【世界ひとり飯25】ベトナム・ホイアンのちゅるちゅる系スナックとストリートスイーツ

Posted by: 石黒アツシ

掲載日: Aug 16th, 2020

世界50カ国以上を一人旅した筆者が、世界で出会い心に残った料理をご紹介。あまりにもおいしいものが多いベトナム。そして古くからの港町ホイアンももちろん食の宝庫。今回はストリート系です。それも食感ウレシイちゅるちゅる系です。

バインベオチェン

歩道の上のスナック屋台

バインベオチェン

ホイアンイエローの古い建物がかわいいホイアンの「古い街」(世界遺産登録の昔からの港町)を歩いていると、その黄色に映えるプラスチック製の真っ赤な椅子が並ぶお店が出ていました。それも、歩道の上に。

黄色い壁にはお店の名前とメニューが書かれていて、しっかり屋根もありました。そして、みんな何やらおいしそうに食べています。

バインベオはおなかのすき具合に合わせて

覗き込んでみれば「あ、これがバインベオだ」とピンときました。ホイアン名物の小皿で蒸した、ちゅるちゅるの料理です。

ベースは米粉。それを小皿に入れて蒸したものです。2種類あって、茶色いほうはお砂糖入りで、白いほうはプレーンで、えびの出汁たっぷりのたれをかけて、油で揚げた豚肉の皮と、揚げ玉ねぎを乗せてくれます。

バインベオ

ちゅるちゅるっとした食感に、ぱりぱりっとしたトッピングがアクセントになっています。ホイアンは海のすぐそばということで、えびのタレが濃厚でいいんです。

隣に座った女性は一人で6つ食べてました。これ、いくらでも食べられます。小さいから、自分のおなかのすき具合に合わせて食べられていいと思います!

バインベオは一皿5,000ドン(約25円)です。

バインボロックはタピオカ粉ベースでおかず系!

バインボロック

このお店のもう一つのメニューが、タピオカ粉で作ったバインボロック。バインベオは大きさも味もスナックというかおやつ系ですが、バインボロックはもうちょっとおかず系です。でも、お皿のサイズはやっぱり小さいので、いくつか食べられそうです。

バインボロックは、タピオカ粉で作った半透明の皮でえびと玉ねぎを包んで蒸したもの。こちらはチュルっとしつつモチっとした食感。そこに、ハムと揚げ玉ねぎを乗せて細い青ネギを振って、ヌクチャムを掛けます。

ヌクチャムは、ベトナムの魚醤ニョクマム、ライム、砂糖、水、唐辛子を混ぜた万能つけダレ。甘酸っぱくてよく合います。

バインボロックは一皿30,000ドン(約140円)です。

バインベオチェン

路上に出ている露店ですが、人が来ては食べて、そうしてどこかに帰って行ってと、なかなか繁盛しています。Google Mapにも乗ってます。

Bánh Bèo Chén
住所:48 Trần Phú, Phường Minh An, Hội An, Quảng Nam, ベトナム
営業時間:15:00〜18:45
無休

スイーツもストリートで食べ歩き

バインサイ

ホイアンの街は、ほぼほぼ車が入ってこないので、路上にお店を出している人が多いんです。その中の一つ、バインサイはマンゴーケーキです。1個から買えました。

バインサイ

周りはモチっとダイフクのようで、中にマンゴーを煮詰めたものが入っていました。シンプルでおいしい。食べ歩きにもいい!1個10,000ドン(約50円)です。

チェー

夜になると、怪しい光の中で若い人たちが集まって何か食べています。またまた覗いてみると、チェーでした。タピオカとかあずきを入れて、ココナッツミルク、練乳などに、かき氷を入れて食べる冷たいデザートです。

チェー

チェーの屋台は街のところどころに出ていて、こちらでは若い男女が食べてました。価格は10,000ドン(約50円)から。

ストリートフードは思い切って食べる!

屋台と聞くと、なんとなく衛生的にどうかなと心配になる方もいるかと思います。でも食べてみたいと、ジレンマに悩む方も。「大丈夫!おいしそうだから、食べてみる」と食べるのが筆者です。ベトナムでは全く問題ありませんでしたが、旅の途中で疲れていたりしたら、ちょっと注意してくださいね。

[All photos by Atsushi Ishiguro]

PROFILE

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

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