英会話上級者は基礎英語を使いこなす!
英語ネイティブの日常会話ではdo, go, make, give, haveなどの中学1年生で習うような動詞が頻繁に使われます。英会話上級者への近道は、難しいボキャブラリーを増やすことより基礎英語の使いまわしをマスターすること!今回は、“Take”をいっしょにマスターしましょう。
“Take”の基本は「取る」
“Take”の一番わかりやすい基本のイメージは「取る」です。手を伸ばして物を「取る」場合や、写真を「撮る」、時間、スペースなどを「取る」と言うような場面でも使われます。例文とともに見ていきましょう。
例)I took a guidebook from the shelf.
本棚からガイドブックを取った。
I need to take a day off to go to see a doctor.
病院に行くために休みを(一日)取らないといけない。
My sister took so many photos at her best friend’s wedding.
妹が親友の結婚式でものすごい数の写真を撮った。
「交通機関に乗る」という意味の“Take”
電車やバス、タクシーなどの交通機関に「乗る」と言うときは、“Go”を使わず“Take”が正しい言葉のチョイス。
例)You need to take a bus to the shopping centre.
ショッピングセンターへはバスに乗っていく必要があるよ。
この場合“Use”を用いて「バスを使う」というふうに言うことも自然です。ここで気を付けたいのは、自分が所有する車を使って移動する際は“Take”は使えません。あくまで、交通機関を使った場合のみ“Take”を使います。
これが一番使える!「いる、必要だ」というときの“Take”
「〇〇がいる、必要だ」と言いたいときに便利なのが“Take”です。
例)It takes patience.
忍耐力が必要だ。
It took a long time to read that book.
あの本を読み終えるのに、ものすごく時間がかかった。
特に「時間が○○分(○○時間)かかる」と言いたいときには、“It takes ○○minutes (hours)”というフレーズを決まり文句として覚えておくことをおススメします。
「連れて行く」というときの“Take”
日本語の感覚ではすこしわかりにくい“Take”の使い方に「連れて行く」というものがあります。
例)I took her to Disneyland for her birthday.
彼女の誕生日にディズニーランドに連れて行った。
「受け止める」という意味の“Take”
“Take”は「受け止める」という意味で使われることもあります。これを使いこなせると一気に英会話上級者感が上がる、知っておきたいフレーズです。
例)My brother failed to pass the exam, but he took it well.
弟は試験には落ちたけれど(落ち込んだり、自暴自棄になったりせず)うまく受け止めていた。
Take it easy!
気楽に行こうよ。
You need to take it seriously.
真剣に受け止めないといけない。(まじめにやりなさい!)
万能動詞“Take”を極める!
Do, go, haveなどの使い方が限りなくある万能動詞を上手に使いこなせると、英会話が一気に自然聞こえてきます。万能動詞の中でも重要な“Take”をぜひマスターしましょう。
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