台湾には魅力的な観光スポットやおいしい食べ物がたくさん！ とはいってもなかなかまとまった休みを取るのが難しく、旅行は二泊三日が限界だという方も多くいらっしゃることでしょう。

そんな時はフリーにできる1日に予定をぎゅぎゅっと詰め込んで、人気観光地とグルメをとことん楽しんでみるのはいかがでしょうか？ この記事では、台湾の人気観光地を1日で楽しめる「台湾ひとり旅モデルプラン」を提案します。

9:00　国立故宮博物院見学

国立故宮博物院は、台湾を訪れたら一度は行きたい観光スポットの一つと言えるでしょう。美しい建物も旅の気分を盛り上げてくれます。展示されている作品は貴重なものばかりで、一つ一つ見て回ると時間があっという間に過ぎていくことでしょう。

12:30　MRT忠孝復興駅近くの「阿宗麺線」忠孝店で軽く食事

(C) Yui Imai

故宮博物院でのひと時を楽しんだ後は、バスと地下鉄MRTで忠孝復興駅に向かいましょう。駅の近くには「阿宗麺線」という、台湾B級グルメとして大人気の麺線をいただけるお店があります。この忠孝店はテーブル席が用意されており、一人でも入店しやすい雰囲気です。

とろみのあるスープに細い麺、よく煮込まれた大腸がおいしいこのグルメは、一度食べたらクセになりそう。注文から受け取りまではとてもはやく、手軽にささっとランチをすませることができます。料金は小椀50元、大椀65元とリーズナブル。ランチは軽めにして、日本人に大人気の観光地「九份（キュウフン）」での食べ歩きに備えます。

13:30　忠孝復興駅近くのバス停から九份行きのバスに乗車

(C) Yui Imai

忠孝復興駅1番出口から少し歩くと九份行きの1062番バスが出ているバス停に到着します。このバスは高速道路を通るため必ず席に座る必要があり、バス停には一列に並んで待っているいる人たちの姿を見かけます。席がいっぱいになってしまうと次のバスを待つことになりますが、バス内は席がたくさん用意されているため、平日であれば座れないほど混んでいるということは少ないです。

15:00　九份観光

バスに乗ってから一時間ほどで九份に到着です。九份の老街（ラオジエ）と呼ばれる古い街並みには、屋台やお土産屋が所狭しと並んでいます。屋台でB級グルメを味わってみたり、雑貨屋をのぞいてみたり、ゆっくりと一人での街歩きを楽しみましょう。

夜になると雰囲気ががらりと変わります。赤いちょうちんがライトアップされ、とても幻想的です。

18:30　基隆行きバスに乗り基隆廟口夜市へ

九份のバス停からは、台北行きのバスの他に基隆行きのバスが出ています。このバスに乗っておいしいものがたくさんある「基隆廟口夜市（ジーロンミャオコウ・イエシー）」に行かれてみてはいかがでしょうか。こちらの夜市は海が近いこともあって海鮮ものが充実しており、台湾一の美食夜市とも言われています。

21:00　台北のホテルへ

帰りは基隆駅から電車でもバスでも台北へ戻ることができます。一日たっぷり満喫したら、ホテルでゆっくり休んでくださいね。

Yui Imai

Yui Imai ライター

語学留学とワーキングホリデーを経て、現在も台湾と日本をしょっちゅう行き来しているトラベルライターです。台湾で長く生活していくうちに、あたたかくてエネルギッシュでちょっぴりおせっかいな台湾がすっかり大好きに。