一人旅の夜歩きは大丈夫なのだろうか!?
一人旅で困るのは、中華料理のような大皿料理を食べるときや、荷物を置いてトイレに行くときなどですが、日が暮れてから散歩に出るのもちょっと気を付けないといけませんよね。ベトナムのフエは、夕ご飯から10時くらいまでは女の子も一人やグループで歩いているし、お店も開いているので安心。日中よりも人出が多いのは、暖かい国だからだと思います。
食事を終えてから、地図で見つけたベトナムのスイーツ「チェー」のお店「Chè Hẻm(チェーヘム)」を目指してぶらぶらと。近くまで行ってみたら赤い文字で看板が出ていましたが、なんだかかなり細い路地。「危険な香りはしないかな」とちょっと注意して雰囲気を確認してみましたが、女の子同士で立ち話していたり、子どもの声が聞こえてきたり。大丈夫です。
オープンエアのチェー専門店
30mくらい入ると右手に、小さなテーブルと小さな椅子が並んでますが、すっかりここはオープンエア。人のうちの軒先といった雰囲気です。
しっかり奥まで見てみれば、たくさんの人たちが小さな椅子に座って、小さなテーブルに肩を寄せ合ってチェーを楽しんでます。これは、食べなければ!
ベトナム語ができなくっても大丈夫。奥のカウンターにチェーの具が並んでいるので、指差しでオーダーできます。
チェーは、軟らかく煮た豆、タピオカ、果物とシロップにコンデンスミルクを入れた上の写真のようなグラスに、かき氷を入れながら楽しむベトナムならではの清涼系、そしてヘルシー系のスイーツです。
濃い茶色の金時豆と白い花豆とえんどう豆かな、それに白玉とタピオカ入りのチェーを指さして、しっかりオーダー完了。豆の優しい甘さとその香り、そこにすっきりとしたシロップ。コンデンスミルクが氷を溶かして、おいしい!それに、グラスの中のあっちこっちを食べて違った味を楽しんで、最後には全体を一体化させます。
それにしても、このサイズがいい!多すぎて、焦って食べるということもないし、身体が冷えすぎることもないし。これで1万ドン(約50円)しません(どれでも同じ値段でした)。
言葉はわかりませんが、みんな静かに楽しんでて、こういうのイイなぁと思うのでした。
もっと食べたい!カラフルなチェーが気になった
次の日もまた、チェーヘムに出かけてしまいました。なぜなら一日目にとってもおいしそうなカラフルなフルーツのチェーを見てしまったから。どうしても食べたい。
すいかにパパイヤ、ドラゴンフルーツなんかも入ってて色どりがいい。昨日はほっこりお豆系でしたが、今日はスカッとさわやかにフルーツで。
ほかにもいろいろあるので、昼間にも来ればよかったなと思うのでした。
住所:1 kiệt, 29 Hùng Vương, Phú Hội, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế, ベトナム
営業時間:10:00~22:00(無休)
〆のブン・ボー・フエはやっぱり禁断の味かも
週末ということもあってか、フエで一番の夜の街「Phố đi bộ Huế – Hue Night Walking Street」は若者で盛り上がってました。
おなかもいっぱいだし、賑やかな雰囲気を楽しみながら歩きます。確かに、おなかはいっぱいだったはずなのですが、歩き回っていると1軒の気になる屋台が歩道に出ていました。
「ブン・ボー・フエ」のお店です。ブンは断面が丸くちょっとプリッとした食感のコメの麺。ボーは牛肉で、フエはこの街の名前。そうです、フエは海に近いので、海鮮出汁でコクのあるスープがおいしい牛肉のボーが名物の一つなんです。これは、食べないと。
スープはオレンジ色(エビ色)。そこに牛肉をのせて、ねぎ、パクチー、ディルをトッピング。別皿のもやしやレタスは、途中で入れていきます。
いやぁ、この出汁感は最高でした。麺がちゅるちゅるっと気持ちよくおなかに入っていきます。油分が少ないので、かなりすっきり。食べてもまったく胃にもたれるということもなさそうで、夜中に食べたのに、翌朝に影響は全くないのでした。3万5,000ドン(約160円)。大満足で、ごちそうさまでした。
でも夜の散歩は気を付けて!
いくら安全・安心な街といっても、いろんな人がいます。身の回りには気を付けて、暗い通りや怪しい通りには近づかないようにしましょうね。
さて、週末のフエの盛り上がりの動画はこちらです。
[All photos by Atsushi Ishiguro]