時差やら旅の興奮やらで「何だか眠れない」と苦しんでしまった経験、ありませんか? 旅先の睡眠は健康管理の基礎。
そこで今回はアラバマ大学や厚生労働省の情報を参考に、旅先で眠れないときの対処法を紹介したいと思います。
1:湯船にお湯を張り入浴をする
深く眠るための基本として、就寝前の入浴が挙げられています。入浴で体の芯から温めると、お風呂上りに体温が下がるタイミングで眠気が自然にくるそう。
東南アジアなど国によってはバスタブがない場合もありますが、宿泊場所を選ぶ段階で湯船があるかどうかを最低限チェックしたいですね。
2:空調を調整して気温と湿度を整える
厚生労働省によると、温度と湿度が高すぎても低すぎても、眠る環境としては駄目だとか。布団の中の温度は33℃±1℃、室温は17~18℃前後、湿度は50%±5%だと言われています。
ちょっと寝付きが心配な場合は、コンパクトな温度計と湿度計を持参して、部屋の環境作りに利用したいですね。
湿度が低すぎる場合は、部屋にぬれタオルを掛けたり、洗濯物を干したり、水のコップを置いたり、室内に観葉植物が置いてあれば水をあげたりしてください。
3:スマホや書籍はベッドに持ち込まない
旅先で眠れないと、スマホやタブレットに手を伸ばしたり、持ち込んだ小説などを開いたりしてしまいます。ただ、スマホやタブレットは目をさえさせます。幸運にも小説が面白かった場合は、ますます眠れなくなりますよね?
ベッド周辺に眠りを妨げるようなグッズは一切持ち込まず、テレビも点けないでください。別に旅先だけでなく、普段の生活でも一緒ですね。
4:暗くて静かな環境を整える
快適な睡眠のためには暗さと静けさも必要です。例えば都会にある安宿に泊まると、夜通し外の騒ぎが聞こえてきます。ちょっと神経質な人は、あらかじめ旅先に耳栓を持ち込みたいですね。
部屋にカーテンがなく、外のネオンなどが入ってきてしまう場合は、アイマスクがあればアイマスクを。なければ窓際にバスタオルを干したり、何かを立てかけたり、スーツケースを置いたりして、光をさえぎってみてください。
5:運動習慣がない人は無理して運動をしない
眠る前に欠かさずストレッチをしているなど、運動習慣がある人はそのルーティンを守ってください。
逆に普段から運動をしていない人が、「眠れない。ちょっと体を疲れさせよう」と思って筋トレなどをしてしまうと、かえって目が覚めてしまうとか。旅先だからといって特別な行動はせず、普段と変わらないペースを守りたいですね。
以上、旅先で眠れないときの対処法をまとめました。旅先では緊張して眠れない夜が多いという人は、マグカップやブランケットなど普段の生活を感じさせてくれるアイテムを持ち込み、リラックスできるように工夫してみてください。
[UAB News ] [e-ヘルスネット – 厚生労働省 ] [All photos by Shutterstock.com ]
Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(
https://hokuroku.media/ )創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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