「下に」という位置を表す基本のUnder
Underには「下に」という位置を表す基本の意味があります。
例)Look under the table.
テーブルの下を見て。
There’s nothing new under the sun.
太陽のもとでは何も新しいものはない。
(この世には何も変わり映えすることはない。)
では、それ以外によく聞くUnderを使った便利な表現方法を見ていきましょう!
「未満の」という意味のUnder
時間、距離や年齢などUnder ○○で「○○未満の」ということを表現できます。
例)Children under 6 are free to enter.
6歳未満の子どもは入場無料です。
細かいことですが、Underは「未満」であり「以下」ではありません。つまり、Under 6は、6歳未満なので5歳までは無料ですが6歳からは有料ということになります。
ここで、スポーツなどでよく使われるU18、U23などの言葉を思い浮かべて「??」と思う人もいるかもしれません。サッカーのU18は、Under 18(18歳未満)のチームを指します。ところが実際のU18チームには18歳の選手も多くプレーしていることから、18歳以下と勘違いしてしまいがちですよね。
どうしてUnder 18(18歳未満)なのに18歳の選手もプレーできるのかというと、Under 18でプレーできるのは「そのシーズンが始まる前日に18歳未満であること」が条件だからです。つまりシーズンが始まる前日に17歳、もしくはそれ以下の選手がU18のチームでプレーでき、シーズン中に18歳になる場合はプレー可能のため、18歳の選手もOK!
紛らわしいですが、Under ○○は「○○未満」と覚えておきましょう。
「○○中の」という意味のUnder
Underは「○○中の」という動作や行為の途中であることを表すときにも使われます。
例)Your suggestion is under consideration.
あなたの提案は検討中です。
My mobile is under repair.
私の携帯は修理中です。
「○○の影響を受けている、支配下にある」という意味のUnder
Under ○○で「○○の影響を受けている、支配下にある」という意味でも広く使われます。
例)Don’t worry. Everything is under control.
心配しないで。すべて順調だから。
Under control の直訳は「制御の支配下にある」ですが、「予定通り、順調に進んでいる」という意味でよく使われます。
Under the weatherってどんな気分?
ころころと天気が変わるイギリスでは、天候にまつわるおもしろいイディオムがたくさんあります。
例)Hey, John! How are you?
やっほー、ジョン!元気?
I am a little bit under the weather, but alright, thanks. And you?
少し体調がイマイチだけど、まあまあだよ。ありがとう。君は?
Under the weather は「天気の下にいる」ではなく「イマイチ体調がすぐれない、本来の調子ではない」というときに使われるとてもイギリスらしい表現です。深刻な病気というわけではなく、二日酔い、寝不足、風邪の引きはじめなど、なんとなく本来の調子ではないときに使われます。
ビジネスや旅行、交通機関での案内など、わりときちんとした場面で使われる表現も多いUnder。うまく使えると、My mobile is being repaired (携帯は修理中です)というような込み入った文章をMy mobile is under repairと簡単に表現することができるなど、文法的にも間違える心配が少なくなります。
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