自由で開放的、とにかく安全というイメージのオーストラリア。でも、どの国にも裏の顔はあるものです。今日は、現地在住者から見た、オーストラリア旅行で気を付けるべき情報をお届けします。
「コインありますか?」詐欺
シティをぶらぶらしていたら、突然親しげに話しかけてくるオージー。「お財布を落としちゃって電車に乗れないんだ。1ドルで良いから、もらえないかな?」こんな人に出会ったら要注意!財布を落としたのは、小銭をせびるための言い訳にすぎません。こんな時は、 “Sorry but I don’t have any.(悪いけど小銭がなくて)”と言って断りましょう。危害を加えられることはまずありません。
バーで睡眠薬混入
様々な種類のローカルワインや地ビールを楽しむことができるオーストラリア。でもバーやパブ、そしてクラブでは、飲みかけのお酒を誰かに預けたままにしないで下さい。特に、その場で知り合った人に預けておいたら、いつの間にか睡眠薬を入れられていた・・・なんてこともあります。オージーが、ダンスフロアでもしっかりグラスを持ったまま踊っているのは身を守るためでもあるのです。また、夜遅くなったら短い距離であってもタクシーを利用するなどの対策もお忘れなく。
犯罪集団バイキー・ギャング
一般的にBikie Gang(バイキー・ギャング)または単にBikieと呼ばれている彼らは、オーストラリアでは誰もが知る存在。一見暴走族のように見えますが、実は違法薬物や銃などの取引に関わり、異なるグループ間での抗争も問題になっています。一般人を巻き込むことはあまりないのですが、2013年には観光客が多く集まるゴールドコーストのブロードビーチのレストランで、2つのグループが大乱闘を起こしました。もしも、お揃いのロゴ入りジャケットを着たバイク集団を見かけたら、近寄らないようにしましょう。
街中で出会う薬物中毒者たち
近年、オーストラリアではコカインなどの違法薬物の蔓延が非常に大きな問題になっています。それに伴い、昼夜問わず、街中で薬物が効いたまま出歩いている人びとを目にすることがあります。視線が定まらず、独り言が多くふらふらしている、顔色が悪い、または異常な興奮状態にあるなど、一目見ただけで何かおかしいと感じます。そんな時は、視線を合わせずにその場から立ち去りましょう。また、ビーチや公園、はたまた街中で裸足のまま歩いているオージーもいますが、汚染された注射針が落ちていることもあるので、注意が必要です。
日本と同じくらい治安が良いと思いがちですが、やはりここは海外。せっかくの旅行が台無しにならないよう、気を付けながら楽しんで下さいね!
[Photo by Shutterstock.com ]
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Sae ライター
バックパックひとり旅に飽き足らず、中国でのインターンを経由し、最終的にオーストラリアで就職、移住。旅に出られないときは、お家で現地レシピに挑戦して癒されています。世界のおいしいもの、食器、路地が大好き。目標はアジア移住と早起き生活です。
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