相づちにバリエーションを持たせることで、よりネイティブに近い英語へ
ホテルのチェックインのとき、空港での手続きのときなど、何かを説明してもらっているときって「はい、しっかり聞いていますよ。理解していますよ」という意思表示として相づちを打ちたくなるものです。
その際にYesばかりを連発していませんか?日本語でも「ええ」「はい」「そうですね」「なるほど」などバリエーションがあるように、英語でもYes以外の相づちを使いこなせると、会話が一気に楽に進められます。
簡単な相づちはこんなにある!
では、具体的にYes以外の相づちと、実際に使いやすい場面を見ていきましょう。
OK オッケー
OKは、日本語とほぼ同様に「OKです」「そうですか、わかりました」というようなときに使えます。
例)The breakfast will be served from 7:30am.
朝食は朝7時半からになります。
OK.
オッケーです。
I see. なるほど
知らなかった情報を教えてもらったときなどには、I see (なるほど)を使うと自然です。日本語の「そっか、そうなんですね」に近いニュアンスもあります。
例)Often it’s cheaper to buy return tickets than buying 2 separate single tickets.
往復のチケットのほうが、片道を2枚別々に買うより、たいてい安くなります。
I see.
なるほど。
Right. そうですね
Rightは「右」という意味もありますが、「正しい」という意味もあり、Right一言で「そうですね」という相づちになります。ただし、このRightを、皮肉を込めて「だよねー!ってそんなわけないし」というような逆のニュアンスで使うことも多くあります。
例)Apparently, he worked all night so he overslept.
実は、彼は一晩中働いていたから寝坊したんだって。
Right.
ふーん、そうなの。(ほんとなの?あやしいなあ、というニュアンス)
Sure、Of course もちろん
Sure とOf courseは「もちろん、了解しました」という意味で使われます。Sureのほうが気負っていない「いいよ」という気軽さが表現できます。
例)When you check-out tomorrow morning, you just need to drop the card keys on this box.
明日の朝にチェックアウトするときには、カードキーをこの箱に落としてくだされば結構です。
Sure.
はい、わかりました。
I know. そうですよね。
相手の言っていることに「そうよね」と共感するときに便利なのは、I knowです。
例)The traffic has been so bad recently, it took me more than an hour to get to the office this morning.
最近、渋滞がひどくて、今朝なんてオフィスに来るのに1時間以上かかったし!
I know.
そうですよね。
一気に英語が上達して聞こえるAbsolutely、Definitely、Exactly!
海外ドラマなどでもおなじみのAbsolutely, Definitely, Exactlyという3つのフレーズ。お店などでのやりとりや、日常生活では欠かせない一言です。3つとも「絶対に!」「その通り!」というような強い肯定を表すときに使われます。微妙に異なるニュアンスを場面ごとに見ていきましょう。
お願いごとに対しての「もちろん、かしこまりました」
レストランで「メニューをください」、または友達同士で「そのお水とって」などのように、ちょっとしたお願いごとをされたら「もちろん」という意味でAbsolutelyを使います。
例)Can I have a margarita pizza please.
マルゲリータピザをお願いします。
Absolutely.
かしこまりました。
誘いを快諾するときの「もちろん!」
「今度○○しようね」というような誘いに対して「もちろん、絶対に○○しよう!」というようなときに使われるのはDefinitely!(絶対に!)が自然です。Absolutely(絶対に!)も同様に使えるのですが、Exactlyは使えないので注意しましょう。
例)We should have a proper catch-up soon!
近いうちにちゃんと会おうね!
Definitely!
ぜひ!
「まさしく!その通り!」というときのExactly
友達との会話が盛り上がってきて、「まさしく!その通りなのよ!」という強い共感を示すときにはExactlyを使います。
例)At the end of the day, she’s only thinking about herself.
結局、彼女は自分のことしか考えてないのよ。
Exactly!
その通り!
ただし、この場合はAbsolutely やDefinitelyを使うこともOK。
英語ネイティブは、Absolutely, definitely, exactly を本当によく使います。英会話中はもちろん、海外ドラマや映画などを見る際は、どんな場面でどのワードを使っているか意識すると自信にもつながりますよ。
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