知らないと損をする英会話術75:聖火リレー、東京オリンピック関連の英語表現

Posted by: フレッチャー愛

掲載日: May 23rd, 2021

いよいよ東京オリンピック開催まで2カ月。本当に開催できるの!?賛否が分かれるオリンピック開幕に関するワードや、聖火リレーについて英語で話せるにようになりたい!

東京オリンピック
(C) Jo Galvao / Shutterstock.com

迫る東京オリンピック

いよいよ東京オリンピックの開催が近づいてきています。2021年3月からは聖火リレーもスタート。コロナ禍での開催に関して意見も分かれる東京オリンピックですが、この時期話題になりやすいオリンピックに関する表現方法をいっしょに確認しましょう!

気を付けて!オリンピックは複数形

まずは基本の基本!オリンピックは以下のように表現できます。

Tokyo Olympic games, Tokyo Olympics 東京オリンピック

東京五輪、ロンドン五輪のように1回のオリンピックを表現する際も、Olympic games(オリンピック競技)と複数形を使います。一般的に使われるOlympics(オリンピック)もsを付けて複数形にすることを忘れずにしましょう。

パラリンピックは実は新しい言葉

パラリンピックの競技
(C) FocusDzign / Shutterstock.com

筆者の住むイギリスでは、オリンピック同様にパラリンピックも大変な盛り上がりを見せる大切なイベントですが、現在のようにオリンピック・パラリンピックが同じ時期に同じ都市で開催されるようになったのは、かなり最近の1988年ソウル大会から。では一体、パラリンピックってどういう意味?

パラリンピックは、もともとParaplegia(パラプレジア、脊椎損傷の)のパラとオリンピックをくっつけた造語です。現在は広く身体障がい者のスポーツ競技大会を指しますが、開始された当初は下半身に何等かの不自由がある車いすの方たちがメインの競技大会だったためです。

現在は、パラレルなどと日本語でも使われるようにPara(パラ、平行の)という意味で「オリンピックと平行して行われる競技大会」という解釈でParalympicsとして定着しています。

「開催」って何て言う?

「オリンピックを開催する」と表現したいときにはhold, hostのふたつの言葉がよく使われます。

例)Tokyo will host (hold) the Olympics this summer.
東京は、この夏オリンピックを開催します。

聖火リレーに関するワード

聖火リレーのトーチ
(C) Ververidis Vasilis / Shutterstock.com

賛否両論、議論が別れる聖火リレーに関しても基本の単語を押さえておくとスムーズに会話を進めることができるでしょう。

The Olympic flame 聖火

The Olympic torch relay 聖火リレー

The Olympic torch bearer 聖火ランナー

ついついランナーと言いたくなりますが、走る必要はないためBearer(担う人、もって運ぶ人)という言葉を使います。

また、連日ニュースでも聞く「聖火リレーを辞退する」というときは、Decline, turn downを使います。

例)The ex-Olympian declined to be a torch relay bearer due to the coronavirus crisis.
元オリンピック選手はコロナ禍の影響のため、聖火リレーを辞退した。

【上級編】「物議をかもす」という意味のControversial

議論

オリンピック開催についての話題など、注目があるけれど意見が分かれるトピックについて会話するときに知っておくと、とっても便利な言葉があります。それはControversial(コントロバーシャル)「物議をかもす、意見が分かれる」という言葉です。

例)What do you think about the Olympics this summer?
この夏のオリンピックについてどう思う?

Well, that is a controversial one, but I think it should be cancelled.
それは意見が分かれるけれど、私は中止するべきだと思う。

オリンピックネタだけに限らず、意見が分かれる、物議をかもすことがわかっているトピックに関しては、自分の意見や考えを言う前に「Controversialなトピックだよね」と一言言っておくことで「賛否はあるかもしれないけれど、自分はこう思うよ」というニュアンスを付け加えることができます。

コロナからの復興も目指せ!「復興五輪」

東京オリンピック
(C) kovop58 / Shutterstock.com

残念ながら海外ではまったく浸透していないオリンピック関連の言葉に「復興五輪」があります。強いて英訳するならばRecovery Olympicsと訳されることがありますが、もともと地震の多いイメージの日本が10年近く前の東日本大震災からの復興をスローガンに掲げてオリンピック開催に向かっていることは、世界ではピンと来る人が少なく、ほとんど発信されていません。ただし、本当に開催が安全に実現した場合は、東日本大震災からだけはなく、コロナ禍からの復興五輪(Recovery Olympics from Covid)として歴史に刻まれることになるでしょう。

[All Photos by Shutterstock.com]

PROFILE

フレッチャー愛

Ai

20代のころからイギリス在住。科学者。フットボールに夢中な男の子の母親として奮闘中。ヨーロッパ各地のマーケット(蚤の市)散策、ワイン、見晴らしのよい絶景スポット、特に海が大好き。 世界のどこにいても、毎日を気楽に楽しめるヒントを共有していきたいです!

20代のころからイギリス在住。科学者。フットボールに夢中な男の子の母親として奮闘中。ヨーロッパ各地のマーケット(蚤の市)散策、ワイン、見晴らしのよい絶景スポット、特に海が大好き。 世界のどこにいても、毎日を気楽に楽しめるヒントを共有していきたいです!

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