真っ赤な倉庫のような建物の中に入ると、金色に輝くゾウがどーんと控えています。その奥に見えるのはやはり黄金色のサイ! 反対側にはやはりキラキラと輝くバンヤンツリーが大きな枝を広げています。
(c)Hotel Vagabond Singapore
1950年代、の建物をリノベーション
(c)Hotel Vagabond Singapore
ギャラリーとも、おしゃれなナイトクラブとも思えるようなこちらは、「ホテルバガボンド トリビュートポートフォリオ シンガポール」(以下、ホテルバガボンド)のロビースペースとバー。このところシンガポールや香港では古い建物をリノベーションしたホテルが増えていますが、こちら「ホテルバガボンド」もそのひとつ。1950年代、イギリス植民地時代に建てられた、アールデコ様式の建物の中をリノベーション。4階建て計41室のホテルとして2015年にオープンしました。
フランス人デザイナー、ジャック・ガルシアがデザイン
(c)kelly
とびきり独創的なこちらのホテルをデザインしたのは、これまでも数々のデザイン性の高いホテルを手がけ、多くの受賞歴を誇るフランス人デザイナー、ジャック・ガルシア。彼が作りあげる50年代と現在のシンガポールが共存する空間に、オーナー夫妻のアートコレクションが点在。さらにイギリスのアーティストが監修した絵画なども加わり、斬新さと居心地のよさ、スタイリッシュさと懐かしさが共存する、魅力あふれるホテルが誕生しました。
(次のページに続く)
ホテルを象徴する「黄金のバニヤンツリー」
(c)Hotel Vagabond Singapore
金色に光るゾウは、ゾウが好きだというガルシア氏のセレクト。バーにちょこんと鎮座するサルの像は、フランスのアーティスト、フランク・ルレイ氏の作品です。建物の中で枝を広げる「黄金のバニヤンツリー」は、インドの王家の防具を作り続けてきた老舗による工芸品。じつはこちら、ホテルを象徴する存在でもあると同時に、建物の古い柱の保存に役立っているんですって!
また、ロビーに置いているアートやデザイン本の多くは、オーナー一家がモンゴル、キューバ、チリ、ボツワナ、アルゼンチンに旅し、年月をかけて収集したものです。
そう、ホテル内には多種多彩なアートがいっぱい。アート作品に泊まるような特別な体験ができるのです。
日本への国際電話が無料のスマホが利用可能!
(c)Hotel Vagabond Singapore
客室は約20㎡~と決して広くはありませんが、心躍る色彩豊かな空間に仕上がっています。
(c)Hotel Vagabond Singapore
ベッドボードには厳選された飾られた絵画や写真が飾られていて客室もアート! イタリア産大理石とガラスモザイクのバスルーム、マホガニーの家具など、ハード面にも妥協なし! 快適な滞在を約束してくれます。
(c)Hotel Vagabond Singapore
客室ごとに1台、スマホが置かれていて、滞在中は自由に使用できます。こちらWi-Fiはもちろん、日本への国際電話も無料というのはうれしい限り!
(c)Hotel Vagabond Singapore
(次のページに続く)
豪華なインテリアに彩られた、“パリのサロン”で憩う
(c)kelly
こちらのホテルを訪れたらぜひ楽しみたいのが、ロビー奥に位置する「バガボンドサロン」。 “パリのサロン”をイメージしたこちらの空間は、豪華なインテリアに彩られた、多目的スペース。朝はここが朝食会場となり、新進気鋭のミュージシャンやDJがイベントを実施することも。オリジナルカクテルや、東洋と西洋のテイストを掛け合わせた料理をいただきながら、東西のクロスポイント・シンガポールならではのアートな滞在をしゃれこんでみてはいかがでしょうか。
(c)Hotel Vagabond Singapore
[ホテルバガボンド トリビュートポートフォリオ シンガポール]
kelly ライター
出版社勤務を経て、現在は都内でフリーライターとして活動中。辛いものとお酒全般が好き。趣味はミュージカル観劇。年に数回、「自費研修」と称し、ニューヨークや韓国に観劇にでかけるのが生きがい。
【世界の奇祭】体に串や針を刺して参加するタミル族の痛い祭り「タイプーサム
Jul 16th, 2023 | 坂本正敬
世界にはさまざまな祭りがあります。宗教や季節に関係するものなど、その発祥もいろいろ。有名なものから知る人ぞ知るものまで、地域らしさを感じられるイベントであり、旅行の目的ともなりますよね。そんな世界の祭りの中からユニークな祭り、まちおこしのために奇抜な企画を立ち上げられた新興の祭りではなく、100年以上の歴史がある「変わった祭り」を紹介します。今回は、マレーシアやシンガポールを中心に、ヒンドゥー教徒が大半のタミル族の移住した国々で年1回開催される奇祭を紹介します。
【世界の美しい空港5選】旅をしなくても行ってみたい!テーマパークのような
Apr 30th, 2023 | 熊本沙織
世界に3,500以上あるといわれている空港。規模もデザインもさまざまな世界各国の空港は、それぞれが個性的で訪れる楽しみがありますよね。今回はそんな世界の空港の中でも、特に美しい空港を5つ紹介します。
【世界三大がっかり】マーライオン・人魚姫・小便小僧の共通点は?
