【世界ひとり飯36】台北西門でスルメご飯と目玉焼き乗せ魯肉飯を

Posted by: 石黒アツシ

掲載日: Nov 1st, 2020

世界50カ国以上を一人旅した筆者が、世界で出会い心に残った料理をご紹介。台湾・台北の原宿ともいわれる「西門」は、アパレルのお店に、生活雑貨、カルチャー系の本やグッズなどを売るお店が集まっていて、休日にはたくさんの人が訪れます。人が集まるところにおいしいものあり!今回はちょっと珍しいかもしれないご飯もの2つです。

スルメご飯

西門はぶらぶらするだけでも楽しい!

西門紅楼

地下鉄の西門駅を出ると、まず目に入るのがこのレトロな建物。「西門紅楼」には、新しい感覚のショップやカフェが入っています。ここを起点に、駅の西側を散策して、おみやげを物色したり、斬新なデザインのTシャツを眺めたり。台湾の蔦屋書店といわれる「誠品生活」も一見の価値ありです。

そんな西門ですが、面白そうなお店の間に、おいしそうなお店があるんです。

天天利

今回のお店はこちら「天天利美食坊」。いかにも台湾の大衆食堂といった見かけで、もちろん味もいかにも台湾食堂のおいしさ!ほんと、気軽に入れます。

天天利

表に向いたカウンターには、下ごしらえが済んだ食材が並び、注文をすればここでササっと仕上げてくれます。早い、そして値段もリーズナブルです。

スルメイカご飯っておいしいんだ!

スルメご飯

このお店、日本語のメニューもあります。上がメニューに「スルメご飯/BBQソース味付け」と書かれたもの(65台湾元/約240円)です。とろみがついたスープをご飯にかけて、スルメイカをのせてBBQソースをちょっとかけたもの。ご飯は煮こんでいないみたいなので、サラッとしています。スルメイカの旨味がしっかりとスープに出ていて、これはおいしい。

スルメ

同じ値段で、スルメラーメン、スルメビーフンスープ、スルメ春雨スープ(いずれも「BBQソース味付け」)もあって、どれもおいしそう。小腹が空いた時にサクッといただくのにもうれしい小さいサイズです。

ほかに、白い紋甲イカを使った、同じメニューもあります。

魯肉飯には煮卵だけじゃない!目玉焼きもいい。

ルーローハンの具

さて、イカが入っている大鍋の隣にはおいしそうな魯肉飯の具が入った鍋が。これ、やっぱり食べたくなります。メニューを見ると「豚バラご飯+たまごの煮物」ということで、こちらも食べることにしました。サイズは2つあって、Lだと60台湾元(約220円)、Sだと40台湾元(約150円)。Sにしました。

ルーローハン

運ばれてきたのがこちら。「あれれ、これでは目玉焼きご飯じゃないの?」と、何かの間違いかもしれないと思ったのですが、なんだかおもしろいのでたまご焼きをめくってみます。

ルーローハン

はい、ちゃんと魯肉飯が隠れてました。メニューには煮卵と書いてありますが、実際には目玉焼き。これは初めて体験する取り合わせでしたが、たまごはやっぱり魯肉飯に合います。

小さいサイズがうれしい台湾の大衆食堂

台湾の大衆食堂の一食は小さなサイズ。ちょっとしたおやつ替わりでもいいし、おなかが空いていれば2つ食べればいい。そうすれば、おいしいもの2種類食べられてうれしいという一石二鳥です。それに、価格もリーズナブルなので気軽に楽しめます。

天天利美食坊
住所:108 台湾 Taipei City, Wanhua District, 漢中街32巷1號
電話:+886 2 2375 6299
営業時間:10:00〜22:30
定休日:月曜

[All photos by Atsushi Ishiguro]

PROFILE

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

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