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ビールのふるさと札幌で日本のビールの魂に触れる/現地特派員レポート

Mar 10th, 2017

 【TABIZINE 現地特派員による寄稿】 
 
日本におけるビールの歴史など知らなくても、そのノドごしに何ら影響するものではありません。ビールは舌で味わうのではなく喉で味わうのだ、とだれかが言っていました。ましてや頭で味わう必要など全くないわけです。

ほんとうにそうだろうか。それを確かめるために、札幌にあるビールの故郷を訪れてみるのはいかがしょう。ビールに情熱を傾けた一人の男のことを知ると、考えが変わるかも知れません。

ビールのふるさと札幌で日本のビールの魂に触れる
新千歳空港からJRに乗って札幌駅に近づくと、進行方向右手の街並みの上に煉瓦造りの赤い煙突が天高く聳えているのが目に入ります。

そこに白い文字で「サッポロビール」と大書されている。これを見ると、ああ札幌に帰ってきたなあと、道産子は思うわけです。ちょうど東京に向かう飛行機の窓から富士山が見える感覚でしょうか。

ビールのふるさと札幌で日本のビールの魂に触れる

サッポロビールの歴史は意外と古い


かのトーマス・グラバーと岩崎弥太郎が発起人となって麒麟麦酒の礎を作るよりも早く、明治9年には札幌の開拓使が日本人による初のビール造りに着手しています。そういうわけで知る人ぞ知るあのサッポロビールの★印は、開拓使のシンボルマークでもあるのです。札幌におけるビールの歴史は意外に深い。

札幌には「サッポロファクトリー」(中央区北2条東4丁目)というのがあって、映画館などを備えた大型の商業施設を展開しています。そして、旅するあなたに今回ぜひ訪ねていただきたいサッポロビール生誕の地でもあるわけです。ただ、札幌駅からは少し距離がある(徒歩15分ほど)せいか、地元以外の観光客からはスルーされることが多いようです。

実は、こちらはJRの列車から見えたあの煙突の場所とは正反対の方向にあります。ちょうど室蘭本線を挟んで双子のように対峙する形で建っている。右手に見えていた方は、サッポロビール札幌第二工場。サッポロファクトリーの方は、ビルの影でよく見えない。どちらも同じくらい古い歴史があります。

Naoki

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