に対して使用します。例えば、送付されたファイルをまだ精査できていないが、受領の連絡だけは先に入れておく」という場合に、「取り急ぎ、資料受領のご連絡まで。」のようにメールすることがあります。

「とりあえず」「ひとまず」「時間がなく、不十分ではあるが」といったニュアンスがあり、場合によっては失礼な印象を与えてしまうこともあるため、使う場面や相手には注意が必要です。

参考:goo辞書 
マナラボ 
DIME

監修:吉田裕子先生
国語講師。都内大学受験塾・カルチャースクールで講師を務める他、書籍執筆、講演、企業研修、三鷹古典サロン裕泉堂の運営などの活動に取り組んでいる。NHK Eテレ『知恵泉』、NHK‐FM『トーキングウィズ松尾堂』など、テレビ・ラジオにも出演。著書に『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』(かんき出版)や、『大人に必要な読解力が正しく身につく本』(だいわ文庫)など多数。

吉田裕子先生の(株)裕泉堂 公式サイトはこちら

熊本沙織

saori-kumamoto
編集プロダクションと出版社での勤務を経てフリーの編集者・ライターに。ウェブメディア・書籍・雑誌・広報誌などで幅広く活動中。隙あらば航空券をウェブ検索し、旅のプランを練っている旅行好き。自宅に3台のたこ焼き機を所有する関西人。


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