“Way”の基本イメージは「道、方向」と「方法、手段」
“Way”には「道、方向」と「方法、手段」という意味があります。
例)This is the way to my school.
これが、私の学校へ行く道(行き方)です。
The best way to lose weight is exercising.
やせるための最良の方法は運動をすることです。
“Way”には本来の「道」や「方法」の意味から派生したフレーズで、ネイティブが頻繁に日常会話で使う決まり文句がいくつかあります。
実は奥が深い!“No way”の使い方
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“No way!”で「そんなやり方はない!=いやだ」という意味で使われます。ところが、最近の日本語の「やばい」の使い方に似ていて、ポジティブな意味で「すごい」というような場合にも使う人が多く、なかなか奥が深いフレーズです。
例)He is going to see Taylor Swift tonight.
彼は今晩、テイラー・スイフトのコンサートに行くんだって。
No way! Fantastic!
すごい!最高だね!
“Way to go” 「その調子!」
人を励ましたり、ほめたりするときにも“Way”を使うことができます。“Way to go”で「進めるための(正しい)方法」という意味で、「その調子!でかした!」という意味になります。“Well done!” や“Good job”とほぼ同様の場面で使えます。
例)I got an A in my English exam!
英語のテストでAが取れた。
Way to go!
その調子!でかした!
“All the way”「わざわざ、ずっと」
“All the way”で「わざわざ、はるばる」という距離感と「ずっと」という時間の両方を表現することができます。
例)Thank you for coming all the way from Tokyo.
東京からわざわざ来てくれてありがとう。
I will support you all the way.
ずっとサポートするよ。
“By the way”「ところで、そういえば」
日常会話やメールなどで話題を変えたいときなどにものすごく便利なのは、“By the way”です。メールや携帯でのメッセージなどでは、“By the way”を“BTW”と略すこともかなり一般的です。
また、初対面の人や、顔は知っていて少し話すけれど名前はまだ知らないというような人との会話中に、あらためて自己紹介をする際には、“By the way”を言ってから「私は○○です」という言うのがイギリスではマナーのようになっています。
例)Good morning, your dog is so sweet.
おはよう。あなたの犬、とってもかわいいですね。
Thanks. By the way, my name is Angela. Nice to meet you.
ありがとう。ところで、私はアンジェラです。よろしく。
「やりすぎ」というときに使う“Way too ○○”
“Way”は方法や道といった名詞として使うばかりではく、「ものすごい」という“Very”に近い意味で使われることもあります。
例) It is 200 pounds.
200ポンドです。
What!? that’s way too expensive!
え!それは高すぎるよ。
“Way too ○○”のところに“Big”(大きい)、“Small”(小さい)、 “Far”(遠い)、“Much”(多い)などを入れて使うと「○○すぎる」という意味になります。
今回は“Way”を使った便利フレーズをご紹介しました。“Way to go!” “By the way”など、決して難しくないフレーズなので、考えずに一息で言えるように練習しておくと、会話が一気にナチュラルになるのでおすすめですよ。
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