日本のクリスマスは外国から見るとちょっと不思議だと思われているようです。日本では当たり前のことでも、海を越えた国の人々からすると “おもしろい” “奇妙” だと思われることが、いっぱい! そんな、世界から見ると一風変わった日本のクリスマスの習慣と謎に迫ります。
クリスマスを恋人と過ごす
日本ではクリスマスをひとつのイベントのように捉えている人が多いですよね。それは近年流行しているハロウィンにも言えるでしょう。しかし、クリスマスに恋人同士で過ごすというのは、日本独特の習慣。欧米ではクリスマスは家族とお祝いして過ごすのが一般的で、逆に大晦日を恋人と過ごします。日本とは真逆ですよね!
この原因は諸説ありますが、商業戦略によって、恋人同士で過ごすものとされたという説に信憑性がある気がします。恋人にクリスマスプレゼントとして高価なジュエリーやブランド物を贈る人、今も多いですものね。
クリスマスにチキンを食べる
クリスマスイブやクリスマスの日には、大量のチキン料理がスーパーやデパ地下に並んでいますよね。でも、クリスマスに食べる料理といえば “七面鳥” です。なぜ日本ではチキンを食べるのでしょうか?
どうやら、日本では七面鳥よりもチキンの方が手軽に食べやすいということで、チキン人気が高まったようです。某ファーストフード店の影響もあるのかも?
クリスマスにショートケーキを食べる
クリスマスのケーキといえば、砂糖でつくられたサンタやトナカイでデコレーションされたショートケーキを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?幼いころからクリスマスはケーキが食べられるイベントのひとつとして、ワクワクしましたよね。
フランスではブッシュ・ド・ノエルを食べる習慣がありますが、ほかの国では「クリスマスにショートケーキ?」と不思議がられる習慣のひとつです。これもバレンタイン同様、商業戦略の影響だと言われています。
もらえるプレゼントは1個だけ
欧米の映画やドラマを観ていると、色とりどりの包装紙で包まれたクリスマスプレゼントを家族のひとりひとりからもらっているシーンがあり、とてもうらやましく感じます。なぜか日本ではクリスマスプレゼントは1個が定番ですよね?
日本には1週間後くらいにくるお正月にお年玉という習慣があるため、クリスマスのプレゼントは欧米に比べて控えめなのかもしれません。
クリスマスではなくクリスマスイブがやたらと盛り上がる
ユダヤ暦では、日没に日付が変わっていて、24日の日が沈んだときに、25日のクリスマスとなり、ミサの後の遅い時間帯にお祝いが行われていました。その影響でクリスマスのイブニングは、24日の夜になります。
加えて、日本ではバブル期の人気ドラマや山下達郎や松任谷由実の音楽の影響もあり、クリスマスイブが一層盛り上がる日になったとか・・・。確かにバルブ期を境にイブのお祭り騒ぎに拍車がかかった気がしますね。
日本にはこれだけ不思議なクリスマスの習慣がありますが、それだけ日本人がアレンジ上手な証拠だと言えるでしょう。海外の文化をそのまま持ち込むのではなく、日本流にアレンジして、それを定着させてしまうって、ある意味すごいですよね! 今年もそんなジャパニーズ・クリスマスを楽しみたいものです。
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Ayami ライター
フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。
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