ドイツ在住の筆者が聞いた、ドイツ人が日本を訪れたときに「エッ」と驚いたこと7選をお伝えします。
1.男女が全く違うファッション
ファッションも実用性重視のドイツは、メイクをせずスカートも履かない女性が多いのが特徴です。
若い女性でも、ジーンズやスキニーパンツに、黒やグレーといった暗めの色合いのトップス、足元はスニーカーやヒールのないブーツといったコーディネートが多く、ファッションの男女差がそれほど大きくありません。
一方の日本では、パステルカラーや花柄のトップスに、シフォンなどのふんわりした素材のスカート、そして足元はヒールのあるブーツやパンプスといったフェミニンなファッションをよく見かけます。それに加えメイクやヘアスタイルにも抜かりがありません。こうした日本人女性の姿は、ドイツ人にとっては「エレガント」に映り、驚きの対象になるようです。
2.街がキレイ
先進国で街が清潔なイメージのあるドイツでも、観光地や田舎町を除けば、公共の場所はタバコの吸い殻や落書きなどが目につきます。
ドイツ人は、自分の住まいに関しては驚くほど掃除やインテリアに力を入れて美しく保つのですが、公共の場所は日本のほうがはるかにキレイです。日本で暮らしていると当たり前に感じがちですが、「日本が世界で一番清潔な国だ」という声もあるほどです。
3.時刻表を信頼できる
「時間に正確」というイメージのあるドイツですが、実は電車が遅れるのは日常茶飯事。車社会も手伝ってか、ドイツの鉄道は正確性や本数からいってあまり便利な乗り物ではありません。
ドイツ人はドイツの鉄道を信頼しておらず、ドイチェ・バーン(ドイツ鉄道)の悪口を言うことはとてもドイツ人的な行為なのだそうです。
4.お役所さえ親切
ドイツではサービスする側もされる側も平等という感覚があり、日本のように「お客様を敬う」という文化はありません。
レストランやカフェでもサービス料(チップ)が当たり前で、基本的にサービスは有料というお国柄。それに対し、日本ではコンビニですら親切で、飲食店も高級店を除きサービス料は不要という日本のサービス水準は驚きに値します。
しかも、お役所でさえ親切でてきぱきと対応してくれることはさらなる感動を呼ぶようです。ドイツ人は自国の役所を「非能率的」「官僚主義」と嫌っている人が多く、「サービスのいいお役所」など、なかなか考えられないことなのです。
5.自然が豊か
ドイツはほとんど海に面しておらず、山も少なく、日本ほど多様な自然に恵まれているわけではありません。
ヨーロッパでは日本といえば伝統文化やテクノロジーのイメージが強いので、日本の美しい自然を目の当たりにしたドイツ人は驚き、感動します。ドイツ人は自然好きな国民性なので、日本の豊かな自然はドイツ人にとっては羨望の対象なのです。
6.割り勘負けを怒らない文化
日本ではグループで食事をした際に、お会計の総額をその場の人数で割って全員が同額を払うことがあります。
人によって食べた量や飲んだ量が違うので、「割り勘負け」をする人もいますが、日本ではそれを受け入れるのが暗黙の了解です。ところが、ドイツでは自分が飲み食いした分だけを払うのが当たり前なので、割り勘負けにはなかなか黙っていられないようです。
7.とてもおいしいレストランと、ものすごくおいしいレストランしかない
一般にドイツではさほど食に頓着せず、特別な機会を除いて「必要だから摂る」という感覚の人が多いです。食を人生の楽しみと位置付けて、毎日の食事にもこだわる日本人の感覚とは大きな開きがあります。
日本は日本食のみならず、世界のあらゆる食事がハイレベル。ミシュランの星の数が世界最多の都市は東京であることにも裏付けられています。日本は手ごろな値段でもおいしいお店が多く、しかも無料でお水とおしぼりが出されるサービスの良さ。
「日本にはとてもおいしいレストランと、ものすごくおいしいレストランしかない」、「今までに食べた一番おいしいピザは日本で食べたものだ」という意見もあるほどです。
日本では普通のことでも、日本の外から来た人たちにとっては驚きの「ニッポン」の姿。外国人の視点から日本を再発見するのも楽しいものです。
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Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。
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