第2回は人気のシティホテルランキング。

旅行でちょっとぜいたくをするとなれば、「最高のサービスを提供してくれるホテルに泊まりたい」と考える人も少なくないはずです。ただ、日本には有名なホテルがたくさん・・・。どこを選べば本当の“ぜいたく”ができるのか、迷ってしまいますよね。

そこで今回はサービス産業生産性協議会が行った大規模な顧客満足度調査でトップ5に入ったシティホテルを紹介します。7年連続で顧客満足度No.1を獲得したホテルとは？

帝国ホテルが7年連続で顧客満足度No.1

※写真はイメージです

サービス産業生産協議会は毎年、34業種432社を対象にさまざまな指標を調査・分析し、その結果を日本版顧客満足度指数として公表してくれています。

同ランキングのシティホテル部門で、最も高い顧客満足度を獲得したブランドは以下の通りになりました。

【人気のシティホテルランキング】
1位・・・帝国ホテル（80.9）
2位・・・日航ホテル（77.1）
2位・・・リーガロイヤルホテル（77.1）
4位・・・ホテルオークラ（76.5）
5位・・・ANAホテル（75.6）
（カッコ内は顧客満足度）

1位はさすがの帝国ホテルで、7連連続ナンバーワン。ホテル以外の全業種のランキングでも4位と圧倒的な顧客満足度を誇っています。

ちなみに上述シティホテルランキングは、合計9つの企業・ブランドを対象としています。選定基準を満たしていないという理由から、残念ながらザ･リッツ･カールトンやハイアットホテルなど、主要な外資系ホテルはランキングに含まれませんでした。

ただ、外資系ホテルにもちょっと憧れがありますよね？　外資系のシティホテルで人気のブランドは、どこになるのでしょうか？

外資系ホテルのランキングは？

そのヒントの1つが、顧客満足度調査の世界的な専門機関であるJ.Dパワーが発表した「2015年日本ホテル宿泊客満足度調査」になります。

1泊35,000円以上の部門で上位に輝いたブランドは、

1位・・・ザ・リッツ・カールトン（786）
2位・・・帝国ホテル（778）
3位・・・ウェスティン（715）
4位・・・ホテル オークラ（711）
5位・・・ハイアットリージェンシー（707）
（カッコ内は満足度のポイント。1000ポイント満点）

となっています。ランキングの対象は9つのホテルブランド。残念ながらコンラッド、パークハイアット、フォーシーズンズホテルなどは、サンプル数が少ないホテルとしてランキングに含まれていません。

そう考えると100％厳密とは言えないのかもしれませんが、ザ・リッツ・カールトンは同調査で10年連続ナンバーワン。

外資系ではザ・リッツ・カールトン、国内系では帝国ホテルといった2つの巨大ブランドが、業界で双璧をなしていると考えて間違いはなさそうですね。

次の宿泊場所選びで、ぜひとも参考にしてみてください。

[2015年度「JCSI（日本版顧客満足度指数：Japanese Customer Satisfaction Index）」調査 – サービス産業生産性協議会]
[2015年日本ホテル宿泊客満足度調査 – J.D. POWER]
[All Photos by shutterstock.com]
※写真はすべてイメージです

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家／ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書（TABIZINEライターとの共著）に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸３県のWebマガジン〈HOKUROKU〉（https://hokuroku.media/）創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。