Feb 10th, 2023 | 坂本正敬
世界を代表するとされるものを3つ取り上げて、「世界三大〇〇」と呼ばれるさまざまなものがありますよね。そこで、どんな事物がそういわれているのか調べてみました。あなたはどれだけ知っているでしょうか? 今回は、「世界三大がっかり」観光スポットを紹介します。
【世界ひとり飯(4)】シンガポールの屋台街・ホーカーズで見つけた「あさり
Feb 8th, 2020 | 石黒アツシ
世界50カ国以上を一人旅した筆者が、世界で出会い心に残った食べ物をご紹介。今回はシンガポールで見つけた、一味違ったラクサです。海鮮ベースのスープがおいしい麺料理「ラクサ」。お店によってさまざまなスタイルがあるようですが、今回はアラブ人街とインド人街の間にある、「Sungei Road Laksa (スンゲイ ロード ラクサ)」で見つけた安くて美味しい筆者のオススメをご紹介!自宅で楽しめるインスタントヌードルの情報も必読です!!
シンガポールの旅がますます手軽に!クレカで電車にGo!
Apr 20th, 2019 | 倉田直子
シンガポールが、新しいイノベーションを発表し、話題を呼んでいます。それは、外国人観光客がシンガポールを訪れる時に大いに役立ちそうな新機能なのです。一体どんなことなのでしょう?公共交通機関がぐっと便利に使える「SimplyGo」をご紹介。
【限定】今だけ!チャンギ国際空港でハリー・ポッターの魔法世界を体験。
Dec 7th, 2018 | 石黒アツシ
チャンギ国際空港のターミナルのうち3つに、等身大で楽しめるハリー・ポッターのアトラクションが設置されています。期間は2019年の2月中旬まで。もちろん入場料などはありません。この冬シンガポールに行く人、トランジットで利用する人はぜひ!
予想外!?実はポップな国シンガポールのインスタ映えスポット【現地ルポ】
Dec 1st, 2018 | 筒井麻由
近代的で煌びやかなイメージが強いシンガポール。多民族が集まるシンガポールは、実はカラフルでポップなスポットがたくさん存在する国でもあります!そこで今回は、シンガポールのインスタ映え間違いなしのスポットをご紹介します。
【超ゴージャス】話題の映画「クレイジー・リッチ!」のロケ場所 in シン
Sep 16th, 2018 | 倉田直子
本国アメリカでは一足早く8月に公開された、話題の映画「クレイジー・リッチ!」(原題:Crazy Rich Asians)。日本では9月28日(金)公開予定ですが、ロケは、大半がシンガポールで行われています。一体どんな場所でドラマが繰り広げられたのか、観光気分で覗いてみましょう。
シンガポールの夜を最高の思い出にするモデルプランのスケジュールとは?
Sep 7th, 2018 | 筒井麻由
シンガポールの夜の魅力とは?観光産業が盛んなシンガポールでは、マーライオンにマリーナベイ・サンズのプール、チャイナタウンやアラブストリートなどの異国感溢れるエリアなどお昼の観光が目立っていますが、実は”眠らない街東京”以上に眠らない街でもあります。
シンガポールに行ったら訪れたい、宝箱のようなプラナカン博物館
Aug 31st, 2018 | 鳴海汐
シンガポールは言わずと知れた多民族国家。文化もミックスされて、他にはない美が生まれました。シンガポールで必見の観光スポット、プラナカン博物館をご紹介します。お土産探しスポットとしてもおすすめ。