ひとくち頬張れば、たちまち幸せな気分になれるチョコレート。コンビニやスーパーでも気軽に購入できるものだけれど、贈り物をするときや、少し贅沢な時間を過ごしたいときには、やはりショコラティエのものを買い求めたくなります。例えばバレンタイン前など、専門店に足を運ぶ方も多いのではないでしょうか。
(C)sweetsholic
数あるショコラ専門店の中から、今年12月にオープンから1年を迎えた自由が丘のチョコレート専門店「マジドゥショコラ」の新作に注目。1月上旬からの発売に先駆け、ひと足お先に試食してきました。めくるめくショコラの甘美な世界をレポートしたいと思います。ショコラ選びの参考にしてみてくださいね!
ビーントゥーバーって?
聞いたことはあるけれど、いまいちピンとこない・・・。まずはビーントゥーバー製法について知っておきましょう。
ビーントゥーバーとは、カカオ豆の仕入れから成型までチョコレートの製造過程を一貫して行うこと。カカオを栽培している農家の方々とダイレクトに連携を取ることで、生産者の生活を豊かにすることも目的とした取り組みです。
松室シェフ(左)、ショコラコーディネーターの市川さん(右)
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マジドゥショコラでは、オープン当初から一貫してビーントゥーバーにこだわっているんです! そのこだわりがどれほどかと言うと、同店オーナーシェフの松室さんがカカオや仕入先のカカオ農園について話し始めたら止まらなくなる・・・という具合。その熱意を形にしたものが、今回ご紹介するチョコレートたちなのです。
進化系! 香りを楽しむビーントゥーバー
新作の進化系ビーントゥーバーは、カカオ豆と素材を融合させた香りを楽しむフレーバーチョコです。燻製したカカオ豆が奏でるスモークチーズのような風味の「燻」、いつまでも柚子の余韻が続く爽やかな口当たりの「柚子」、パチパチ弾ける食感が楽しいエキゾチックな「花火」など6種類。
果実そのものを味わっているかのような「柚子」は、繊細な香りの緑茶を合わせたくなる味。個人的には、遊び心溢れる「花火」が楽しくて気に入りました。こちらはスパイス入りの紅茶とも相性がよさそう。
スーパーフード「カカオニブ」のフロランタン
フロランタンというお菓子をご存知でしょうか? 日本国内では、クッキー生地にキャラメルと混ぜ合わせたアーモンドをのせて焼き上げるのが主流。同店では、そのままでもおいしいフロランタンにポリフェノールたっぷりのスーパーフード「カカオニブ(※焙煎したカカオ豆を砕いたもの)」をプラス。バターの風味豊かなサクサクのクッキー生地に、カリッとしたカカオニブとアーモンド、コクのあるキャラメルのハーモニーがおいしい1品です。
試食ではパズルの形に切り分けられていました! なんてキュートなのでしょう。フロランタンのほかにも、カカオニブを甜菜糖の衣で包んだものや、カカオニブをアカシアハニーに漬け込んだものなど、カカオニブを使った新商品が登場します。
南国の味が口いっぱいに広がる「カカオのジュース」に注目
雪のように真っ白い、カカオの果肉から作られたジュース。カカオはみなさんもご存知のとおり、チョコレートの原料となるものです。カカオの実(カカオビーンズ)を覆う果肉の部分のみをジュースにしたものが「100%カカオパルプジュース」ということで、みなさんは味の想像がつきますか?
さて、希少価値の高いこのカカオパルプジュースが期間限定で登場! ほんのり甘く、程よい酸味もあって、とてもフルーティー。スムージーのような口当たりです。
カカオポッドを割ると、白いカカオの実があらわれます。これこそが、カカオパルプ!
(C)Matsumuro MAGIE DU CHOCOLAT
産地はもちろん、同じ原産国であっても農園ごとにカカオパルプの味は変わるのだそう
(C)Matsumuro MAGIE DU CHOCOLAT
このカカオの果肉、10キロのカカオ豆から500gほどしか取れない希少価値の高いもの。そして鮮度を保つのがとても難しいと言います。
これまで数々のショコラ専門店へ足を運んでいますが、果肉をいただいたのは初めての経験! 感動しました。「“カカオ=フルーツ” だとということを表現したかった」という松室シェフ。ライチやサワーソップという南国フルーツの味に近いのですが、なかなか想像するのが難しいかも。カカオ豆果肉100%のおいしさ、みなさんもご自身の舌で確かめてみては?
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このほか、モエ・エ・シャンドン社の上質なスパークリングワイン「シャンドン ブリュット」を贅沢に使用した、ピンク色のキュートな「シャンドンの極上生チョコ」も新登場。
マジドゥショコラについてもっと知りたい方は、「ビーン・トゥ・バーのチョコ専門店、「マジドゥショコラ」が自由が丘にオープン!」もあわせてどうぞ。
magieduchocolat.com
営業時間:10:00-19:00(カフェL.O 17:30)
定休日:火曜日
住所:〒158-0083 東京都世田谷区奥沢6-33-14 1F
アクセス:東急東横線 / 東急大井町線 / 自由が丘駅徒歩3分
tel.03-6809-8366
fax.03-6809-8369
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